2020年1月21日火曜日

おうちで楽しむアーバンガーデニングと温浸法オイル

いくら暖冬だとはいえ、くもりや雨ふりな日の底冷える寒さは、やはりすこしユウウツになります。









ということで、気分転換に「インフューズド・オイル」作りを楽しんでみました。

インフューズド・オイルとは、香味野菜やハーブをベジタブルオイル(植物油)に漬けこみ、有効成分をオイルに抽出させる方法で、「温浸法」と「冷浸法」のふたつの方法があります。「冷浸法」は、でき上がるまでに数ヶ月かかるので、せっかちな私は「温浸法」をチョイスしました。


  • 温浸法」は、茎や葉、根っこなど固めの部位を使うハーブを、熱に強く酸化しにくい植物油に浸し、50℃〜60℃で数時間加温しつづけ、植物油に香りやうまみ、ビタミン、テルペン、カルテノイドなどファイトケミカルとよばれる脂溶性の薬草成分や美肌成分などを抽出する方法です。



  • 食用ならば、オリーブオイル、米油、スイートアーモンド・オイル、マカダミアナッツ・オイルなど加熱しても変質しにくい食用油がよく、



  • マッサージや保湿、クレンジング用でもほぼ同じですが、ホホバオイルなど、いわゆる「キャリアオイル」に用いられる植物油がよいです。肌に塗るとベタベタするので、できあがったオイルには「ポリソルベート」など乳化剤を15%ほど加えて使い心地を軽くします。









温浸法インフューズドオイル 」は、「特別な材料も必要なく手軽でシンプルなのに、ハーブの美肌成分や有効成分が存分に引き出せる」ということで、最近手作りコスメ派の方たちに大人気です。

1. 料理にひとかけ! フレーバー・オリーブオイル
まずは、非常にベーシックなインフューズドオイルを作ってみました。オリーブオイルに、ニンニク、ローズマリー、オレガノ、唐辛子を刻んで入れました。











年末の「熱帯の電脳月曜日・・・」で安さにつられ、ついついGETしたヨーグルトメーカーです。 ヨーグルト -> こうじ甘酒を ほぼほぼ日替わりでつくっているので、とてもとてもとてもとても重宝しています。 さらに「温浸法インフューズドオイル」づくりにも活用しています。 上のオリーブオイルをセットしたら、50℃〜60℃に設定して、3時間加温してみると、ニンニクやハーブの香りがしっかりと楽しめるフレーバーオイルができました。ピザやチキン、サラダにひとかけすれば、気分はもうリストランテ!!!







2. 低温調理器なら、DIYクレンジングオイルもたくさんつくれます。
ついつい欲しくなってGETしたものの、いまいち活用できず眠らせてはいませんか? 
ヨーグルトメーカーはもとより、低温調理器!!!  60℃前後でお肉のカタマリを加熱すると、やわらか〜くおいしく仕上がるということで話題の「低温調理器」です。低温調理器」は、一度にたくさん「温浸法インフューズドオイル」を作りたいときにベリーベストです。
加熱に強いホホバオイル、アーモンドオイルや米油をブレンドし、オイル全量の15%程度の乳香+紫根+ハイビスカスを浸して60℃/5時間加熱しました。5時間後、オイルは鮮やかな赤ワイン色に変化していました。ザルと布でオイルをぎゅっと漉してできあがりです。

できあがったオイルのままだと水で洗い流せないので、乳化剤である「ポリソルベート80」を全量の10%ほど加えると、軽い使いこごちになるので、メイク落としだけでなく保湿オイルとしても使えます。










3. 温浸法ならば3年待たなくてもできる、ビワの葉インフューズド・オイル

腰痛や神経痛、虫刺されや打ち身、ねん挫などの痛みを緩和してくれるビワの葉の薬効は、すでに知れわたっていることと思いますが、焼酎を使ったビワの葉エキスづくりは、「冷浸法」なので、できあがるまでに何年もかかります。そこでビワの葉を刻み、美肌効果の高いホホバオイルや米油に漬けこみ、低温調理器で60℃/5時間 加温しました。

