2018年5月17日木曜日

ジャストライクへベン! 天国のようなバラ園。

行ってきました「京成バラ園」。
いろんな意味で「聞きしに勝るバラ園」です。バラの開花ピークには、週末は半径3Km以上が大渋滞するので、車で行くとメンタルが死にます。

やっとの思いでゲートをくぐると・・・


















「恋するバラ園」のテーマローズたちがお出迎え。

















そのあとに目の前に広がるのは、かつて見たことがないほど視界いっぱいに広がる色とりどりのバラたちでした。










「こりゃ、天国に来た気分だ!!!」を5分おきにつぶやく園内。


















青空をバックに、あおり気味に撮るのが好きです。






















もう販売終了となってしまった「パット・オースチン」。「なぜ、買っておかなかったのだろう・・・やっぱり一番好きなバラだ!!!」と、後悔の念が大量におしよせます。


















「ワイルド・ローズ」のエリア。 近所の緑地で勝手に生えては駆除される「ノイバラ」にかぎりなく近いです。


























「こんなシンプルな花から、多くの国と地域で、数え切れないほどの品種が作られて来たんだ」と思うと、情熱と時間しか解決できないことがあるんだと、思い知らされます。

























そして、私が植物と接するたびに確信することは、「人の手によって繁殖、交配され、多くの品種が誕生した植物すべては、人をはぐくみ、癒し、暮らしを豊かにしたからこそ必要とされてきたことの証であり、歴史上人類との共存に成功した植物であることは、ゆるぎのない真実。」、ということです。








































その植物をはぐくむ環境もふくめて、後世に引き継いでいける努力をしていこう、と思います。

2018年5月10日木曜日

大型連休の終わりとSANlight+PlesseyのLED比較。

今回の秋冬(しゅうとう)室内栽培は、栽培ランプHPS600Wから、LEDにチェンジしたおかげで室温が上がりすぎなくなったので、秋冬春栽培へと延長できそうです。

フルスペクトラム栽培専用LED「Plessey ハイペリオン」は、パネルタイプのLED(400W)です。パネルタイプの栽培LEDは、従来のHPSやMHなど消費電力が大きな栽培用ランプユニットの代替品としてデザインされたので、中央にド〜ンッッッとハンギングして栽培スペース全体をカバーします。

















なので、「Plessey ハイペリオン」のようなパネルタイプのLEDは、300W以上の消費電力が大きなものがほとんどです。そしてHPSやMHを使いなれているホビーガーデナーにとって、「セッティングがわかりやすいので導入がカンタン」、というメリットがあります。反面のデメリット、というより特徴として、LEDといえどもランプ直下に放射される光と熱が集中しやすくなり、いわゆるホットスポットとデッドゾーンが多少なりとも発生します。

























一方で、同じくフルスペクトラム栽培専用LED「SANlight」S2WとS4Wは、バータイプのグロウLEDです。バータイプの栽培LEDの特徴は、各ユニットのワット数が小さめで、100W前後のユニット製品がほとんどです。























なので、「SANlight」のようなバータイプのLEDユニットは、栽培スペースの広さに合わせて、複数セッティングする必要があります。ひとつのランプさえコントロールすればよいという手軽さはありませんが、パネルタイプのLEDとちがい、光も熱もスペース全体にバランスよく放射されるので、より少ないワット数で栽培スペース全体をカバーできるうえに、同ワットのパネルタイプのLEDを設置した場合と比較すると収穫率が上がります。





さて、大型連休が終わると、一年の折り返しである6月があっというまに訪れます。
雨上がりのあとのパクチーの花は、一見の価値があります。
































5月以降の大型連休は、ことごとくお天気のよい日に恵まれまして、おかげさまでバラどもが一気に咲きひらき、暑さで散ってもいきました。


















スーパースライブを使い始めてから、バラたちの茎が太くなり、花がバランスよく咲くようになりました。去年までは液肥で育てていたこともあり、養分が集中した花がでかくなりすぎて茎がポキポキと折れ、モレなく花がだらんと地面をむいてしまいました。が、今年のバラどもはみんなシュッと上を向いて咲きました。
























