2021年10月18日月曜日

秋の実りとキノコの世界

 先週まで、夏が戻ってきたような陽気でしたが、週が明けて今週は一気に季節が秋へと進みました。草丈が大きく、ジャマくさかった雑草「センダングサ」。カマでバッサバッサ刈ろうとすると、ミツバチがセンダングサの花の蜜を吸っていました。日に日に花が少なくなる時期であることを思うとミツバチがかわいそうになり、刈るのをやめました。


固定種のとうがらし「万願寺」がタワワに実りました。昼夜の寒暖差が大きな時期は、甘みと風味がいっそう強まります。



ホワイトセージ は真夏に花が咲き終わった頃、背が高くゴツゴツとした主茎だけが残った状態になり「ついに枯れてしまったか!」と残念に思っていましたが、気温が下がるにつれ根元のほうから新芽がたくさん出てきました。



秋に芽吹いたホワイトセージ の新芽たちは、冬を越して春になるまで大きく草丈を伸ばしつづけ、約半年後の初夏にまた花を咲かせることになります。




ヒメツルソバがいっせいに開花してピンクのカーペット状態になると、いよいよ秋が深まってきたな、と感じます。





さて、秋の味覚のひとつが「キノコ」ですが、私は最近「舞茸」を欠かさず食べて、「太陽のビタミン」とも言われるビタミンDで免疫を強化し、食物繊維で腸内善玉を増やすことで、秋バテを防いでます。「舞茸」は天ぷらが最高に美味しいのです。

しかし、整腸作用を期待するなら油で調理せず鍋物にするのが最も効果が高いと思いますし、一番簡単なのは、酒、醤油、バターを適量振りかけて、しんなりするまで電子レンジでチンするだけで、ご飯も酒もすすみます。


そして、現在上映中の映画「素晴らしき きのこの世界」では、きのこの驚くべき能力、環境汚染の浄化や病気の治癒力など、その魅力を余すことなく堪能できます。



動物でも植物でもないキノコという生き物は、地下に張った菌糸で地球全体にネットワークを形成し、地球資源を把握しているとも言われます。毎年秋には、キノコ狩りで毒性のある種を間違って食した人がエラい目にあったり、不思議な世界を見せてくれる一方で、強力な抗生物質を生合成したり、心の病を癒す効果もあるそうです。







2021年10月11日月曜日

タワワに実ったマイヤーレモンと枯れ知らずなビカクシダ

 10月だというのに、夏日どころか、30℃ごえの真夏日がつづく地域もあります。

予想外の夏のもどりに、庭木の水やりがいそがしい今日この頃です。


ウラの野良タヌキどもを見張っている息子ネコ。
毛づくろい中でに名前を呼ぶと、返事をしてくれるようになりました。





今年はいたるところで、返り咲きしたアジサイを目にしましたが、我が家のアジサイも同じです。秋色に変化したアジサイ「ハイエス・スターバースト」の変わり咲き品種です。





摘果を忘れたマイヤーレモン。たくさんの果実をつけてしまいました。来年は、あまり実をつけないんだろうな、と思います。





無農薬で育てているので、定期的にアゲハチョウがたまごを産みつけていきます。
ある日突然に、コロコロとしたフンが大量に落ちているので「幼虫が葉っぱ食べてるな」と気がつきますが、2、3日経つと突然フンが見当たらなくなります。レモン木のバードバスに水浴びに来るシジュウカラかミソサザイの仕業だと思います。




タネから育てた亀甲竜。春から秋は、屋外で雨ざらしにして育てた方がガッシリと大きく育つようです。一昨年の台風で鉢ごと倒されて割れてしまい、未練がましく万能ボンドで修復しましたが、それはそれでいい味を出していると思います。




