2012年5月23日水曜日

「共存」に成功した植物たち

世界には、気が遠くなるほどに数多くの草花が存在しますが、バラは、なぜこんなにも人々のココロをとりこにするのでしょうか??? 

歴史的にみると、本格的にバラの交配がはじまったのは、17世紀のヨーロッパだそうです。オランダ・イギリス・ドイツ・フランスをはじめ、現在ではアメリカや日本など世界中で、高名なブリーダーたちによって交配されてきたバラは、「人間」というツールを利用して子孫を残すことにおいては、歴史上大成功を果たした、かしこい植物という見方もできるのではないでしょうか?

バラにかぎらず、各国各地域で長年愛され栽培されてきた固定種はもちろん、高濃度CO2で交配されたF1品種であれ放射線や病原菌でDNAを操作されたGMO品種であれ、人の手によって栽培、交配され、品種がふえつづけている植物ほど、「歴史的に人との共存に大成功を果たした植物」といえます。

植物は、人のココロに直接テレパシーで語りかけるということも、平気でやってのけるようです。もしも突然意味もなく胸さわぎがして、数日後かわいがっていた植物が枯れてしまったなんて経験があるなら、あなたは植物のマインドコントロールに、まんまとハマったヒトリといえるでしょう・・・

植物たちのタクミな「ニンゲン操縦法」その2
http://desktopfarmer.blogspot.jp/2011/03/2_04.html


ツルバラのピエールドロンサールです。
フランスのメイアン社によってブリードされたバラです。

今年で2度目の春を迎える、ナウでヤングなバラ苗です。





生田緑地のバラ園にあった同じ品種のバラです。

ゆくゆくは、こんなふうに見事に仕立てていけたらいいなと思います。









キャラメルアンティークも、咲きそろってきました。
ドイツの有名なヴィルヘルム・コルデス一族のコルデス社ティム・コルデスさんがブリードしました。

日本で有名なブリーダーといえば、イングリッシュ・ローズの代名詞デヴィッド・オースティン氏かと思いますが、残念ながらそちらのバラは育てたことはありません。




最近は、晴れた日がつづくと、あっというまにカラッカラに乾いてしまい、水やりが忙しいです。

水やりを怠ると、あっというまにバラの花が重たげにお辞儀をしてしまいます。


春咲きのキャラメルアンティークは、こんな感じでしたが・・・


去年の10月に咲いたときの、同じバラですが、花弁が多めでした。

この時は、この一輪しか咲かなかったので、栄養が集中してしまったようです。











ちなみにゼンブのバラが絶好調なわけではなく、いじけ気味のバラもいます。

キャラメルアンティークの右隣にあるディズニーランドローズという、かわいい色の花を咲かせるバラですが、2月の剪定後、思うように枝が伸びてきませんでした。







スックスクと育ったキャラメルアンティークの根元は、こんな感じです。











一方、不調のディズニーランドローズの根元には、「カタバミ」というクローバーに似た雑草がギッッッチリと根を張ってしまいました。

バラの根はりが少ないので、水分/養分ともに土に残りやすく、雑草が根をおろすスキができてしまったようです。






葉っぱも黄色く厚みがありません。めちゃめちゃアブラムシがついてます。



同じ現象はミカンの木でも起きていました。













たくさんの花をつけたミカンの木の根元は、こんなふうにスッキリ!!!

カタバミは、生えてきません。










一方、今年はじめて冬を外で超したため、すこしイジケ気味のミカンの木の表土には「カタバミ」がギッチリ根付いてしまいました。

すべてのケースに共通してるわけではありませんが、根はりが弱かったり、水はけが悪いと、水分や養分が余ったりして、こんな風に雑草が生えてくることが多いようです。








ちなみにクローバーによくにた葉っぱをつける「カタバミ」は、「マメ科」ではありません。なのでクローバーのように根っこに「根粒菌」がつかないので、緑肥としての肥効はありません。「カタバミ」は、「カタバミ科」で、親戚には「スターフルーツ」があるそうです。しかし「カタバミ」には、土にも植物にもGOODな「有機酸」がたっっっぷり含まれているので、引っこ抜いた「カタバミ」は、プランターの表土にしきつめてマルチングにしちゃってます。

