2024年5月24日金曜日

4年ぶりの花菜ガーデンと、土壌を鮮やかに守るリビングマルチたち

花菜ガーデンを訪れるのは4年ぶりです。



バラのアーチは「お見事!」のひとことにつきます。



カップ咲きのつるバラ「ポンポネッラ」。ウチでも育てていますが、病害虫だけでなく半日陰にも強く育てやすいうえ、コロンとした小さめの花が房咲きでこぼれんばかりに咲きます。しかも、同じカップ咲きのイングリッシュローズとはちがい、花持ちがとてもよいので毎朝あわてて散りそうな花をカットしまくるという手間もかかりません。コロコロとうつむき加減で咲くので、高めのアーチで誘引して仕立てると、花の形がものすごく引き立ち、うらやましがられます。




マダムに大人気のイングリッシュ・ボーダーガーデン。トライしてみて実感するのは「気を抜くと雑草に占領されて手抜きがバレる庭」ということです。



そびえ立つ「エキウム・ウィルドプレッティ」


このブルーの花もエキウムです。


同じエキウムでも、まるっきり別世界のフォルムの花を咲かせます。



ところで今年もそびえ立ちはじめたホワイトセージの花茎たち。



となりの桃の木と一体化してしまいました。ちなみに花茎が長く伸びはじめる今頃からアロマがぐんぐん強くなります。水やりの時、着ているものが葉っぱにフワッとふれただけで「ホワイトセージの近くに行ったね!」と気が付かれるほどです。



育てはじめてから、かれこれ13年目になるカスケード・ホップとチヌーク・ホップ。毛花がではじめました。昨年は酷暑で立ち枯れしてしまったので、今年はしっかり水やりをしたいと思います。




酷暑が当たり前となってしまった夏。地温の上昇を抑えて、土壌をフカフカ、肥沃にして作物や庭の花々を高温や渇水から守ってくれるのが「リビング・マルチ-生きた被覆植物」です。大木が伐採されて、すっかり日当たりがよくなった斜面ですが、土をむき出しのままにしておくと、風の強い日には部屋の床中が砂だらけでザラザラになってしまうので窓を開けられなくなります。
緑肥で地面をおおうために、昨年の秋に「フラックスフラワー」、今年の2月ごろに「クリムゾン・クローバー」「ハゼリソウ」の種を撒いたところ、3ヶ月ほどですべて花をつけはじめました。


イチゴのような赤くかわいいクリムゾン・クローバーの花は、秋になるまで咲かないと思っていたので、たった3ヶ月でいっせいに咲きはじめてくれて、非常に幸せです。



ハゼリソウ「アンジェリア」は2月に種まきしてから、たった3ヶ月で紫色のかわいい花を群生で咲かせはじめました。一面に花が咲くだけでなく、アメリカセンダングサ、ヤブガラシ、クズ、ヘクソカズラなど手強い雑草たちを見事に抑えてくれています。



緑肥や牧草などに使われる植物で土壌をおおうリビング・マルチは、根で土を耕してくれたり、チッ素を固定して土壌を豊かにしてくれるだけでなく、雑草よけになるので草むしりなどの手間も不要で、花が咲けば昆虫たちの蜜源になったり、虫が集まれば益虫の狩場になって育てている花木の害虫も食べてくれて農薬もいらなくなるし、根が深く張るので土の排水性を高めながら土壌をホールドするので、土の流出を防いで斜面崩壊から家屋を守ってくれたり、35℃ごえの酷暑でも地温を24℃ほどに涼しく保ってくれて花木や作物を高温から守ってくれたり、秋になれば種が野鳥や野生の小動物の食糧になったりとメリットは数え切れません。


ただ、惜しむらくは緑肥のほとんどが一年草なので、毎年種を蒔き続けなくてはなりません。
ということで、マメ科の宿根草「クラウン・ベッチ」なら、日当たりさえよければ、毎春から小型のエンドウ豆のような葉つるをグングンと伸ばしはじめ、ものすごい繁殖力で空気中のチッ素を固定しながら雑草も抑えてくれます。しかも、ピンクのかわいい花がたくさん咲きます。

コスパ最重視でリビング・マルチの恩恵にあずかりたい人には「クラウン・ベッチ」がピッタリです。








2024年5月15日水曜日

春の野原と花とアオダイショウ

 昨年にコロナが5類に移行されてから初となる今年のゴールデンウィークでしたが、円安が祟り国内にとどまる人も多かったようです。

私の連休のほとんどは、ほぼほぼDIYパーゴラ作りで消化となりました。なにしろ晴れた日はのっぴきならない夏日となるので、日除けのためのパーゴラを作ってしまう必要があったのです。