一年中屋外でハンギングしているビカクシダ。寒さに強いので、ビフルカツムかネザーランドのどちらかだと思います。





ネザーランドの苗をネットポットに寄せ植えました。まだ個体が小さい段階では、冬に屋内で管理することにしています。





秋の夜長に、極上の音楽とナイトクルーズがおウチで楽しめるこの映像、
まだ家飲み派の方におすすめです。




2021年10月4日月曜日

晩夏のパパイヤとミシマサイコ

 緊急事態宣言が解除され、久しぶりに都内の美術館へお出かけできました。

東京都現代美術館で開催されている GENKYO 横尾忠則 展です。

宣言解除後、最初の週末ということもあってか、ものすごい人出でした。
それでも県外の美術館を訪れたのは約一年ぶりだったので、久しぶりにクリエイティブな空間を満喫できて、滋養の高い心の養分となりました。



こちらは撮影可の作品もあった

MOTコレクション

Journals 日々、記す 

特別展示:マーク・マンダース 保管と展示

 







さて、絶滅危惧種の薬草「ミシマサイコ 」です。

半年以上、ず〜っと花が咲いています。

いったいいつ種子を収穫したらよいのか、さっぱりわかりません。

いったん根付いてしまえば、とにかく丈夫なので、きっと来年も出てくると思います。

薬効が高いのは2年目の株から、とのことなので来年の葉っぱをお茶にしてみようと思います。

 



パパイヤの実がさかんに結実するようになりましたが、今年は植え付けるのが遅かったようで、すぐ黄色くなってしまいます。地球温暖化で台風が強力になったり、海産物がダメージを受けたりするわりに、熱帯フルーツ栽培は相変わらずの低収穫率ですこし損した気分です。







植物というのは不思議なもので「この植物は失敗なく育てる自信がついた。自分で増やせるし置く場所もないから、もう買わない」と思おうものなら、ちょっとした出先で格安品や処分品が売られているところに、割と高い確率で出くわしてしまうものです。


このビカクシダもそうです。お宮参りの帰り道に、なにげなく立ち寄った園芸屋さんで「我々を持って帰れ、そして増やしなさい。手頃な値段なんだから。」と語りかけてきたのです。

2021年9月25日土曜日

CANNA Need To Know 最終エピソードです。NTK : DIF 昼と夜の温度管理 : Ep05 Season2

すっかり大きく成長した、近所の緑地のコダヌキども。

じゃれあったり、ガン見されたりと、昼間の動物園ではなかなか見ることができない野生ダヌキたちのアクティブな様子がかわいくて仕方がありません。

網戸一枚をへだてて、我が家のネコに唸り声をあげていることもありますが、まるで相手にしていないネコの声を代弁するに「あいつらはまだ若いから、礼儀を知らない。」とのことです。




さて、夏の陽気となった祝日、神代植物園の植物多様センターを訪れました。
(神代植物園内は事前予約制ですが、こちらのセンターは予約なしで入園できます)


ガマズミの赤い実が、タワワに実っていました。秋から冬には野鳥のエサとなり、落としたフンで広範囲に自生するガマズミを増やしていく狙いがあるそうです。




クルミの実がたくさん実っていました。植物多様センターさんは、草木のほとんどに名札をつけていてくれるので「この樹木はクルミなんだ!」とわかりましたが、そうでなければ間違いなく見過ごしていたと思います。



この実の果肉が落ちると、馴染みがあるクルミの殻が現れます。




「オオワタリ」の正しい栽培方法?
日本では「クロコダイル・ファーン」とか「アスプレニウム」という名前のほうが知られているかもしれません。意外に耐寒性が高いようで、私が育てているこの植物はビカクシダのビフルカツムとともに、3年以上屋外で越冬しています。



植物多様センター館内の展示品です。今回の特集は「イネ科植物」。
ケイ酸を吸収して、ガラスでコーティングしたような硬く強い葉縁を形成するんですねぇ。




真夏によく繁殖する雑草の多くがイネ科であることからわかるように、C4植物のイネ科は高温や乾燥に強いのです。しかし水稲はC3植物です。水稲がトウモロコシやサトウキビのようにC4植物になれば猛暑に強く育てやすい作物になるそうですが、まだ実験段階だそう。



園内で管理する草木のうち、香り高い植物をあつめたコーナー。マスク越しキャラメルの香りがする「カツラの木」が、もっとも強く良い香りを感じました。




神代水生植物園では、ワレモコウの彩が夏の終わりを感じさせます。






ちょうどお彼岸のころ、深大寺では、お参りする多くの方々を見かけました。
お寺さんの瓦土塀(かわらどべい)が、とてもステキでした。










さて、CANNA Need To Know 最終エピソードです。温度は植物の生長に影響します。
温度差を上手に利用して、よりコンパクトに、よく甘くおいしい果実へと育てることが可能です。




