2025年5月7日水曜日

再循環ハイドロシステムに最適なCANNA AQUAとGEMINIで大きく育つ

 循環ドリップ式ハイドロポニックス・システムGEMINICANNA Aqua Flores 肥料で、ミニトマトを育てています。

とても健康に大きく育ち、たくさんの花が咲き、実がつきました。


CANNA Aqua Flores A/B肥料は、各パート1:1の割合で希釈しますが、リン酸とカリウムを多く与えたい場合があると思います。そんなときでも CANNA Aqua Flores のAとBの割合は1:1を死守してください。 AとBの割合は変えずに、PK肥料を与えることをお勧めします。

ただしPK肥料は、濃度が濃いものが多いので、与えすぎると見事に肥料バランスが崩れたりEC値が高くなりすぎて葉が焼けたりして良いことがひとつもありません。なにより、本当にマズくなります。PK肥料は一番薄い濃度からスタートさせ、推奨の濃度よりもたくさん与えることはゼッタイに避けてください。

2025年5月1日木曜日

誰もがグリーンフィンガーになれる5月

 いよいよ5月です。5月と言えばツツジですが、2025年の今年はツツジの花の大当たり年です。野でも山でも里でもそのへんの路肩でも、今年のツツジは見事に咲きそろっちょるのです。とにかく今年のツツジは本当に見事です。

さて、Tシャツ一枚で歩く人をちらほら見かける陽気になると、さまざまな花が競うようにどんどん咲き進みます。ひとえに厳しい冬をじっと耐えた草木たちの生命力の賜物なのですが、庭の主にしてみれば、「誰かに見せたい、自慢したい」、という気持ちを抑えきれなくなるのも無理はありません。


「植えっぱなしなのに毎年勝手に咲いて、しかも二度見するほどゴージャスな花がいい。」というズボラな私とローメンテナンスなお庭の守護神「ラナンキュラス・ラックス」。



地植えでもよく咲きますが、雑草の方が生長が早いと埋もれて溶けてしまうので、最初の1〜2年は、鉢植えで管理して大きな株に育ったら地植えにすればマチガイなく見事に咲いてくれると思います。



秋から冬のあいだ、お店で花が落ちてお安くなった「宿根ネメシア」を見つけたら必ず連れて帰るようにしています。春になると、GETした時とは別人のように咲きこぼれるからです。


花々の背景を彩るギボウシは、おそらく「金星」かなと思います。今年初めにご近所さまにガツッと株分けしていただいたのを浅く植えただけですが、葉が見事に展開しました。


7年前に植えてからというもの、植えっぱなしで毎年咲いてくれる「西洋オダマキ レッドホワイト」。庭木の根元とか、日当たりが悪い場所でも、何年も入れかえずにカピカピになった土が入ったプランターで文句も言わずによく咲いてくれる天使のような存在です。



バラとのコントラストがよいアジュガ。どんなに植えても、なぜか梅雨になると溶けて消えるので、今年はこれで見納めだと思います。




昨年秋に緑肥で蒔いたクリムゾン・クローバーが今年も咲きました。雑草どもの繁殖を押さえてあたり一面に咲く様子は本当に天国のような景色ですが、ここまで咲かせるためには、毎年タネまきせねばなりません。

クリムゾン・クローバーとハルジオンのコントラストは、絵本の世界に入りこんだ気分になれるので毎朝ウットリと見入ってしまいます。



この時期、どこかのオタクで満開になった「モッコウバラ」が滝のように景色を彩る頃、つるバラ「アメジストバビロン」も咲きはじめます。痩せた土だと花つきが悪くなりますが、日当たりと風通しさえよい場所に植えれば害虫や病気にも強く、無農薬でも必ず咲いてくれます。