やっつけパーゴラが完成したので、室内で冬越しさせていたビカクシダだのフペルジアだのエアプランツだのをやっと外に追い出すことができました。



シロアリ被害で腐ってしまったウッドデッキを撤去したあと、一番強く感じたことは「なぜもっと早く撤去しなかったのだろう・・・」でした。土はやっぱりいい! 昨今では土を嫌う人も多いのですが、土がもつ寛容性のおかげで生ごみは減らせるし、宿根草は植えっぱなしで花が咲きます。

鉢植えのバラは、水切れが一番の大敵ですが、土の上に直置きすると水分量が長く保たれて、水やりの回数も少なくなります。

緑肥を刈り取って土を覆ったりグランドカバー植物を生やしておくだけで、酷暑でも地温が30℃以下に保たれて野菜が夏バテせず収量が落ちなかったという農家さんも。庭に土があると、いいことづくめ!


パーゴラ作りで連休が消化されていく日々のなか、春の野原で展開するドラマチックな出来事の数々を経験しました。毎年シジュウカラが巣をかける巣箱が古くなったため、昨年の秋に新しい巣箱をセットしておき、この古い巣箱は低いフェンスにかけておきました。ところが4月になって親鶏がこの古い巣箱にエサを運びはじめたので、ひなが孵化したんだなと喜んでおりました。


ある日のこと、親鳥がけたたましい鳴き声をあげ警戒音を発していました。「もしや!」と思い、急いで外に出てみると・・・

3匹のアオダイショウが巣箱に侵入しようとしていたのです。慌てて巣箱を外し、ヘビの尻尾をつかんで引っ張り出そうとしましたが、ヘビは巣箱の中にスッポリ入ってしまい、ヒナは全て食べられてしまいました。

それにしても同時に3匹くるとは! 


ヒナを救うことができず、非常に落ち込みましたが、ヘビだってそれはそれは可愛い存在です。巣箱の中からキラキラした目で恐々とコチラをのぞき、チョロチョロと舌を出して気配を伺っています。邪魔したことをよくよく謝ってから、離れた場所で観察していると巣箱からスルスルっと出て土留めの水抜きパイプに隠れてしまいました。



ところで、ウラの大きな木が伐採されると、庭全体に日がよく当たるようになりました。


バラの完全無農薬栽培をはじめて5年以上経ちますが「やっぱり無農薬栽培だと花つきを諦めないといけないのかな」と落ち込む年の方が多かったのです。

日当たりがよくなった今年、心の底から思い知りました。「バラは、耐病性だの品種だの手入れだのスキルだの、ではなく日当たりがよければ勝手にたくさん咲く!!! 」


15cm足らずの挿し木でスタートさせた3年目のグラハム・トーマス。半日陰の悪条件でもよく咲きます。大苗でGETした親株は、2年前に枯れ腐ったというのに。



イングリッシュ・ローズは高温多湿な日本の夏が苦手だとよく言われますが、この英国製のテラコッタ・ポットに植えたすべてのイングリッシュ・ローズが、つるバラにできるほど大きく大きく育ちました。

しかし、植物がよく育つ鉢ほど、よく乾く! 

4月であっても夏日になると、たった1日で鉢が乾いて、バラが萎れてしまうことが何度かありました。ということで40cmほどの鉢皿をGETして水を溜めて底面給水にしました。酷暑が当たり前となってしまった昨今の夏は、問答無用で鉢皿に水を溜めるようにしたほうが正解だと思います。



ということで日当たりが良くなったおかげで我が家のバラどもは、どれも良く咲きました。めでたしめでたし。


緑肥として毎年種まきをしているクリムゾン・クローバーと宿根草のエキウム・ブルーベッターの青と赤のコントラストを見ていると、とても幸せな気分になります。


どんなにパラの葉っぱが虫に喰われてボロボロにされても無農薬栽培を続けていますが、人にも植物にも益虫である蜂やクモたちを見つけると、安易に農薬を撒き散らさずにいて良かったなと心から思います。



無農薬栽培の実践に大切なのは「無農薬で育てやすい植物や品種を選ぶこと」につきます。

桜や桃よりも梅! ミカンやオレンジよりもレモン!ですよね。



日本ミツバチを呼ぶと言われているキンリョウヘン。毎年咲くようになりました。それでも日本ミツバチの巣を見つけたことがないのは、5月に入って咲くので分蜂のピーク時期に間に合ってないようです。



連休中に訪れた城ヶ崎。海岸沿いのハイキングコースは大勢の観光客たちで大渋滞でした。しかも聞こえてくるのは、ほぼほぼ中国語!!