いつぞやのお話にもありましたが、土のコンディションによって生えてくる雑草は変わるそうです。

例えば、カルシウムやケイ酸が足りない土には、それらを溶かして吸い出すパワーが強い「スギナ」や「ススキ」が勝手に生えてきて、枯れて土に還ることをくり返すと、カルシウムの肥効がよい土へと治っていくそうなのです。
アレルギーにも効く!? 春の益草

ということで、「カタバミ」など引っこ抜いた雑草たちは、バラの根元の表土に放置してます。(完全に発酵していない堆肥や有機物は、培養土の奥深くに入れてしまうと、根っこが酸欠を起こすケースのCO2ガスや腐敗菌が発生してしまうので、土の表面にかるく置くのが無難です。)

今年は、テディ・ベアというミニバラが、よく咲きました。
このバラもピエールドロンサールとおなじく、フランスのメイアン社がブリーダーです。
ちなみに、ツルバラのテディ・ベアは、わが日本の斉藤実氏がブリードされたそうです。

5・6年ほど、同じ鉢に植えっぱなし! というズボラをしてしまったら去年からまっったく花をつけずシュートも伸びてこず・・・という末期症状だったので、去年の秋に、やっと植えかえました。






2012年5月21日月曜日

金環日食一色の日

今朝は、金環日食でしたね。通勤途中で観察した方もタクサンいらっさることと思います。



↑ひたすら連写して、ちょうど指輪のようにになったところです。川崎市では、雲が多くて心配してましたが、流れる雲のおかげで日食グラスがなくても、肉眼で観察することができる運びとなりました。(流行にウトいので、金環日食用グッズをすっかりGETし忘れていました。)


昨日になって、あわてて日食グラスを探しても、もうあるはずもなく・・・


「 いや待てよ!!! アレでいけるんじゃないか??? 」と、使い古したクタクタのC3ミラーフィルムというガーデニンググッズを引っ張りだしてみました。
アルミでコーティングされた鏡面効果のある反射フィルムですが、ミラーフィルムで太陽をかざしてみると、こんなふうにソーラーエクリプスを観察できました。ラッキー!!!

















偏光(PL)フィルターをつけただけのデジカメだけでは、雲が薄くなってしまうと、まるで見えません。















雲が厚めにかぶったタイミンクでは、PLフィルターだけのデジカメでも、ここまでハッキリと金環を撮影することができました。















ということで、いつもなら憂うつ気味な月曜日ですが、今朝はウキウキとした空気に満ちています。近くで観察している見知らぬ人との一体感が、なんとも楽しいですよね。


今週分のエネルギーを今朝で使い果たしてしまった・・・というイナセなおヒトも、多々多々いるかもしれません。

いっそのこと、木陰で休むニャンコのように、ボ〜ッと過ごしてしまいたい気もします。










ちなみに新月でもある今日は、「挿し木とり」「剪定」に最適だったりします。「種まき」は、満月の頃がベターだそうです。

2012年5月16日水曜日

冬の管理は、春にでる?

今年は、はじめて「無農薬ミカン栽培」にトライしてます。とはいえ、アウトドア栽培なので、室内栽培ほどには、面倒をこまめに見ているわけではありません。

厳しい真冬の寒さも、元気にのりきったミカンの木が、たくさんのツボミをつけてくれました。
ミカンは、もともとインドのアッサム地方原産ということで、アッサム地方といえば「紅茶」でも有名です。









そして「ミカン」と「お茶」といえば、日本では静岡県が有名な産地のひとつですが、黒潮が流れる海岸線にそった静岡県の山間部は、真冬でも暖かく、そんな気候がミカンの栽培に適しているんですね。

ということで、関東の冬を越さねばならなかったこのミカンの木には、


ぬるま湯に近い水温の水と栄養たっぷりの有機活力剤をあげて、根っこの健康を気遣っていました。






アウトドアで管理している花たちにも、寒さ対策にむいた有機活力剤の培養液をあげてました。

寒さに強いハーブやバラでさえ、冬のあいだも、水温をはじめ糖分や有機酸で、根っこのコンディションをよくしてあげていると、春になって寒さが緩んでからのプラントの勢いが、断然ちがいます。








約1年半前の2010年の秋にやってきたバラたちも・・・
http://desktopfarmer.blogspot.jp/2010/11/blog-post_02.html