いっせいに咲くクリムゾン・クローバーを押しのけて、花を力強く展開してくれます。



そして先日、昭和14年から自給自足の暮らしを実践なさっている村におじゃまさせていただきました。この村の暮らしは、かれこれ90年も続いていることになります。




到着した時は雷鳴とどろく大雨でしたが村民の方にお話を伺っている間に、キラキラとした太陽が戻ってきました。


この日はちょうど、文化財として保存されている都電の塗装がおこなわれていました。雨上がりのキラキラとした新緑とこの車両がある景色は、おとぎ話の世界そのものでした。


最後は大山阿夫利神社の本社への登山道の途中から見える富士山。冬が終わったこの時期は、関東の低山に登り、ひと汗かいて心と身体のリフレッシュをすることにしています。









2025年4月25日金曜日

ラインナップでパーフェクトな結果! CANNA COCOとCANNA TERRA

古典園芸や発酵食文化をルーツとする日本の民間農法や園芸技術は、まちがいなく世界でトップクラスであり、むしろ世界の園芸分野を牽引してきた確かな実績があります。

品種改良、接ぎ木や仕立ての技術、下肥、作物の残さ、落ち葉をゴミとせず発酵させて極上の堆肥にした技術、はたまた無農薬・無肥料栽培など、例を挙げればキリがないほど突出した高い園芸と農業の技術が、民間から発展した日本は非常にレアなケースです。欧米では園芸を楽しめるのは貴族や王室など限られた階級であったことがほとんどでした。

日本にいれば当たり前に見聞きできる、あふれんばかりの豊富な栽培技術やライフハックに心惑わされるビギナーが後をたたない側面もあります。「これは理にかなっている、良さそうだ」「これを知ってしまったことは運命だ!」と感じたことはすべて試したいものです。

それでも声を大にして伝えなくてはならないことは・・・

CANNA COCO培地は、CANNA COCO A/B肥料とのコンビネーションを使うことが、一番シンプルでベストな結果を誰もが手にできる栽培方法です。

CANNA TERRA ポッティング培土は、TERRA VEGA、TERRA FLORES、またはBIO VEGA、BIO FLORESとのコンビネーションが一番シンプルでベストな結果を誰もが手にできる栽培方法です。



CANNA COCO 培地への水やりは、毎回CANNA COCO A/B肥料を水道水で適度に希釈した培養液を与えてください。すべての生長段階でCANNA COCO A/B肥料各パート1:1の割合で希釈するだけ、覚えやすくシンプルです。

じめてCANNA COCO ラインナップ植物を育てる場合は、薄めの肥料濃度がおすすめです。同じ分量の肥料を溶かしたとしても、温度が高くなる夏は肥料の溶解度が勝手に上がるので、肥料濃度を低めに与えることが生長障害発生を防ぐ大切なポイントです。寒い時は肥料を濃いめに、暑い時は肥料を薄めにすることが鉄則です。

高品質なCANNA COCO 培地は、水やり3回に一回フラッシングなどする必要はありません。ベスー肥料以外にも何か与えたいと思った時は、CANNA活力剤のラインナップだけで十分です(特にPK肥料は!!!)。CANNA以外の活力剤をあげたいな、と思ったら、必ずpH値だけは計測してください。酸素と炭素が豊富な有機植物繊維でできたCANNA COCO 培地は、ハイドロポニック・システムやロックウールなど不活性な水耕栽培培地よりも、有機成分の入った活力剤の効能がはるかに高くなります。なのでオキシドールなどの過酸化水素資材は必要ありませんし、併用はできません。



Canna Terra Professional培土は、Canna Terra(Vega,Flores)肥料のコンビネーションがとても簡単に最高の結果がでます。

BIO VEGA、BIO FLORES肥料でも同じく、簡単に最高の結果がでます。

はじめて使用する場合は薄めの肥料濃度をおすすめいたします。

生長期にTerra Vega、開花期にTerra Flores肥料を与えます。

CANNA TERRA肥料は、生長段階ごとに別れた1パート肥料なのでシンプルこのうえないです。

CANNA TERRA Professional ポッティング培土の水やりは、水道水にCanna Terra肥料を希釈した培養液を毎回与えてください。

培地内に肥料成分が溜まりすぎないように、水やりの2〜3回に一回はCanna Terra肥料の分量を減らして薄めの肥料濃度を与えます。その目安はメーカー推奨の濃度を1/2から1/4 にしてください。



CANNA TERRAのラインナップ(またはBIOCANNAとの組み合わせ)を使って育てると、もっとも手間なくカンタン、確実に収穫することができます。





2025年4月18日金曜日

CANNA記事 赤色光と遠赤色光が開花に果たす役割

 CANNAオフィシャルサイトに新たな記事がアップされました

「赤色光と遠赤色光が開花に果たす役割」


要約すると、植物は光を吸収するために「光受容色素」を何種類かもっていて、その色素には光合成をするのもあれば、光合成には使わないけど葉っぱの気孔を開いたり閉じたり、茎を伸ばしたり・・・さまざまなコントロールをしています。