岸壁沿いの岩場に自然に芽生えた赤松たちは、まるで盆栽でした。
土がほとんどない岩場に生える松は、根っこから出す根酸で岩をじわじわと溶かしてミネラル養分を吸収して育つんだそうです。





ハイキングコースには、巨大なクワズイモが転がっていました。クワズイモといえば、人気もお値段も高い観葉植物です。

見上げれば巨大なクワズイモが斜面に生息しておりました。
「そういえば、横須賀の城ヶ崎公園にも巨大なクワズイモが自生していたよねぇ! 城ヶ崎?城ヶ島? 今歩いてるのはどっちだっけ?」


2024年5月7日火曜日

CANNA記事「ヴァーティカル農法」

CANNAオフィシャルサイトに「ヴァーティカル農法」の記事がアップされました。


ヴァーティカル農法、つまり垂直農法は、収穫を目的とする野菜やハーブを垂直に並べて育てる栽培システムのことで、LEDグロウライトと併用することで、日当たりの確保された広大な農地がなくても、屋内の限られたスペースで安心安全に葉もの野菜やハーブを生産できる農法で カナダやアメリカなど北米でも広がりを見せています。


香港でヴァーティカル農法を実践しているAgrician「THE FARM CLUB」は、自転車屋さん跡地をハイドロポニック・ファームに生まれ変わらせました。




Agricianは、CANNA AQUAとCANNAZYMの培養液で全ての作物を育てています。









ヴァーティカル農法のメリットは、あらゆる栽培スペースに対応できるだけでなく再循環式ハイドロポニック・システムを採用することで、使用する水の量を節約できます。



CANNA マスタークラス “ 再循環式ハイドロポニック・システムについて ”




ヴァーティカル農法をはじめ、NFTシステム、エアロポニック・システムなど培養液を再循環させる全ての再循環式ハイドロポニック・システム専用に開発され肥料がCANNA AQUAシリーズです。最初にpH調整をしておくだけで、培養液のpH値が最適範囲から外れません。











(再循環式ハイドロポニック・システムの基本的な管理方法の抜粋)

1m以上の丈に育つ野菜の栽培では、培養液は一株につき最低でも5ℓは必要ですが、培養液の濃度が低い場合と根の量が多くなりすぎるとpH値の変動が大きくなるため、一株につき10ℓ〜20ℓ確保したほうが、培養液のpH値がいっそう安定してトラブルが少なく管理が楽になります。

同じ培養液をくりかえし使用する再循環式システムなので、培地は、問答無用で、クレイ・ペブルスの大粒を使用します。 培地の使用量が多いほど、ドリップ回数を少なくすることができ、根の広い面積で空気を豊富に保つことができるので、このシステムのメリットが引き出されます。 


このシステムで、もっとも大切なポイント、ドリップ回数とドリップ時間、つまり循環ポンプを動かす回数と時間ですが、ドリップする分数と回数を最低限にとどめることが、このシステムの最大のポイントです。その目安は、季節と培地の量(体積)で前後しますが、1日あたり夜間を除く日中のみ3分間のドリップを4回!! これだけです。

苗が小さな頃は昼間に1日一回、ほんの数分だけ(培地がすっかり湿る程度の分数)、苗が大きくなるにつれてドリップ回数を増やしていきますが、基本的には、昼間の時間帯(ランプ点灯時間帯)に、1日4回だけ3分間だけのドリップで十分です。

下段のリザーバータンクに根が届くようになったら、リザーバータンクをエアレーションすることもあります。 エアレーションは培養液のpH値を上げるので、交換した翌日は、必ずpH値をチェックしてください。


培養液は、7日〜14 日に一度、必ずすべて交換してください。交換する日以外でも、培養液の量がMax時から25%〜50%減ったら、Max時の量になるまで培養液を継ぎ足します。 真夏に水分だけ蒸発してEC値が上がってしまう時は、水だけを継ぎ足します。


栽培開始から3〜4週間ごろは、苗のコンディションとグロワーのクセで、問題が起こりやすくなってくる時期です。クレイ・ペブルス培地の表面に肥料が白く結晶化しはじめたら、それは肥料を濃く与えすぎているサインです。 ドリップ部分が詰まりやすくなってもいるので、水か、CANNA Flashなどをシステム全体に回してクリーンにしたあとで、肥料濃度をうすめにして培養液の管理をしましょう。


スタンドアローンタイプのハイドロポニック・システムで頭が痛いのが、真冬の水温管理です。 真冬はサーモヒーターで培養液を温めることが有効ですが、スタントーアローンタイプは、ヒーターが根にダイレクトに触れて傷んでしまうことがあるので、爬虫類用の加温ヒートマットをシステムの下に敷くことがおすすめです。または、以前紹介した連結方法で、外部にリザーバータンク用バケツを設置して、そちらで加温したりpHやECをメンテナンスしたり、ということができます。


冬に室温を温められない時は、夜間にも、ヒーターや加温マットなどであたためた培養液を1時間に一度数分だけドリップさせて、根と培地をあたためます。このままだと根が酸欠気味になってしまうので、夜明け(ランプ点灯時)から4時間くらい、ドリップを止めて根に酸素を吸収させる工夫が必要です。