日当たりの悪い北側に植えられて、枯れそうになりながらも今シーズン復活した大人気定番のピエールドロンサール。花付きはマックスではないですが、花いろが鮮やかに咲き、よみがえってくれました。


















その他いろいろなバラたちも、手をかけた月日の1/10ほどの日数で咲いては散っていきます。花開く日を待ちこがれすぎるので、咲いてしまえば散る寂しさが日々大きくなる一方です。






































そんな気分を紛らわせてくれる庭の生き物たち。「アリンコにしては、動きが不規則で早すぎるな。」と感じたらそれはたぶん「アリグモ」です。

















正面から見ると、ちゃんとクモのお顔をしています。




















「赤い卵を抱えているのなか? かわいいな。」と思いましたが、これはタカラダニに寄生されてしまったハエトリグモでした。


















アーティーチョークの大きな葉にかくれて、獲物を待ち受けているカナヘビがいました。ウチのカナヘビは、冬眠から目覚めると「ミミズコンポスト」にあつまる虫たちを大量に食べて巨大化します。 我が家のネコたちが窓ごしにロックオンしますが、どうせ外には出られないと知っているカナヘビは、思わせぶりにネコどもの目の前をチョロチョロしたり日向ぼっこしたりしてます。














2018年5月2日水曜日

ガーデニングシーズンのスタート時期に「SUPERthive」

さて、寒く厳しい冬を超えてフレッシュな枝を伸ばしているバラは、春の訪れのワクワク感を倍増させます。こんなバラたちの新芽にもスーパースライブ!  

スーパースライブの一般的な分量目安 :
https://www.daikage.net/home/nutrients/superthrive/


スーパースライブのバラでの使い方 :
https://www.daikage.net/home/nutrients/superthrive/roses/


ことさら、「うちのバラはゼンブ鉢植え。」という方や、前シーズンに茎数が少なくなってしまったバラには、スーパースライブの希釈液を水やりするだけでなく、新芽に葉面スプレーすると、根がよく伸びるので新芽ものびるのびる!

























「グイグイ伸びるバラの枝葉を見ると、ついつい肥料をあげすぎちゃうのよねぇ!!!」という私の場合、そのせいで花がでかくなりすぎて頭でっかちになったり、花びらが多すぎてキレイに開かないことが多発しました。

しかし今年は、ラレーヌビクトリアのツボミがでてから週に一度ほど、スーパースライブの葉面スプレーを続けたところ、バランスのよい咲きかたとなりました。スーパースライブのおかげで、花芽がついてからも根の活力が落ちずにすみ、バランスよく肥料を吸収できているからだと思います。







































バラのついでにスーパースライブを葉面スプレーしていた実生苗の「ディアスキア」も、よく咲きました。めでたしめでたし。

















家の鉢植えバラどもも、とっても調子がよいので、このブログは今後も「バラが咲いたよ! こんなに咲いた!」自慢が続く予定です。
とはいえ、順調に花芽がついているときは、水10Lにスーパースライブを一滴ほどにしたほうが開花や果実の肥大がスムーズです。



ネイティブプランツにも「SUPERthive



スーパースライブの多肉植物(乾燥地帯に生息する植物)への与えかた :
https://www.daikage.net/home/nutrients/superthrive/cactus/

リューカデンドロンやプロテアなど、ひんぱんに肥料や水を与えてはいけないネイティブ・プランツにとって、スーパースライブの葉面スプレーは強い強い味方です。決してお手頃プライスではない彼らを枯らしてしまうと、それがトラウマとなり苦手意識がつきまといがちです。そんな時は、スーパースライブ!  バラのついでに葉うらにスプレーしています。



























