ということで、「植物と向きあうようになってから、かるく3年以上たつけど、やっぱしまだまだだなぁ」という出来事がありました。
だいぶ育ってグリーン・カーテンのお役目を果たしつつあるホップたちです。
植木鉢はサイズが大きくなるほど、培土の乾きは遅くなるので、根っこの生長範囲の広いホップたちのためにも、76リットルの大容量のプランターをご用意しました!
その他にも培養土表面には、イナワラや腐葉土やココ繊維など有機質のものをたっぷり2cmほどの厚みでマルチングして、表土からの水の蒸発を防いでいます。真夏は朝に水やりをすると、すぐに太陽があたり温度がグングン上がってしまうので、夕方に直射日光があたらなくなった直後に水やりしてます。
そして、植物に与える水は、10Lのバケツに水道水を一晩以上汲みおいてから使います。でも今どきの真夏の水温は、28℃にもなってしまいます。水温が高すぎてもよくないので、冷蔵庫で10℃くらいに冷えた2Lペットボトルの水道水を加えて水温を2℃から3℃ほど下げて、さらにバケツからバケツへと、なんども高い位置から水を移しかえて溶存酸素量をキモチ増やしてから、噴霧器で水やりするという手間を惜しみません。
その他にも培養土表面には、イナワラや腐葉土やココ繊維など有機質のものをたっぷり2cmほどの厚みでマルチングして、表土からの水の蒸発を防いでいます。真夏は朝に水やりをすると、すぐに太陽があたり温度がグングン上がってしまうので、夕方に直射日光があたらなくなった直後に水やりしてます。
そして、植物に与える水は、10Lのバケツに水道水を一晩以上汲みおいてから使います。でも今どきの真夏の水温は、28℃にもなってしまいます。水温が高すぎてもよくないので、冷蔵庫で10℃くらいに冷えた2Lペットボトルの水道水を加えて水温を2℃から3℃ほど下げて、さらにバケツからバケツへと、なんども高い位置から水を移しかえて溶存酸素量をキモチ増やしてから、噴霧器で水やりするという手間を惜しみません。
水やりにはジョロではなく、噴霧器(スプレー)を使うと、酸素がふえて植物がゲンキにオイシく育ちます。時間のない時は、最初だけ噴霧器を使って土の表面に水をなじませてから、ジョロで水やりしてます。
プラントの根元の土を弾き飛ばすように噴霧器の高水圧スプレーで水やりするのが、コツだと思います。
プラントの根元の土を弾き飛ばすように噴霧器の高水圧スプレーで水やりするのが、コツだと思います。
そんなこんなで、いろいろ知恵を振り絞って水やりを工夫してるにもかかわらず、このところ毎日水やりせねばならなくなってます。
「ちょっと乾くスピードが早すぎるな???」と思い、水やりした直後に、培養土の表面を覆っているマルチングをほじってどかしてみると、水を弾いてしまっている土の部分がありました。植木鉢の底から、しっかり水が染み出てきたのを確認しているというに、水が培養土に均一にしみわたっていません。
イロイロ調べてみて原因はわかりました。「植えつけ前の土づくりの時にpH値調整のためにまぜこんだ石灰」が時間が経つにつれ、培養液のなかの硫酸根と反応して「石膏」にかわってしまい、それが吸水性を悪くして、水をはじいてました。
ひとまず応急処置です。細い丈棒で乾いてる部分をさくさくと突き崩していきます。(根っこを傷めないように) 。苗を植えつける時に、仕上げに棒で根の回りの土を棒でついて、余分な空間をなくして根をなじませ苗を安定させる「土極め/つちぎめ」というワザがありますが、それと同じです。
植木鉢に植えっぱなしにして半年以上もたった鉢植えなんかだと、いくら水をやってもすぐに鉢の底からチョロチョロと水がでてしまって、土がいっこうに湿ってくれない場合があります。これは培養土のなかに水の通り道ができてしまってるからなんですが、一度棒で培養土をつっついてあげると土のかたよりがなくなって、培養土全体に均一に水が行き渡るようになります。これは赤玉など無機培土が入っていると、よく起こりますが、ココ培地やピートなど室内栽培用の培土は、粒が細かく均一なので、水の通り道ができてしまうということは、ほとんど起きません。
水をあげた直後でも、マルチングしているココ繊維を指でほじってみると、やっぱり水を弾いてしまってる部分がありました
水を弾いてる部分を、やさしく竹の棒で突き崩してから
ほぐした部分には、噴霧器をつかって高圧力気味に水やりしました。これで保水性が改善されたと思います。
ということで、残る問題は、培養土の中でできてしまう「石膏」ですが、この根本的な解決には「微生物たち」に解決してもらうことにしました。微生物は土のなかのジャマな塩基さえ、分解して養分にチェンジしてくれちゃいます。
近ごろは欧米でも「超」がつくくらいの「微生物資材ブーム」で、ここ日本でもお店にいけば様々な微生物資材がありますが、どれが一番効くか?というよりも、どうやったら一番効き目が出るのか? ということのほうが重要かと思います。
植物と共生してくれるアリガターイ微生物の多くは、今ごろのあったかい気温でよくふえるし、適正pH値も植物と同じ弱酸性好きなので、よほど外さなければ、夏はある程度スピィーデーに効果が出やすい季節です。
微生物資材は、酸素大好き(なものが多い)/紫外線大嫌い/オキシドールや次亜塩素酸(水道水の塩素)もNGなので、汲みおいた水で希釈して太陽の紫外線が当たらない夕方や曇りの日にたっぷりとあげるといいかなと思います。
(水耕栽培など培養液メインで植物を育ててる場合は、培養液の水温が30℃以上になってたら酸欠になって微生物の効果が出にくくなります。特に夏場は、かならず週に一度は培養液を取りかえるのがベストです。いっそのこと夏場だけココ培地やポッティングソイルなどの有機培土で養液栽培するのも、非常にナイスなアイデアだと思います。)