2回目の春で、なかなかたくさんのツボミをつけてくれるようになりました。

ピエールドロンサールとキャラメルアンティークというバラです。









私のバラたちは、なぜか頭でっかち気味の花になるようです。

無農薬栽培なので、葉っぱには食害された穴がいっぱい空いてしまいました。
葉うらをのぞいては、害虫たちを手でとる作業は、毎朝の日課となってます。







「そんな苦労までして、無農薬にこだわる?」とも思いますが、

こんなふうにテントウムシをはじめ、いろんな益虫たちが、日替わりでバラにやってくる姿をみつけると、「小さな生態系」ができあがりつつあるという自己満足感が、なんとも楽しいのです。








ちいさくてもいろんな命が育っていくのを見ていると、ホントに元気がでます。







2012年5月14日月曜日

宝石のような美しさ「あかねっ娘」

昨年秋からアウトドアで栽培してきた「あかねっ娘」たちですが、いよいよ果実が赤く登熟しました。
ストロベリーポットは、Lサイズで34cmくらいの高さがありますが、


葉っぱがでかすぎてポットがほとんど隠れてしまいました。



・・・葉っぱの大きさの割に果実は、3cmくらいにしかなりませんでした。

でも、果実の色は鮮やかな赤で肉厚。キズひとつない宝石のようにキラキラと美しいイチゴです。

果実のついてる果茎(かけい)は、葉っぱの茎と同じくらい太くて長く宙に浮いてるので、ナメクジさえ近よれず果実は無キズですみました。
これはさぞかし甘くてウマいイチゴに実ったことだろう!と、ニヤニヤして食べてみると・・・

「すっぺー!」
「なんでだー!!!」

室内栽培のあかねっ娘たちと兄弟だと思えないほどに、まあっっったく甘くないのです!
でも、風味はとびきりすばらしかったです。






イチゴの果実は、花が咲いてから500℃〜600℃ほどの「積算温度」で登熟します。なので、秋冬室内栽培のイチゴであれば、室内の気温がだいたい15℃〜18℃くらいにしかならないので、花が咲いてから収穫できるまで33日以上かかります。
ところが、24℃ほどになる今ごろの野外の気温だと、600℃の積算温度になるまで10日ほど早い25日で真っ赤に熟してしまいます。アウトドア栽培のイチゴたちは、赤く色づくまでの期間が早いのと、寒さがゆるんで糖分をため込まなくなるので、甘さが乗りにくいんだと思いました。

ということで、私的にはですが、極上のイチゴは室内栽培がGOOD!という結論がでました。

イチゴのすっぱさにショックを受けている私を慰めるように、

「ブラックティー」というバラが花を咲かせはじめました。











この場所は、午前中の数時間しか日が当たりませんが、ツボミをたくさんつけてくれています。
育てはじめて3年目の苗です。バラは、年を重ねるごとに花付きがよくなり、3年目から、コンスタントに花をたくさん咲かせると聞きます。













バラはすべて無農薬で育てていて、病害虫忌避には、酵素系活力剤や、お得意のCO2を吹き込んだ炭酸水で希釈したケイ酸資材を週に1度だけ葉面スプレーしています。葉っぱを食害するチュウレンバチなどアオムシ類とアブラムシなどを殺す力はないので、いちいち手でとるしかありませんが、ウドンコ病やハダニなどは、まあっっったく見当たりません。


ということで、全国のバラグロワーの皆様!!!

花数に関係なく、今年も花を咲かせてくれるバラたちと、咲かせるまでがんばった自分自身を、まずはおおいに讃えようではありませんか!!!

Je vois la vie en rose〜



2012年5月7日月曜日

いろんな花が咲きました。

ひとくちも食べれていないホウレンソウが、GW明けに花を咲かせていました。










私は、レタスやホウレンソウなどなど、葉っぱを食べる「葉もの野菜」の花を咲かせることについては、天才的な才能を持っています・・・要は、ズボラだということです。

冬の葉もの野菜は、5月に入ってちょっと目を離してると、「シメシメ」とばかりにミニョ〜ンとのびて、花が咲きますよね。






無農薬で育てているバラたちのトップに、アリンコたちがせっせと運んだアブラムシたちでしたが、おかげさまで益虫ヒラタアブの幼虫がきちんと食べてくれています。





ヒラタアブの幼虫が、アブラムシをひっつかまえて、食べてるところです。

こんなカタチのヘンテコな幼虫を見たら、アブラムシを食べてくれますので、是非そのままにしてあげてください。








アウトドアのイチゴ「あかねっ娘」です。

イチゴの果実たちがボコボコと大きくなってきました。













別のアウトドア栽培「あかねっ娘」と、この秋から室内で育ててきた「あかねっ娘」たちを比較してみました。なんなのでしょうか? この葉っぱの大きさのチガイは!!!