2024年4月18日木曜日

CANNA記事「NPKレベルで肥料を選ぶ」

 CANNAオフィシャルサイトに新しい記事が公開されました。

栽培ビギナーへ
NPKレベルで肥料を選ぶ

ハイドロポニック市場では、さまざまなブランドが「ウチがナンバーワン!」的なセールストークとともに液体肥料を発売しています。


今回の記事では、NPKの含有量で液体肥料を選ぶ方法についてガイダンスされており、

「ラベルに書かれているNPKの比率が高ければ高いほど、ボトルにはたくさんの肥料が入っているからお得だよね。」という、ありがちな先入観をバッサリ切る内容になっています。

例えば、N-P-K=3-3-2と記載されている液体肥料よりも、N-P-Kが26-23-29と記載されている液体肥料のほうが、はるかにお得だと判断しがちですが、1リットルの水に希釈する肥料の分量は全く同じだったりします。なんでこんなことになるのか?ということが少々こむずかしい理論で説明されております。


結論から言えば、ラベルに表示されているNPK比率から、そのボトルには水溶性のチッ素、りん酸、カリウムが何gづつ含まれているかを読み取って計算するのは相当めんどくさすぎるので、

全く同じ水温にした水1リットルに、メーカーが推奨する使用量をそれぞれ希釈してみて、ECメーターで測ればいいじゃん! EC値が一番高くなったメーカーの液体肥料が一番お得だよ!

ということです。


ちなみに培養液のpH値を管理しなくてはならない理由は、ただひとつ! すべての肥料をまんべんなく吸収させるためです。言いかえれば液体肥料を全く加えていないのであれば、水分のpH値変動は植物にってほぼ意味がないということです。




水のpH値を弱酸性に保つメリットには病原菌が繁殖しにくいから、ということももちろんありますが、それは何週間も水を取り替えてないとか、弱酸性でよく増える有用な微生物を増やしたいから糖分を入れたとか、かなりイレギュラーな場合です。

培養液のEC値が低いほど、そして植物に対して培養液の量が少なくなるほど、pH値はすぐに適正範囲から外れてしまいますが、植物は体内を弱酸性に保とうとするので、しまいには水の水酸化イオン(OH-)だけを吸収しはじめて、水はますますアルカリに傾きpH値が上昇します。

また、ただの水道水に1日エアレーションしつづければ、翌日にはpH値が8以上に上昇してしまいますが、それは当たり前のことです。水道水には一定量の炭酸が含まれていて、エアレーションで炭酸がCO2に気化して抜けてしまうからです。

液体肥料を希釈した培養液にはpH値の緩衝作用が生まれますので、ただの水と比較するとpH値の変動はかなり抑えられます。

とくにCOCO培地での栽培では、生長期の植物は、酸性でよく溶けるチッ素成分をたくさん吸収するので培養液のpH値は5.8の低めでスタートさせ、ツボミがでて果実が実る段階になると、やや高めのpH値でよく溶けるカリウムをたくさん吸収したがるので、培養液のpH値は6.2でスタートさせるのがコツです。




ただし根っこが常に培養液に浸っているDWCシステムは、培養液のpH値が最も変わりやすいハイドロポニック・システムなので、草丈が1m以上に大きく育つ夏野菜の栽培では、一株あたり培養液を10L以上確保することも大きなポイントです。



2024年4月12日金曜日

パプリカが色づけば本格的な春のスタート

 晴れた日にはTシャツ一枚で外を歩けるほど暑くなり、初夏を思わせる陽気となります。

そんな日がつづくようになれば、室内で冬超えしていたビカクシダを屋外に出せます。ハンギングバスケットに着床させたビカクシダは、毎年毎年、確実に個体を増やしつつ大きくなります。

室内栽培のライトを完全にLEDへ入れ替えなければ室温があっという間に30℃を超えてしまいます。パプリカどもは加温なしでもどんどん着色がすすみ、収穫量が消費量をうわまわります。



今年の桜は気がつけばやっと満開となり、雨がつづき、葉桜がすすみ、気がつけば見頃のピークを逃し、不完全燃焼が否めません。




今年の早春に地植えしたバラは、無事にたくさん新芽をあげてくれましたが、バラゾウムシが大量発生し、新芽とツボミがチリチリに。ハナグモさえ現れてくれれば解決するので農薬はまかずに、しばし耐えようと思います。食害されてダメになった芽も、開花は遅れるものの、また展開しはじめて花がつくはずです。



毎年勝手に生えてくるカラスノエンドウに大量に発生するアブラムシのすぐ近くで、テントウムシの幼虫を見つけました。



昨年の春と秋に植えた宿根草が、開花してくれました。



今年のキング・プロテアは、ふたつのツボミが上がりました。年を越すごとにツボミがひとつ増えるペースです。