その効果ですが、帯状疱疹の発疹や痛み、かゆみが出たところに塗ってすり込んでいますが、症状がやわらぎます。とはいえ「ビワの葉エキス」の温湿布のほうが効果は高いように感じます。ビワの葉インフューズド・オイルは、外出先でも塗ることができるので携帯用に使用しています。












一方、CMH315Wで育てている秋冬室内栽培のジャンボピーマンやミニトマトどもは・・・





めきめき大きくなってきました。ジャンボピーマンは花芽がつきました。開花期のスタートです。





今年の最初の様子と比較すると、この2週間でずいぶん生長したことがわかります。








今年上旬のころのSANlight  Q6 215W LEDのミニトマトたちです。






ミニトマトも2週間でこんなに大きくなりました。







ミニトマトをはじめ夏野菜の多くは、季節に合わせて動くので、花が咲いてから40日〜50日で収穫となりますが、秋冬の室内栽培だと登熟まで日数が多くかかるので、それはそれは甘くおいしいミニトマトが収穫できます。









さて、ビカクシダがわりと寒さに強いとわかったので、アウトドアのガーデニングが忙しくない今のうちに、植えかえてみました。植えかえ時のダメージを和らげてくれる「スーパースライブ」と、吸収性が高い「ハイドロポニック用肥料」を薄めに希釈して、たっぷりと水やりしました。








根鉢をコンパクトにして、たくさんの花苗を植えこむ寄せ植えにも「スーパースライブ」と「ハイドロポニック用肥料」は、効果があります。 ダメージを受けた根の回復と生長をサポートして、花芽の立ち上がりも早く多くなります。



2020年1月14日火曜日

冬の収穫と景色を楽しむ

今年は暖冬のおかげで、「寒すぎて、まだふとんの中から出たくない!」 という朝があまりありません。いっぽうで、東京オリンピック開催中の夏が、あまり暑くならないといいな、と心の奥底から願います。

さて、外壁工事の関係で制限があり、まあっっったく手入れができなかった「みやまコカブ」でしたが、年が明けて収穫できるようになりました。






間引き作業がほぼできなかったので、こんなアリサマですが、収穫したコカブを生でかじってみると、ウットリするほど甘くおいしく、結果オーライとしました。

























気がつけばもう1月中旬にさしかかり、花々があるカラフルな景色が、ますますありがたい季節となりました。



















エサがとぼしくなる冬のあいだ、小鳥たちのためにピーナッツリースをこしらえています。春を迎えてからバラにつく害虫たちを食べてもらうためです。

























家の外構をコンクリでおおいたくない派なのですが、その理由はミミズコンポストもできるし、古い油を埋めて処理もできる、という土の浄化機能を利用しないのはもったいない!と思うからです。同じく土の空間を残しておきたいマダムが住むお宅の庭先には、今時期はきっと長ネギが埋けられていることでしょう。
























初詣にお参りした神社で見つけた、備長炭とスギゴケの植栽がすてきでした。これなら、なにかを植えて枯れてしまったまま放置してあるプランターや、日当たりがよくない庭の小さな空間にも、ローメンテナンスでできそうです。

2020年1月7日火曜日

賀正 2020年 本年もよろしくお願い申し上げます。

新年あけまして おめでとうございます。

謹んで 新年のお慶びを 申し上げます。









12月30日には冷たい雨が降り、こごえる大掃除やお礼参りとなってしまった方も多いのですが、雨のおかげでお正月にしっかりと雪化粧をした富士山を眺めることができました。









今年こそ、想定外の自然災害に見舞われることなく、

穏やかに 朗らかに よい一年となることを心からお祈りいたします。



2019年12月24日火曜日

Happy holidays 2019!!!






今年も残りわずかとなりました。

せわしい年末ではありますが、どなたさまもお身体にお気をつけて、

心おだやかに良い年明けをお過ごしになられますようお祈り申し上げます。

Wish You Were Here...