2021年9月17日金曜日

100% VEAGAN!!! BIOCANNAのエコバック プレゼント中です。

 夏も終わり、秋の気配が日に日に増してきました。 

暑すぎて何もする気がせず、ほったらかしだったお庭のプランターたちに

 種を播いたり苗を植え替えるのに、ナイスな季節がやってきました。 


100%ビーガンのバイオ・キャナなら土壌や環境に負荷をかけない「バイオ・ダイナミック農法」が手軽に実践できる上に、風味も糖度も栄養価も高いハーブや果菜類が、たくさん収穫できます。

今、オンラインショップで、バイオ・キャナの肥料か活力剤をお買い上げの方に

トート ・バッグをプレゼントしています。


BIOCANNAの1Lボトルが、余裕でおさまる たっぷりサイズ。

グローブやエプロンだけでなく、ガーデニング・ツールも入れられる丈夫なコットン ・キャンバス生地。洗濯機でガラガラ回しても、ヘッチャラ。





もちろんショッピング・バッグとして普段使いにもピッタリです。 





 普段からオーガニック栽培を実践しているホビーガーデナーさんにも、是非紹介したい動画です。熟練したプロフェッショナルなガーデナーも認めたバイオキャナの生長効果の高さがよくわかります。

シルターン城でのバイオキャナ栽培比較テスト



 

2021年9月10日金曜日

NTK ココ特有のバッファー機能 : Ep4 Season2  晩夏の実り

 雨の日が続いた今週でしたが、今日は久しぶりの青空です。

晴れた日には、土がまだ湿って柔らかいうちにツユクサなどの雑草たちを

ガシガシと抜く作業が待っています。


背の高いイネ科の雑草を抜き終わると、ブルーベリーの全身が久しぶりに姿を現しました。



8月に返り咲いたブルーベリーの花が実り、食べ頃に熟しています。



矮性パパイヤ「ベニテング 」が実りました。せめてソムタムにできるくらいまで大きくなることを心の奥底から願います。




ギッチリ咲いたホップ の毬花とミニバラのコンビネーションは、
9月ならではの光景かもしれません。






さて、CANNA Need To Knowは「ココ特有のバッファー機能」についてです。




ココ培地って土やピートモスとはちがうの? 

培養土用の有機肥料は使えるの? 

培養液にはpH調整は必要なの?

CANNA以外のココ培地だとカルシウムとマグネシムウ欠乏が出やすいからカルマグ剤は必須と聞くけど、それはなぜ?

市販のココ培地には、「洗浄済み(フラッシング)だから安心! 」ってよく書いてあるけど、ハイドロポニカリーに育てるなら「バッファリング処理」も必要と言われるのはなぜ?

などなど、この動画をサラッと見れば、これらの疑問への答えがスルスルッとわかります。



2021年9月3日金曜日

NTK 植物に重要なカリウムについて : Ep3 Season2 今年も咲いたパパイヤ の花

 「なつよ、あばよ〜〜〜〜!」

と、叫びたくなるような肌ざむい日々でスタートした9月。


やっとパパイヤの花が咲きました。しかしもう9月、今年も完熟パパイヤは収穫できなさそうです。





今年プランターに植えたチヌークホップの根茎は、ギッチリと毬花がつきました。60L以上の大型プランターなら、ホップ はちゃんと育つことがよくわかりました。それと肥料グイのホップを一年目からたくさん咲かせるには、肥料を切らさないことがポイントですよね。





さて、PK肥料の与えすぎは禁物ですよね。
とくに根が培養液に浸りっぱなしのDWCなど 湛液型ハイドロポニック栽培では、アンバランスな培養液や高いEC値が生長障害の発生に直結します。

カリウムは、植物にとって重要な栄養素のひとつです。開花期に移行した植物は、カリウムの要求量が増えます。カリウムが植物にどのような働きをするのか、効果的な与え方について説明します。