2021年9月25日土曜日

CANNA Need To Know 最終エピソードです。NTK : DIF 昼と夜の温度管理 : Ep05 Season2

すっかり大きく成長した、近所の緑地のコダヌキども。

じゃれあったり、ガン見されたりと、昼間の動物園ではなかなか見ることができない野生ダヌキたちのアクティブな様子がかわいくて仕方がありません。

網戸一枚をへだてて、我が家のネコに唸り声をあげていることもありますが、まるで相手にしていないネコの声を代弁するに「あいつらはまだ若いから、礼儀を知らない。」とのことです。




さて、夏の陽気となった祝日、神代植物園の植物多様センターを訪れました。
(神代植物園内は事前予約制ですが、こちらのセンターは予約なしで入園できます)


ガマズミの赤い実が、タワワに実っていました。秋から冬には野鳥のエサとなり、落としたフンで広範囲に自生するガマズミを増やしていく狙いがあるそうです。




クルミの実がたくさん実っていました。植物多様センターさんは、草木のほとんどに名札をつけていてくれるので「この樹木はクルミなんだ!」とわかりましたが、そうでなければ間違いなく見過ごしていたと思います。



この実の果肉が落ちると、馴染みがあるクルミの殻が現れます。




「オオワタリ」の正しい栽培方法?
日本では「クロコダイル・ファーン」とか「アスプレニウム」という名前のほうが知られているかもしれません。意外に耐寒性が高いようで、私が育てているこの植物はビカクシダのビフルカツムとともに、3年以上屋外で越冬しています。



植物多様センター館内の展示品です。今回の特集は「イネ科植物」。
ケイ酸を吸収して、ガラスでコーティングしたような硬く強い葉縁を形成するんですねぇ。




真夏によく繁殖する雑草の多くがイネ科であることからわかるように、C4植物のイネ科は高温や乾燥に強いのです。しかし水稲はC3植物です。水稲がトウモロコシやサトウキビのようにC4植物になれば猛暑に強く育てやすい作物になるそうですが、まだ実験段階だそう。



園内で管理する草木のうち、香り高い植物をあつめたコーナー。マスク越しキャラメルの香りがする「カツラの木」が、もっとも強く良い香りを感じました。




神代水生植物園では、ワレモコウの彩が夏の終わりを感じさせます。






ちょうどお彼岸のころ、深大寺では、お参りする多くの方々を見かけました。
お寺さんの瓦土塀(かわらどべい)が、とてもステキでした。










さて、CANNA Need To Know 最終エピソードです。温度は植物の生長に影響します。
温度差を上手に利用して、よりコンパクトに、よく甘くおいしい果実へと育てることが可能です。




2021年9月17日金曜日

100% VEAGAN!!! BIOCANNAのエコバック プレゼント中です。

 夏も終わり、秋の気配が日に日に増してきました。 

暑すぎて何もする気がせず、ほったらかしだったお庭のプランターたちに

 種を播いたり苗を植え替えるのに、ナイスな季節がやってきました。 


100%ビーガンのバイオ・キャナなら土壌や環境に負荷をかけない「バイオ・ダイナミック農法」が手軽に実践できる上に、風味も糖度も栄養価も高いハーブや果菜類が、たくさん収穫できます。

今、オンラインショップで、バイオ・キャナの肥料か活力剤をお買い上げの方に

トート ・バッグをプレゼントしています。


BIOCANNAの1Lボトルが、余裕でおさまる たっぷりサイズ。

グローブやエプロンだけでなく、ガーデニング・ツールも入れられる丈夫なコットン ・キャンバス生地。洗濯機でガラガラ回しても、ヘッチャラ。





もちろんショッピング・バッグとして普段使いにもピッタリです。 





 普段からオーガニック栽培を実践しているホビーガーデナーさんにも、是非紹介したい動画です。熟練したプロフェッショナルなガーデナーも認めたバイオキャナの生長効果の高さがよくわかります。

シルターン城でのバイオキャナ栽培比較テスト



 

2021年9月10日金曜日

NTK ココ特有のバッファー機能 : Ep4 Season2  晩夏の実り

 雨の日が続いた今週でしたが、今日は久しぶりの青空です。

晴れた日には、土がまだ湿って柔らかいうちにツユクサなどの雑草たちを

ガシガシと抜く作業が待っています。


背の高いイネ科の雑草を抜き終わると、ブルーベリーの全身が久しぶりに姿を現しました。



8月に返り咲いたブルーベリーの花が実り、食べ頃に熟しています。



矮性パパイヤ「ベニテング 」が実りました。せめてソムタムにできるくらいまで大きくなることを心の奥底から願います。




ギッチリ咲いたホップ の毬花とミニバラのコンビネーションは、
9月ならではの光景かもしれません。






さて、CANNA Need To Knowは「ココ特有のバッファー機能」についてです。




ココ培地って土やピートモスとはちがうの? 

培養土用の有機肥料は使えるの? 

培養液にはpH調整は必要なの?

CANNA以外のココ培地だとカルシウムとマグネシムウ欠乏が出やすいからカルマグ剤は必須と聞くけど、それはなぜ?

市販のココ培地には、「洗浄済み(フラッシング)だから安心! 」ってよく書いてあるけど、ハイドロポニカリーに育てるなら「バッファリング処理」も必要と言われるのはなぜ?

