2013年5月20日月曜日

バラとのび太と岡本太郎

今年も、「生田緑地ばら苑」の開苑期間となりました。
初夏を思わせるような暑さとなったゴールデンウィーク中にピークを迎えてしまったバラも少なくなかったようですが、右を見ても左を見ても満開のバラに囲まれていると、まるで天国に来てしまったかのような気分になります。

















雲が多かったこの日は日射しがやわらかく、赤いバラがひときわ鮮やかに見えました。
























お天気によって「うわぁ、キレイな色〜!!!」「この色のバラもいいなぁ!!!」と感じるバラが変わるのかもしれません。


























オレンジやピンクが少し入った、やわらかな白いバラも、ギラギラとした日射しよりも曇りの日に、クラシカルな雰囲気が引き立つと思います・・・というか、これだけの花数を我が家でも咲かせることができたとしたら、もうそれだけで大感激の大満足です。









































水が好きなわりに、葉っぱが濡れるとカビ病がつきやすいバラには、土の保水性を保ちつつ葉っぱをカビ菌から守ってくれる「マルチング(バーク、腐葉土、専用シートなどで根まわりの表土をおおうこと)」が欠かせないかと思いますが、なんともかわいいマルチング材をめっけました・・・松ぼっくりです!!!






















↑松ぼっくりのマルチングは、見た目もかわいいし、バークや腐葉土みたいに強風でヘロヘロと飛ばされて、いつのまにか消えていたり・・・ということもなさそうです。しかも松ぼっくりの構造は、保水性も通気性もヨサゲで、好気性の有用菌もふえそうですねぇ。




ちなみに、このばら苑がある「生田緑地」には、入館前の期待感をかるく上回るディープな世界が広がる「川崎市岡本太郎美術館」があったり、いつ通りかかっても長蛇の列ができている「藤子・F・不二雄ミュージアム」もお隣にあります。

歩いてたどり着ける小田急or南武線登戸駅前には、おいしいラーメン屋さんもたくさんあるし、日本のクラフトビールブームに多大なる貢献をなすってこられた「クラフトビア・ムーンライト」もあります。酵母が生きてる非加熱処理のゴクうまクラフトビールが、ワングラス300円から飲めてしまうココロにもおサイフにもありがたいパブレストランです。

2013年5月17日金曜日

トマト、サビダニへの勝利の予感!?

道ばたの石垣で、野良の木いちごがカワイイ花を咲かせていました。「ナワシロイチゴ」という低木性の木いちごだそうです。毎年ツルがのび葉が展開していますが、花を咲かせたのを見るのは、もう数年ぶりです。























さて、植物にとってカンペキな環境がつくりやすい室内栽培ですが、いっぺん病害虫がでてしまうと100%の駆除というものがなかなかムズカしくなるというデメリットもあります。

それは、植物の生長にとって適度な温度や湿度,養分などが病害虫の繁殖にも有利な環境になってしまうことと、ライバルや天敵がいないので「病害虫の繁殖パラダイス」となってしまいやすいからです。


トマトを育てているおヒトにとっては、「栽培エリアに定着してほしくない害虫トップ3位」内に確実に入ると思われる「サビダニ」。
「サビダニ」がついた特徴のひとつとして、水が足りないわけでもないのにトマト苗の下の葉っぱが、くしゃっと萎れはじめる・・・ということがあげられるかと思います。

そして、今年の秋冬室内栽培のトマトたちは、あわれサビダニ牧場と化し強制終了させられてしまったので、「今回は、なにがなんでもサビダニに勝つぞ!」と心に強く誓います。


今回はデンプン系自然農薬「アーリーセーフ」をセレクトしましたが、その効果は・・・?