大きな葉っぱのイチゴほど、果実も大きくなると言われてますが、ここまでイチゴの葉っぱがデッカく育ったのは、始めてのことです。
室内栽培のイチゴたちとはちがって、春になってからしか花を咲かせないアウトドアのイチゴたちは、残念ながら、いま実ってる第一果房だけしか収穫できないと思いますが、収穫が楽しみです。



真冬からちらほらツボミがでていた「ホワイト・セージ」でしたが・・・

GW中に、やっと花を咲かせました〜!!!
ぱちぱち。

恥ずかしながら、はじめて咲かせることができました・・・ホワイトセージの花って、ほんとに白いんですね〜。


2012年4月27日金曜日

はじめまして、TamaPlantfoodです。

ハイドロポニックス用の有機活力剤がやっと完成して、発売までこぎつけましたので、紹介します。

タマプラントフードは、ハイドロポニックス/オーガニック栽培の、ベース肥料と組み合わせて植物に与える有機活力剤シリーズのブランドです。
いまさら感が募られることかとは思いますが、いままでこのブログででてきた室内栽培のトマトやイチゴたちやアウトドアな植物たちで使ってきた活力剤です。
長い年月をかけて、テストを重ねて商品化されました。

興味がある方は、よかったらお試しください。



スタートです!






2012年4月24日火曜日

バラの仲間いろいろと、室内栽培イチゴの災難

川崎では、ソメイヨシノが散ってしまい、さみしく感じる間もなく「八重桜」が見ごろの時期となりました。満開の八重桜の並木の下を行き交うたちは皆、手まりのように咲く八重桜を見上げて思わずケータイを取りだし、並木を行き過ぎても振りかえっては、名残惜しそうに彩りを見つめていきます。
八重桜のピンクの濃淡がみごとで、ほんとうに見飽きるということがありません。










桜と同じバラの仲間、モッコウバラのツボミも、ふくらんできました。

使ってない外階段にモッコウバラをはわせただけですが、いまにも崩れ落ちそうな外階段が、年に一度だけ満開となるモッコウバラの黄色に彩られて、ゴージャスになります。
「あらキレイ! なのに育てやすいの? ならウチもこれ植えよう。」と言ってくださる方もいます。


勝手に生えてきた「ヤマブドウ」と思われる雑草にも、今年の新芽が出てきました。

野生種のヤマブドウは、雄雌異種ですが、花が咲かないので雄株なのか雌株なのか、まだ不明です。
ブドウも広い意味でバラの仲間だそうです。



アウトドアなバラたちも、さかんに新芽がのびて、待望のツボミが出てきましたが、今朝オオシロオビクロハバチの成虫が飛び交っているのを見ました。
今年もバラの葉っぱをマルハゲにしやがるオビクロハバチの幼虫とのバトルが始まる予感です。





やっぱりすでに孵化していました。


オビクロハバチの幼虫たちです。今年は、できる限り葉っぱのウラをチェックして、タマゴか小さな幼虫のうちにサクサクと取っちまおうと思います。







無農薬でバラを育てると、肥料や活力剤である程度の病気をふせげても、食害する幼虫はひっつかまえて取るしかないので、オビクロハバチやチュウレンバチの成虫を見ただけでムキーッッッとなってしまうバラ・グロワーもたくさんいらっさることと思います。




さてさて、ワタアブラムシ発生中の室内栽培「あかねっ娘」たちの最近の様子です。
アブラムシにたかられてても、

それなりに大粒のイチゴは実ってくれています。














ところが、ここにきて根はりのいいプラントと、根はりが乏しいプラントの抵抗力の差がハッキリとてできました。大きなポットいっぱに根っこが張ってるあかねっ娘は、アブラムシにやられていても果実がそこそこ肥大します。

左が布製ポット7号鉢(6〜7L)、右がスリットポット6号鉢(約4L)です。














↑この生長の良し悪しの差は、決っっっして、ポットのせいなんかではありません。スリットポットは、メリットがたくさんで、もちろんGOODなポットです。

スリットポットに植えたイチゴの苗が、いまいち育たなかったのは、私自身によるサイズの選択ミスです。もっと大きなスリットポットを用意して、根っこを傷つけないように植えかえていれば、スリットポットだってモチロンきちんと丈夫に育ちます。