などなど、この動画をサラッと見れば、これらの疑問への答えがスルスルッとわかります。



2021年9月3日金曜日

NTK 植物に重要なカリウムについて : Ep3 Season2 今年も咲いたパパイヤ の花

 「なつよ、あばよ〜〜〜〜!」

と、叫びたくなるような肌ざむい日々でスタートした9月。


やっとパパイヤの花が咲きました。しかしもう9月、今年も完熟パパイヤは収穫できなさそうです。





今年プランターに植えたチヌークホップの根茎は、ギッチリと毬花がつきました。60L以上の大型プランターなら、ホップ はちゃんと育つことがよくわかりました。それと肥料グイのホップを一年目からたくさん咲かせるには、肥料を切らさないことがポイントですよね。





さて、PK肥料の与えすぎは禁物ですよね。
とくに根が培養液に浸りっぱなしのDWCなど 湛液型ハイドロポニック栽培では、アンバランスな培養液や高いEC値が生長障害の発生に直結します。

カリウムは、植物にとって重要な栄養素のひとつです。開花期に移行した植物は、カリウムの要求量が増えます。カリウムが植物にどのような働きをするのか、効果的な与え方について説明します。




2021年8月27日金曜日

NTK 苗の植えかえ方 : Ep2 Season2  〜食卓を変えた植物学者〜

 「もう夏も終わりだな、今年の夏休みは台風で海に行けなかったかわりに猛暑日が少なくて楽勝だった、へへっ!!! 」

と、ほくそ笑んでいたところ、今週は猛暑日がもどってきてしまいました。一旦油断してしまうと、暑さが部屋から抜けきらない熱帯夜はさらに辛く感じます。


さて、室内栽培で使い古したネットポットは、いわゆるヘヴィーデューティーといわれる丈夫で柔軟性が高いPP=ポリプロピレン製。耐久性は高いのですが直射日光で劣化しやすいので、日当たりをあまり必要としないシダ類の植栽には向いています。

ポットの横に穴を開けてビカクシダ・ネザーランドの苗たちを寄せ植えてみました。半日陰の雨ざらしになる場所で、落ち葉がヒラヒラと積もる屋外の方が生長が非常に早いので、11月末ごろまでは屋外で管理します。






このビカクシダは、一年中室内で管理していた頃はほとんど大きくなりませんでしたが、春から晩秋まで屋外の半日陰に置くようにしてから何倍にも大きくなりました。雨降りが続いた先週はとくに、日毎に葉っぱが目に見えてグングン大きくなりました。






ストレプトフィラは、花が咲き終わった親株を吸収するかのように脇から展開してきた子株がグイグイ生長しました。



今年の春先に、花が終わった頃の親株です。






マイヤーレモンは今年たくさん果実をつけました。中国原産のマイヤーレモンは、耐寒性が強く関東でもよく育ちます。




マイヤーレモンが、アメリカのプラントハンターによって北京で偶然発見された経緯も記述されている「食卓を変えた植物学者」。まだ読んでいる途中ですが、アメリカの現在の豊かな農作物をもたらしたデヴィッド・フェアチャイルドについて書かれた伝記です。






NTK 苗の植えかえ方 : Ep2 Season2 
スターティングポットからファイナルポットへ苗を植えかえるタイミングの見極め、植えかえ時と植えかえ後の管理のポイントが、よくわかる動画です。









2021年8月20日金曜日

「園芸は国家盛衰のバロメータ」

 ゲリラ豪雨が各地で水害を起こした週が明け、青空がもどってきました。

被害を受けた皆様に心よりお見舞い申し上げます。



8月のとある日、窓辺に置いたブリキのプランターでセミが脱皮をしていました。
「なぜ? どのような成り行きでここで脱皮することに?」ちょっとした衝撃が走りました。





毎朝アサガオがよく咲いてくれています。アサガオを見るたびに日本の園芸が世界に貢献した偉大さと歴史の凄さをシミジミと感じます。





日本の園芸史の奥深さに心惹かれる方々には 是非一読いただきたい書籍のひとつです。

2度目の紹介になりますが、書中のなかには何度でも噛みしめたい言葉があります。
「国の盛なる時 園芸は必ず栄え、その国の亡びんとする時、園芸まず衰う。園芸は国家盛衰の晴雨計(バロメータ)である」





コロナ禍による巣ごもり需要の影響で、かつてないほど好調なものがDIY、アウトドア、そしてガーデニングです。

ここ最近、近所の住宅街を歩くと様々な変化に気がつきます。ウッドデッキがいつの間にかリフォームされていたり、庭木の果樹やプランターの野菜が例年になくタワワに実っていたり、粗大ゴミが消え去った後にスタイリッシュなプランターに植えられたオリーブやユッカなどの植栽が配置されていたり・・・

心のゆとりができると、暮らすことに手間をかける気持ちになれるのだな、と実感します。


2021年8月6日金曜日

NTK 健康な根の育て方 : Ep1 Season2 ホップ のグリーンカーテン

 連日の酷暑のなか、東京オリンピック2020はニッポンのメダルラッシュとなりました。メダルの有無にかかわらず、TOKYOに集まってくれた世界中のトップアスリートたちに、心から拍手を贈りたいと思います!
パチパチパチ!

ものの10秒でやる気が根こぞき奪われる真夏の空ですが、真冬になればこの青い空と白い雲がきっと、とても、非常に懐かしくなります。



ホップのグリーンカーテンは、2番花が大きくなりはじめました。






絶滅危惧種「ミシマサイコ 」です。いただいた種子を発芽させ、ここまで大きく育ちました。現在、満開です。ミシマサイコ は発芽こそ難易度が高いものの、いったん大きく育ってしまえば、水切れにも害虫にも非常に強く、薬効効果が高いだけある「枯れ知らず」的な生命力を感じます。たくさん種子が取れたらいいなと思います。






一方、いまだ室内栽培しているミニトマトの根もとに、ある日キノコがたちました。








さて、CANNA Need To Knowはシーズン2に突入。
今回は、水の与え方次第で根の健康が左右されてしまうメカニズムを解説してます。