クシャッと萎れてしまった葉っぱだけを部分的に取りのぞき、萎れた部分がでた葉っぱを中心に300倍希釈した「アーリーセーフ」をまんべんなくスプレーしました。下部の葉っぱから症状が強く出やすいようなので、下の葉っぱを中心にしっかりとスプレーし、部分的に葉っぱの萎れがでなくなるまで、これを日に一度、毎日くり返しました。(だいたい3日連続で行うと、葉っぱの萎れが止まります。)

その後は、下部の葉っぱをよく観察して萎れる葉っぱが出はじめたら、アーリーセーフ300倍希釈液スプレーをくり返しました。これで、トマトのサビダニ牧場化はかなり防げると思います。


いまのところ3日連続スプレーで薬害がでたことはありませんが、「アーリーセーフ」の使用説明には「ダニ類が大量発生した場合は、数日おきに散布が望ましい」と書いてありますので、もしトライされる方は自己責任でお願いしたいのと、あくまでも葉面散布なので、直射日光があたらない早朝や夕方、または日陰条件下で風通しがよい場所でスプレーしたほうが無難のは言うまでもごさまいせんっっっ。


























ちなみに、バラの葉っぱを食害する幼虫類は、50℃温水スプレーで減らすことに成功しています。50℃温水スプレーは高温に耐性がある病害虫の駆除には向いていないと思いますが、ウドンコ病や炭疽病などのカビ病や、アブラムシとかチュウレンジバチの幼虫類をサッパリと落とすことができるように思います。




ち・な・み・に・・・・
ココ培地やポッティング・ミックス培土など有機固形培地で、植物を育てているとちょっと不便なのが「培地のpH値の測定」だと思います。「1:1.5分析法」で培地のpH値とEC値を計ることはできますが、ちょおっっっっとメンドクサイ!!!


↓のような土壌の水分/酸度メーターは、pH値に関してはかなりアバウトな数値しかでませんが、それでも水やりのタイミングや培地のpH値管理などを大きく間違えてしまわないためには、とっても役に立ちます。























このような、リーズナブルな土壌酸度メーター、使っていると感度がニブってきてしまうことがあります。そんなときは、ザラザラした食器用スポンジなどで先端部分をかるくこすって洗ってあげると感度がよみがえりますが、くれぐれぐれも自己責任でトライなすってください。



2013年5月14日火曜日

ベランダで育つ植物たち

ベランダまでツルが伸びたセンテニアルホップに「毛花」が咲き始めました。














秋に横枝をカットしたセンテニアルの挿し木苗を、その冬のあいだ水耕栽培で太らせて昨年の今頃に地植えしたまま、すっかり忘れていた挿し木苗です。

基本的にホップという植物は、日が短くなると花を咲かせる「短日植物」ですが、ホップは5月頃に初夏の陽気がつづいてツルが2m以上にのびると次第に花を咲かせはじめるようです。短日植物は日の長さよりも、日射しのなかに青い波長がふえてくるとフロリゲンが作られはじめるといいますが、その通りなのかもしれません。短日とは逆に、長い昼で花を咲かせるアブラナ科などの「長日植物」は、日光に赤い光が多い冬に開花が促進されるとも言われています。























センテニアルホップは、カスケードやチヌークよりもかなり早く新芽を出し生長が早かったので、どちらかといえば涼しい気候のほうが好きなんだろうと思います。昨年のセンテニアルは、暑さのピークとなる8月にはあまり花が咲かなくなり、9月すぎから再びツルを伸ばしはじめて花が咲きました。























このホワイトセージたちも挿し木苗で増やしました。
























ずっとベランダで育ててます。春から秋までは生い茂った柿の葉っぱたちのせいで、ベランダに日射しは短時間しかあたりませんが、暑さで蒸れるより100倍マシなようです。挿し木にしてから2年目になりました。

























それにしても、枝が横にのびます。ほふく性のクリーピングセージが少し入ったホワイトセージかもしれません。
http://desktopfarmer.blogspot.jp/2012/03/blog-post.html





















ベランダのブルーベリーたち。左が「ティフブルー」で右が「バルドウィン」の果実です。枝の数がすくないバルドウィンのほうが実のつきが少ないので果実の肥大が早いようです。