レアプランツにも「スーパースライブ


エアプランツをはじめ、希少な多肉やサボテン、それにシダ類は、小さい頃ならお安めなお値段でGETできます。 しかしなかなか大きくならないまま、いくつかの夏を越す頃に枯らしてしまう、ということはよくあること。このようなインテリア・グリーンとして人気のある植物たちの多くは、根っこからではなく、葉っぱから養分を吸収する方が得意です。 なので、活動期や乾燥が気になった時には、スーパースライブにベース肥料をわずかな量だけプラスした希釈液を葉面スプレーすると、めざましく生長させることができます。 エアプランツは根を出させると、はるかに生長がはやくなるので、アイアンのカゴなどに水苔をしいて、そこに入れてあげつつ葉面スプレーすると、枯れる気がしません。


















3月にやってきた「ドリナリア・クエルシフォリア(カシノハウラボシ)」のおふたり。全長50cmほどあります。冬の間は緑色をした葉がなくなるようなので、「オブジェ? 葉っぱのうつわ?」ときかれてしまうルックスです。これもスーパースライブを根にあたる部分にスプレーしています。































やっちまったら「SUPERthive

悲しいことに、秋からガンバって咲いてくれていた寄せ植えのなかの「フランネル・フラワー」がイジケていました。茶色くしおれた葉っぱを取りのぞくと、こんな哀れな姿に!!!
こういう状態になった苗は、たいてい根がほとんどなくなっているので、茎を持ちあげてみると土からスポッとカンタンに抜けます・・・しかし今回はあきらめません、だってスーパースライブがあるじゃないか!!! ということで抜いた苗をスーパースライブフィッシュボーンの希釈液に15分ほど浸してから、ココ培地にそっと植えなおし、おなじ希釈液を毎朝葉面スプレーしていたところ・・・


















おおっ! 新芽がでてきました!!! あとは新芽が大きく展開すれば、根っこが回復したことを意味します。ちみなにフランネル・フラワーは、ブルーベリーとおなじくらい低めのpH値の酸性土を好みますので、用土に無調整ピートモスをまぜるか、pHダウナーで5.2ほどにした培養液を与える必要があります。




















これは、先月はじめに葉っぱをヨトウムシに食い尽くされた「ロマネスコ」です。 それ以来、培養液を与えるとともに、スーパースライブを葉面スプレーしてきましたが、春の陽気も手伝って、ここまで回復しました。

























当時をふり返れば、ヨトウムシに喰われた直後の2月7日は、こんな悲惨な状態でした。



















そして最近のもっとも「キング・オブ・やっちまったでショー」な、アップルマンゴーの接木苗。




























冬の間に病気にやられて接木部分が腐り落ちてしまいました・・・が、ため息をつきながら、土が乾けばスーパースライブを加えた培養液を与え、スプレーしつづけたところ台木から新芽が!!!

台木の品種を大事に育ててまいります。
























ということで、ゴールデンウィーク中に水切れを起こさせて萎れさせてしまった植物たちの回復や、出先でGETした苗の植え替えにも、スーパースライブ!!! 






スーパースライブと発根剤で挿し木苗を成功させよう。

 さて、気がつけばもう5月、本格的なガーデニングシーズンの到来です。撒いたり植えたり増やしたり!  



ホビーガーデナーのみなさまは、きっと毎週末お忙しく過ごされているかと思います。そこで今回は、種まき、芽挿し、そして芽吹き、さまざまざまな植物たちのスタートをパワフルにサポートしてくれる資材をピックアップしてみました。



発芽、芽挿しや、挿し木のための資材。



苗のはん殖をサポートしてくれる資材を大きく分けると


  • 発根剤
  • 根の活力剤
  • 活性ビタミン剤
  • 幼苗期専用肥料


上の4種類の資材たちゼンブが、春になって活動しはじめた植物たちの根っこを伸ばして生長を早めたり、発芽を促進したり、小さな苗の根を生長促進します。「根っこを伸ばすためのものなんだから、使い方なんてゼンブおなじでしょ?」と思いがちですが、実は少しずつ違います。







発 根 剤




発根剤:
まず「挿し木、芽挿し」など、まだ根を持たないカット苗に使う「ROOT!T ジェル」は、発根剤にカテゴライズされます。発根剤は、カットした切り口の細胞壁をこわすためのものです。 そして発根作用のある成分を細胞内部にダイレクトに吸収させて、根に変わるカルスをつくるメカニズム。 発根剤は、あくまで切り口にのみ作用するので、切り口をジェルに浸してからクローンマシーンにセットするのが正しい使い方です。 しかし、根っこがでた苗や発芽苗には必要ありませんし、葉面スプレーで与えることには意味がありません。