なかでも花を咲かせるフロリゲンの生成スイッチにかかわっているのが「フィトクロム」で、「フィトクロム」は赤色の光と遠赤線を受け取るバランスで花を咲かせるべき季節を判断して、開花期に移行するよ。

これが短日植物、長日植物、日長に関係なく咲く中性植物が適切な時期に花を咲かせるしくみだよ、ということです。

そのむかし、このブログでも説明したことがありました。

陽のあたる場所


2025年4月11日金曜日

循環式ハイドロポニック・システム GEMINI クレイぺプルスのフラッシング

循環式ハイドロポニック・システム GEMINI  で育ているミニトマトです。GEMINI をはじめとした再循環ハイドロ・システムは、デジタルタイマーで制御したポンプでリザーバーから培養液を汲み上げ「フロウ・リング」や「ドリッパー」などのドリップパーツで、CANNA AQUA クレイペブルス(=ハイドロボール)培地の表面から水やりをします。

ロックウールなどと比較すると、クレイペブルスは保水力と毛細管作用が低い性質なので、部分的に培養液をドリップしても培地の表面全体にいきわたってくれません。そのため培養液と触れていない培地の表面はずっと空気にさらされて乾きやすくなり、そこに残った肥料成分がかたまって塩類となり、白く析出しやすくなります。 



水分だけ蒸発しやすい夏は、とくにクレイペブルスの表面に肥料が析出しやすくなりますが、気温が高いときに白く析出した肥料塩類が根に触れると、生長障害などの原因になります。クレイペブルスの表面に白い塩類ができたら、培地のフラッシングをします。

フラッシングは、培養液を交換するときにおこなってください。もし植物に肥料の過剰症状が出てしまったら培養液を交換する日でなくても、すぐさまフラッシングをしてください。


  1. まず古い培養液を捨ててリザーバーを空にします。

  2. 水道水か、CANNA FLUSH250倍希釈液(水10Lに対して40ml)を軽量カップなどで、培地全体をまんべんなく流します。析出の程度にあわせて5分ほどポンプを循環させて、ポンプとドリップホースの内部をフラッングすることもできます。

  3. リザーバーにたまった水を捨てて、新しい培養液をセットし、いつも通りのオート・ドリップ管理をします。


2025年4月9日水曜日

まったなしで咲きすすむバラ科の開花リレー

 「今年の梅はたくさん咲いたな〜。」と梅の花を愛でていた先月のはじめ。
あの頃からもう一ヶ月もたってしまいました。


フサフサと咲いたこの梅の花たち、週末に確認すると小さな梅の実がたくさんついていました。



撮ったことを忘れないうちにアップしておきます。今年の桜たち。文政4年の干ばつの年に発生した「溝口水騒動」で知られる農村間の水争いを見事に解決した久地の円筒分水。水面に枝垂れるみごとな桜を見るのは、今年で何度目でしょうか。





4月になり、春の陽気がつづくようになると、いままでウンともスンとも動かなかった実生イチゴ「よつぼし」たちがすざまじい勢いで花を咲かせ始めました。培地はCANNA TERRAポッティング培土CANNA COCO培地の2種類、肥料はCANNA TERRABIOCANNACANNA COCO A/Bをそれぞれにあった培地ごとに使い分けています。


正直、どの培地も肥料も開花量は大差ありません! 全部すごい量のツボミが上がり、日々小さなツボミを摘蕾(てきらい)するのに忙しいです。 植物を動かす最も大きな要因は、やっぱり「温度」です。