枝数がすくないバルドウィン。数少ない実を落とさないように管理したいと思います。






















横に長く広く枝がのびたティフブルー。これでもかと花が咲き、80%ほどは結実してくれました。















2013年5月8日水曜日

みかんの花が咲きました。

今年のみかんの木は、3月に布製ポットに植えかえました。みかんの木の剪定や植えかえなどの春支度は関東地方では3月がよいそうです。


初夏の気候となったGW連休中に、暖かさにつられて「みかんの花」がつぎつぎに開花しはじめました。






なかなかの満開ぶりです。元肥には魚や油カスなどの有機肥料にしました。「この花つきのよさは通気性のよい布製ポットと有機活力剤のコンビネーションのなせるワザだ!!!」と鼻高々でしたが・・・畑やハウス栽培のみかんの木では標準的な花つきのようです。






















みかんの花の香りをかぐと少しビックリします。ジャスミンやユリのような「いかにもフローラル!」といった香りで、フレッシュな果実の香りとはまるで違います。
とても高価で女性に大人気の精油「ネロリ」は「ビターオレンジの花」から採られますが、みかんの花は「ネロリ」よりもクセがないように感じます。
「びわの花」も、試しに嗅ぐとその香りのよさにかなりビックラさせられるのですが、みかん花の香りにもよく似ています。






















「キャラメル・アンティーク」が咲きました。寒さというか管理ベタで多発したブラインドシュートからはまだツボミが上がりませんが、それでもひとつ目の花が開けばうれしいものです。
























昨年秋にやってきた「アンブリッジローズ」もひとつめの花が開きました。アンブリッジローズのほうは、ブラインドシュートを摘み取った後、そこから順調にツボミが見え始めています。
















室内栽培のトマトたち・・・ひとまずゲンキですが、いよいよ病害虫との勝負のシーズン到来です。室内栽培でも露地栽培でも同じですが、病害虫が発生するときは植物体内で肥料が過剰になってるケースがとても多いです。






















室温がグングン上がってくるシーズンなのに、強いランプのままだったりランプの光にトップを近づけすぎたり、室内がカラッカラに乾燥していたり、培養液の水温も高くなるのに濃い肥料の培養液をあげて根っこも傷めてしまった・・・このような、ひとつひとつの小さな要因が重なって、植物体内でチッ素過剰がおこって病気や害虫にやられやすくなります。


2013年4月26日金曜日

満月に小麦の出穂

昨日から、小麦たちが出穂(しゅっすい)しはじめました。お米の穂よりもプックリしてます。今日は満月です。やっぱり月の満ち欠けは、植物の生長に作用しているように思います。























しかし同時に、バラたちにも「オオシロオビクロハバチ」がまたまたタマゴを産みにやってきていました。数日後に幼虫たちが葉っぱを食べはじめるので,要注意です。

ところでこの「秋まき小麦」は、昨年秋からイチゴに発生したアブラムシを食べてくれる天敵農薬「アブラバチ」たちの別荘として・・・つまりバンカープランツとして育てはじたもので、まさか穂が出るとは思ってなかったので、ちっちゃなポットのまま一度も植えかえてあげてません。
























ギュウギュウな密植状態ですが、こんなに大きくなりました。






















小麦などイネ科の植物、雑草にはアブラムシがつきやすいので、アブラムシにタマゴを産みつけて殺してしまう益虫「アブラバチ」にとってナイスなバンカープラントとなります。ほんの数ミリの黒くてちっちゃな虫がいたら益虫のアブラバチです。

















一見「コバエ」にも見える「アブラバチ」ですが、葉っぱのウラに「マミー」がついてるかどうかで判断できます。アブラバチにタマゴを産みつけられて、パンパンに丸くなったアブラムシの「マミー」が葉っぱのウラに引っついてれば、コバエではなくアブラバチってことです。























アブラムシでお困りのおヒトは、そのへんの道ばたでピンピンと生えてて、いかにも猫が好きそうな感じの雑草をチェックしてみて葉っぱに「マミー」がついてたら、自宅のお庭にお持ち帰りするのもナイスかもしれません。

