発根促進スプレー:
これらの苗に葉面スプレーで与える「ROOT!T カッティングミスト」と、「スーパースライブ(SUPERthrive)」は、気温の変化や植えかえによるダメージやストレスから植物を守り、活着をはやめて植物の健康をトータルでサポートするビタミン剤です。 
ROOT!T カッティングミスト」は、挿し木枝や芽挿しの葉っぱにスプレーして葉や茎に含まれる余分なチッ素成分を減らすことで、発根率をアップさせます。
濃縮ビタミン剤スーパースライブ」は、葉面スプレーはもちろん、希釈してクローンマシーンの培養液として与えると発根が早くなります。





根 の 活 力 剤

根の活力剤である「ルート・スティミュレイター」、「リゾトニック」、「フィッシュボーン」は、根っこや葉っぱから吸収させることで、根の細胞を大きくしたり分裂させたりして根を増やす効果があります。根の活力剤たちの有効成分は、根っこ、または、葉面からしか吸収できないので、発根するまでは葉面スプレーで与えないと植物は吸収できません。






つまり根の活力剤は、クローンマシーンの培養液に入れても、あんまり意味がないのです。カット苗が発根するまでは、根の活力剤の希釈液を毎日葉面スプレーするのがベストです。 そして、根出たく発根したら、培養液として与えるのが正解です。

一方、発芽苗は、すでに根っこを持っているので、葉面スプレーだけでなく水やりで与えることができます。






挿し木、挿し芽での基本的な使い方

STEP : 1

まず水1ℓに「キャナ・スタート1ml」、「スーパースライブ0.25ml」、「リゾトニック4ml」をくわえ、pHダウン剤でpH値を5.5〜5.8に調整した培養液に、カットした新芽か横枝を浸し、枝に吸収させます。(リゾトニック以外の根の活力剤でも大丈夫です。)




STEP : 2

STEP : 1と同じ培養液を、発根培地にたっぷりと含ませます。




STEP : 3

つぎに、新芽や挿し木の切り口を発根剤ROOT!T ジェル」に浸したら、手際よく培地にセットしていきます。培地に挿した面を指で軽くおさえて枝や芽がグラグラしないように固定します。


















STEP : 4 

根っこがでるまでの約1〜2週間は、湿度を高めに、しかし蒸れないように見守り、1日数回、「ルート・スティミュレイター」、「リゾトニック」、「フィッシュボーン」いずれかの根の活力剤と「スーパースライブ」を加えた希釈液を葉面スプレーします。







暑い季節や発根しにくい植物の場合は :
発根しにくい部位や植物の場合は、発根するまで長丁場となります。STEP : 3まで同じですが、気温が30℃くらいになる季節は、室内で管理すると蒸れて腐りやすくなってしまいます。

関東では5月以降は、このような大きなプランターや植木鉢の土の上で、半日陰になって風通しの良い場所に挿し木のポットを置いて、培地がカラカラに乾かないように毎日見ててあげると、一定の湿度、光、酸素が保たれて発根しやすくなります。








湿度を高めに保つと、よい理由
挿し木や発芽苗の管理で、湿度を80%〜90%と高めに保ったほうがよい理由はいくつもあります。挿し木の場合は、葉や苗の細胞を乾燥から守るためですが、湿度が高いと細胞の分裂がさかんになる、細胞の老化を防ぐ、傷口の修復が早まる、といった効果があります。

さらに、湿度が高いと葉うらの気孔が開きます。

気孔が開いている時に活力剤を葉の裏にスプレーすると、養分が気孔からさかんに吸収され根元に送られて根がつくられます。葉面スプレーされた養分は、クチクラ層からも吸収できますが、気孔の数が多い若い葉っぱからは、多くの養分を吸収できるので、新芽や若葉を中心に葉面スプレーしたほうが効果的です。