実生「よつぼし」は、冬の間まったくツボミが上がらなかったので、これが一番果となります。モリモリ咲いてボリボリ実が肥大してます。




4月の新年度がスタートして、新しい環境で心の疲れがたまる方も少なくないと思います。
そんな時は「昭和の笑い」で心をほぐしてほしいと思います。


2025年4月4日金曜日

CANNA COCO栽培の鉄則「ココ培地は土ではありません」

いまさら感が強いのですが、改めて非常に大切なことを記しておこうと思いました。

ココ栽培でやってはいけないこととして、よく言われる
〜DON'T treat COCO like a SOIL grow〜
についてです。

ココ培地は土ではありません。ココ培地で土耕栽培的な管理はできないので、水やり3回のうち一回だけ培養液をあげる・・・このような水やりサイクルは間違いです。

CANNA COCO栽培は、むしろ水耕栽培にカテゴライズされるハイドロポニック栽培なのでCANNA COCO栽培での水やりは、毎回 CANNA COCO A/B肥料の培養液を与える必要があり、このコンビネーションで最高の結果をカンタンに得ることができます。

CANNA COCO培地をはじめココ・コイアは、表面が負に帯電した陰イオン状態なので、陽イオンを吸着する性質=保肥性がありますが、pH値やEC値(肥料濃度)、PK肥料をたくさん与えている・・・などなどモロモロの条件でバランスが崩れると植物にカル・マグ欠乏が起こりやすい培地です。また、pH値を自動的に中性にもどそうとするpHバッファー効果はゼロではありませんが、ピートモスの足元にも及びません。なので培養液のpH値調整はかならずおこないます。
さらに詳しくは : CANNAオフィシャル記事「ココ培地のトラブルの解決方法」

  1. CANNA COCO培地への水やりは、常に水道水にCANNA COCO A/B肥料を希釈した培養液を与えてください。

  2. CANNA COCO A/B肥料各パート=1:1の割合で水で希釈します。

  3. 生長段階がすすむにつれ、CANNA COCO A/B肥料の使用量を増やしてEC値を高くして与えるだけで全ての生長段階に対応できます。しかし、Aパートか、Bパートのどちらかが多くなると、肥料バランスが崩れてしまうので、すべての生長段階でCANNA COCO A/B肥料各パート1:1の割合を守ってください。

  4. かならず培養液のpH調整をおこなってから植物に与えてください。最適なpH値は5.5〜6.2の範囲です。



CANNA COCO培地はハイドロポニック培地なので、培地全体に根が張ってからはCOCO培地が完全に乾く前に培養液を水やりするサイクルをくりかえします。


例えば、水やり3回のうち一回だけ培養液を与えて、あと2回はただの水を与える、とかカラカラにに乾かしてから水やりをする、など土耕栽培のような水やり管理は決しておこないません。


開花期の水やり管理のポイントは、CANNA COCO培地の表面が乾く前に水やりするサイクルになります。生長期のようなCANNA COCO培地の表面が乾いてから水やり、ではなくなるので生長期よりも水やりする間隔がせまくなりますし、開花期以降は培養液を与える回数が多いほど、多収穫に育ちます(濃すぎる肥料濃度とpK肥料の与え過ぎはNGです)。

以前の記事でも説明した通り、生長期の水やり管理のポイントは、ポット全体に根を伸ばすために培地をやや乾かし気味にしてから水やり、というサイクルでした。


すべての生長段階で共通しているのは、開花期と生長期ともに、水やりの度にポットの底からしっかり排水されるまで 水やりをしてください、ということです。目安としては、与えた水やりの 20%以上が排水されるまでです。培養液を与える量が足りなくて排水量が不十分だと、肥料焼けなど生育トラブルが起こりやすくなってしまうので、しっかり排水させてください。また、受け皿にたまった排水は、ためたままにはせず捨ててください。


大きく品質の良い果実に仕上げたいなら CANNAの活力剤シリーズ(Canna Boost, PK13/14, CannaZym, Rhizotonic)との併用をおすすめします。


CANNAの活力剤シリーズは、即効性が高く、与えたあとシャープに効果が現れるのがわかります。また、生長段階ごとに最適な活力剤がそろっているので、植物のニーズにあわせて与えると、生長段階で力強くスピーディーな生長を促し、開花期からは豊富な花つき、確実な結実、そして豊かな収穫をパワフルにサポートします。

水質に不安があり、R/O水を使用する場合はもちろん、軟水である日本の水にはCANNA CalMag Agent がおすすめです。CANNA CalMag Agent は、歴史上はじめて世界のハイドロポニック市場にココ培地をもたらしたメーカーが作るカルマグ資材だけあって、正確でち密な成分設計がなされていて最も安心して使えるカルマグ資材です。