ということで、「大きなポットに植えて、根量をたくさん確保できた方が、やっぱりイチゴはたくさんオイシく実りやすい」という目安にはなるかなと思います。


布製ポットは通気性がとってもよいので、ハウス栽培とか室内栽培とかの空気がこもりやすい環境だとか、果樹苗や庭木など栽培期間が年単位と長くて、大きな容量のポットが必要な植物の栽培に適してると思います。ポットのサイズが小さい場合、野外で風がびゅーびゅー吹いて日当りがよい場所だと、カラッカラッに乾きやすいので水やりが忙しくなりますが、コマメな水やりが苦ではないなら、その分よく育つので、おススメです。














昨年から、ハンギンクバスケットのヤシマットのかわりに、布製ポットをつかっていますが、ビオラは花数が多くなって、なかなかヨサゲです。(すぐ乾きますが・・・)





ワタアブラムシの被害は、次のステップにうつりました。「黒すす病」の発生です。














「黒すす病」は、アブラムシなんかの害虫のおしっこに含まれる糖分なんかで発生&繁殖するそうです。糸状菌のひとつで、黒色のススのようなものをだして光合成をジャマするカビですが、緑色のカビである「アスペルギルス・フラバス」みたいに猛毒の「マイコトキシン」とかは出さないので、食べても大問題にはならないようです。

とはいえ、イチゴのヘタも汚れるし、見た目がとっても不愉快なので、ひとまず朝イチバンに、イチゴの葉っぱの上でテカテカと光るアブラムシのオシッコを、噴霧スプレーの水できれいに洗い流して、黒すす病の拡大を防ぐことにしました。


葉っぱを洗い流すまえまでは、加湿ミストで湿度をいれてましたが・・・














毎日、葉っぱを洗うために葉面スプレー(ようめんすぷれー)するようになってからは、ファンをまわして空気を動かすようにしました。
気温も高くなってきたことなので、外気が入れば加湿器なしでも湿度は60%〜70%くらいになってくれます。そこに葉面スプレーすると、加湿気味になって葉の気孔がとじて根っこが動かなくなりそうな気配なので、ファンをまわすことにしました。










葉面スプレーしたあと、ファンをまわしても湿度は71%ほどしか下がりません。

季節の変わり目は気温や湿度の変化がコロコロ変わりやすいので、室内栽培でプラントに病気や害虫が発生しやすくなるかと思います。







そうなると、ナシクズシ的にやる気が失せてしまいがちですが、無農薬で育てている以上、病気や害虫を出さない/出ても最小限に食い止める知恵をコツコツと溜めていくのも楽しいもんです。



とはいえ春まっさかりな今、アウトドアでマックスに絶好調な「あかねっ娘」の育ち具合をみると、「いっそのこと、室内のあかねっ娘をゼンブ外に出しちゃおうかな?」とチラッと考えてしまいます。









春の温度で動きだしたアウトドアのイチゴ苗は、茎がビュッッッとのびて、葉っぱがハンパなくでかいです。花房がついてる花茎(かけい)もが、空に向かって立ちあがってます。
ヌクヌクの室内栽培のイチゴと違って、アウトドアなイチゴは、冬のあいだヒタスラ寒さに耐えて、地下部に養分を溜めこんで、春がきたとたん爆発的な生長をとげました。


家庭菜園でイチゴを育てた時、収穫期間が長いのが「室内栽培」、栽培期間は短いけど、丈夫に元気に勝手に育ってくれるのが「野外栽培」ってことになるのかなと、思います。

私なりの経験値でのお話ですが、イチゴはランナーから育てたほうが、丈夫に元気にメキメキと育つ苗になりやすいと感じました。あと、秋からイチゴに花を咲かせた場合、開花期間が7〜9ヶ月間と長期間になるので、イチゴの培土は保肥性があって、通気性が高い方がベターだと思いました・・・

ということで、ココ培地とピートベースのポッティング・ミックスは、とっても理想的だと思いました。
(再利用のココ培地で植物を育てる場合は、ココ繊維の分解がちょこっと進んでいるので、パーライトを30%ほど混ぜたほうが、通気性が確保されると思います。)