それにしても小麦の出穂を発見したとき、そのようすは「まるで、かぐや姫のようだ!!!」と感じました。






2013年4月24日水曜日

ミス・ミー、ブラインド。

週末は、これでもかと寒さがぶりかえしました。例年なみの暖かさがもどった週明け、道ゆく人々は、晴れやかな表情をしているように見えました。お天気がよい日は、気分もウキウキしますが、冷えこんだ日が続いたあとにポカポカな陽気になると、ウキウキ加減がさらに加速します。お散歩する人々をたくさん見かけました。

いつのまにか、モッコウバラのアーチと化した外階段。モッコウバラは開花のピークです。ウチのモッコウバラの咲き誇るさまを見て,思わずおなじバラをGETしてしまったご近所さんさえ、いらっしゃります。( そのお宅は管理がお上手で、毎年ウチよりも満開になるのです )
























長年の雨風でボロボロと崩れゆく屋根と壁の波板も、ボリューミーなバラの花々におおわれる期間だけはまったく目立ちません。ナイスなアラ隠しです!!!
半年ほど前に、顔にバシバシあたるツルを避けながら受けながら、屈強なモッコウバラのツルをなんとか誘引した苦労がむくわれました。























アウトドア栽培の「あかねっ娘」、元気です。今年はでっかい葉っぱが常に4〜5枚になるように葉かきをして、果実に養分をまわすように管理してみようと思います。

























ブルーベリーの受粉が、思いのほかウマくいってニンマリです。花が茶色いまま残ってしまうと受粉失敗だと思ってましたが、雌しべが上を向いてきたので多分受粉できてるんだと思います。















いつぞやファーマーズ・マーケットでGETした宮崎産のブルーベリーの夢のようなウマさが忘れられません。不定期なご出店なので、今度いつ食べられるかもわからないし、かといって輸入品を食べる気が二度と起こらないほど、ほんっっっとうにおいしかったので、自分で育てることにしました。 こんな農産物が作れるんだから、ニッポンの農業はまちがいなく世界一です。




























一方、週末の寒さで大変な事態が起きたバラたちです。新芽が茶色くいじけて「ブラインド・シュート天国」と化してしまいました。
↓芽かきしたブラインドシュートたち(ブラックティー)。














中央から顔をのぞかせてた新芽の先が茶色く変色してしまってます。ブラインドシュートからは、よいツボミがでないので見つけしだい芽を摘みます。
寒さか、肥料過剰が原因となることが多いそうです。
























放置しておけば新芽がのびることも多々あるそうですが、よい花が咲かないんだそうで。その一言でグズグズしてないで芽をつむことにしました。






















↓これもブラインドシュートのようですが、摘むべきだったかどうかまだ迷ってます。多分よい花が咲かないんだろうと思わせる貧弱な芽です。まったく同じ状態の芽を残してあるので、今後どうなるか見ていきます。

























アンブリッジローズにも、ブラインドシュートっぽい芽が続出です。「 あやしい芽をゼンブ芽かきしたら、トップがなくなっちゃうわよ! 」と、ついボヤキがでるほど、ブラインドシュートがふんだんな状態です。






















ピンチしようかどうしようか、とものすごく悩んで残した芽です。いまのところ、伸びてますが、ツボミがつくのか?よい花が咲くのか?観察していこうと思います。






















生長展開が早い野菜とか穀類の管理ポイントは、なんとなくわかってきましたが、バラだのミカンだのブルーベリーだの、繊細で気の長い管理が必要な樹木類などは・・・まだまだこれから勉強が必要です。

2013年4月19日金曜日

いろんな挿し木が発根、そして50℃温水駆除。

にっくき「サビダニ」にやられた秋冬トマトのリベンジに、新たに栽培をスタートさせた「千果」は、いまのところとっても元気です。














夏になると、いつ枯れ腐ってしまうか不安な「ホワイト・セージ」。念のため,今のうちに挿し木をとることにしました。























そして発根しました。挿し木取り成功です。















毎年春に大量にでてくるカスケードホップの「新芽」。そのまま残してしまうと大変なことになります。なので、よぶんな新芽を「芽欠き」せねばならんのですが、新芽で挿し木ができるような気がして、試しに欠いた新芽を何本かココ培地に挿してみました。























