2012年4月2日月曜日

ホップのトリミングをしてみました。

もう、4月です。殺風景だった木々には、次々に花が咲きはじめています。冬のあいだ、ひたすら正面を見つめながら朝の通勤に急いでいたお父様たちも、遠くや近くの空に広がる花々を見上げては、フッッッとほころんだお顔をなすっていました。
いい季節です。

春のアラシのような風が強く吹く時でも、「ジンチョウゲ」の香りがただよってくると、思わず立ち止まってしまいます。















情緒のある花と枝ぶりが大好きな「木蓮」も、川崎では見頃となっていますが、ソメイヨシノの開花にばかり気を取られる時期でもあります。








ニオイスミレが、いじらしくササヤカにかわいい黄色い花を咲かせました。

このニオイスミレは、砂糖漬けにしてお菓子の飾りにもできるんだそうです。











さてさて、今年のホップのグリーンカーテンに向けて、根っこをトリミングすることにしました。ホップは、ものすごく強い植物で本格的に暖かくなるまえの3月頃に横に走る根っこを切ったり「ホップ・クラウン」とよばれる肥大していく根元を切り分けて「Rhizomes/根茎苗」をつくって増やしていったりするそうです。














とはいえ、「根茎苗」を植えて1年目のホップはまだ幼いので、1年生のホップは、横にはしる根っこをトリミングしなくてもいいんだそうです。「ホップ・クラウン」が本格的にでっっっかくなる「3年目」くらいから、横に走る太い根っこを切ったり、「クラウン」を分割して大きくなりすぎないようにトリミングしていくんだそうです。











根茎を植えて1年目で、もうこんなに太くなってるのに、3年も経ったら、手に負えないほどぶっとくなるんだろうな・・・と、末恐ろしい気もします。
このクラウン部分をバツバツ分断すると、生長点となる「芽」をもった「 HOP RHIZOME」が収穫できるそうです。








今年はまだクラウンがちいさく、株分けできる「根茎」が穫れそうもありませんが、来年は株分けできたらいいなと思います。













トリミングした後のホップの根っこです・・・「切りすぎたかな〜?」と不安になりますが、手慣れたホップ・グロワーのお言葉、「ホップは、アホみたいに強い植物だから、一度根づいたホップを枯らそうとする方が、よっぽどムズカシイくらいさ!」という一言を信じます。










ということで、今回は根っこのトリミングといっしょに、新芽も間引きました。

今年の夏は、きちっと水やりをして、たくさんの「毬花」を穫れたらいいなと思います。