2週間ほどすると芽かきした新芽から根っこが発根しました。やってみるもんですね。
発根するまで、日々炭酸水をスプレーしたり、週に一度うっす〜い肥料の培養液をあげたりしてました。























ちなみに、挿し木取りにつかったココ培地には、挿し木をスタートさせた時から「バグ・フロスタ」を撒いたので、モワモワとした白い菌糸のなかに挿し木があったわけですが、ホップ,トマトの挿し木で問題は起こりませんでした。(短すぎる新芽と弱々しかった枝は、バグ・フロスタを撒いても撒かなくてもダメになりました。)

























ところで・・・

先週の水曜日4月10日は「新月」でした。地球上の生物は「満月」に産卵や出産のピークが来る,と言われてますが、種族保存本能が働くので「満月」とは真逆に、月がすっかり隠れて暗い夜になる「新月」に産卵や出産をする個体も必ずいるそうです。
そうやって産卵や出産時期のピークをずらすことで、病気や災害で全部がやられてしまわないようにしてるんだそうで。


ということで、「先週の新月には、ぜっっったい害虫たちもタマゴを産みつけてるはず!!!」という思惑が見事にあたりました。
去年の年末に私のモトに来てから、大事に大事に大事に大事に育ててきた「アンブリッジローズ」です。
























葉っぱにちいさなプツプツした穴が!!! 「オオシロオビクロハバチ」の幼虫がタマゴから孵って葉っぱを食べはじめたサインです。
















「キャラメルアンティーク」というバラです。とっても丈夫で育てやすいです。このバラにも「オオシロオビクロハバチ」がではじめたサインがみつかりました。
























ポツポツポツポツポツポツ・・・と葉脈に葉脈にそって茶色く穴があいてます。
無農薬栽培が難しいといわれるバラでも、植木鉢や培養土を工夫したりpH値を整えたり、肥料や活力剤で丈夫に育てていれば、カビなどの病気はほぼ100%防ぐことができるか,大事にはいたりません。しかし葉っぱや花を食害する害虫は、なかなかふせぐことができずにいました。
























ということで、さっそく50℃温水で害虫駆除に挑戦してみました・・・

〜 室内栽培 〜 病害虫にも50℃温水マジック!?http://desktopfarmer.blogspot.jp/2012/11/50.html


おかげさまで翌日には害虫のお子サマたちは、キレイさっぱりと、いなくなりました!!! めでたしめでたし。

























勢いよく水をスプレーできる「加圧ポンプ式散布スプレー」に56℃くらいのお湯を入れて、バラの苗の上部から葉っぱの裏面にスプレーしてみました。 

温水をスプレーされた幼虫は,熱さでポタポタと下に落ちるので、上から下へスプレーしていったほうが効果的だと思いました。


56℃という温度は植物にとって少し熱めで、限界ギリギリなんですが、水をスプレーすると外気と混ざり水温が下がってしまうので、56℃くらいにしておくと葉面に届くとき,ちょうどよい水温になります。葉っぱにスプレーする前には、念のため手にスプレーしてみて、ちょっと熱いけどガマンできる水温がイチバン幼虫がポタポタと落ちました。


もし試される場合は、いつまでも葉っぱが濡れていたり、暑さでムレてしまうと病気が出やすくなるので、なるべく涼しい時間か,風通しのよい場所で温水スプレーをしたほうがよいと思います。あと,農薬ではないので駆除する効果は持続しません。なるべく害虫が出はじめたサインを見逃さず、被害が広がらないうちに50℃温水スプレーすると、ベストだと思います。また、温水をあてる時間の限界は一カ所につき2分までが限度で、葉っぱにふれて効果がある水温は45℃以上55℃以下となっています。
食害する幼虫駆除のほかにも、ウドン粉病や炭疽病などの防除に大きな効果があるそうですが、昨年試した結果では、バラの黒点病にはあまりよい結果は出ませんでした。しかし、あくまでも防除のために週に一度ほど50℃温水スプレーをするのは、よいアイデアかもしれません。




室内栽培のアブラムシ対策にGETした「アブラバチ」。屋外栽培のバラの葉っぱにも、ちゃんと移住してくれていました。