さてさてさてさて、何かと言い訳をつけて後回しにしていたイチゴ苗をファイナルポットとしての140mmネットポットへと、やっと定植しました。1Lサイズのスターティング・ポットココ培地には、もうすでにかなりの根が回っていて、ちょっと遅すぎた感があります。








イチゴ苗は、根元のクラウンと呼ばれる部分で酸素をたくさん吸収するので、クラウンを埋没させないように、ココ培地へと定植しました。







定植してから2日後の朝の様子です。 葉つゆがでています。







植えかえ後の朝方に葉っぱの先から水分がでているのは、根の活力が高く植えかえ成功の目安です。根が夜間のあいだにも活発に水分を吸収するので、過剰になった水分を葉っぱから排水させるためです。





葉つゆは、生長期にはよく見られますが、開花期になるとあまり見られなくなります。

その理由は、花が咲いて果実が実ると、植物は花や果実に養分や水分を優先的に送るので、根っこに届く養分は生長期よりもずいぶん減ります。となると、根っこの生長がとまり、新たな根が育ちにくいので生長期よりも培養液の吸収がスローダウンするためです。

このようなサイクルから、生長期には、根っこを最大限に生長させておかないとならんので、ココやポッティング・ミックスでは水やり控えめ+ゼッタイに葉っぱや根っこにダメージを与えてはいけないわけで、開花期に移行したら果実の肥大とともに、水やり回数多めにせねばならないわけですねぇ。





2019年12月18日水曜日

2019 SANlightQ6 LEDとpHull Spectrum CMHの秋冬栽培

フル・スペクトラムCMH315W 4200Kランプで育てているのは、ジャンボピーマンです。 となりで点灯させているSANlightQ6W LED215W の温白色光が強すぎて、これっぽっちも白色に見えてませんが、4200Kランプの光は、青色波長がメインの白色です。








CMHランプ4200Kは、300nm〜800nm(近紫外線から近赤外線)の範囲すべてを放射するフル・スペクトルな光です。夏野菜は、紫外線から青色領域の光で徒長のないコンパクトな生長はもちろん、実は花芽形成も促進されるので、生長期の初期からCMHランプ4200Kの光が効果的です。


























そのとなりの、ハイエンドな栽培専用LED SANlight Q6W 215Wで育てているのは、毎年定番のミニトマトどもです。

























トマトは、収穫できる頃になるとツルが2m以上になって、日々の誘引作業が追いつかなくなるので、このくらいの丈の時が一番かわいく思えます。



















ジャンボピーマンとミニトマトの間に挟まれているのが、イチゴ「あかねっ娘」です。ハダニがでましたが、2度の薬剤散布と55℃温湯スプレー、そして細胞強化効果の高いクリスタル・アップ活力アップのスーパースライブの葉面スプレーのローテーションで、カンペキに駆除できました。ハダニは、薬剤を使いすぎるとすぐに耐性をつけてしまうので、農薬ではない活力剤の葉面スプレーをこまめにおこないイチゴの免疫力を引き出すことが大切です。

イチゴどもは、近日中にネットポットに定植して、天井からハンギングで育てます。ミニトマトやジャンボビーマンの株間につるして育てれば、グロウランプの光がムダなく活用できます。

























木々の紅葉が、例年よりも遅かった2019年です。



















たびかさなる台風や天候不順で、今年の花き類は、やや出荷が遅れたものもあるようでした。「お花も野菜も、それはそれはよく育つ! しかも抗酸化成分の含有率が多い野菜に育つよ!」が自慢のソイルレス・ポット用培土 CANNA Terra ポッティングミックス培土 で寄せ植えをつくりました。植物検査のために封を開けて、売り物にならないものを活用しています。





















やさしく、やわらかなイエローピンクが、春の訪れを楽しみにしてくれています。




































年が明けて正月気分が終わり、2月になると咲きはじめる梅をかわきりに、ご近所の花木たちが、まだ寒々しい風景の中で、桃、桜・・・と、はなやかに花を咲かせていくのをうれしく眺めながら「去年の暮れに桃のひとつでも植えておけば、いまごろ家でも花が楽しめたのに・・・」と毎年思うのでした。
とはいえ、季節を感じる花木アレコレを植えられるスペースのあるお庭をもつお家というのも、かなり少なくなっている気がします。




ふと気がつけば、増えているキング・プロテアも冬じたくを終えました。アッパレなことに、今年の秋に順調に育っていた一株を枯らしてしまったおかげで、「ゼッタイにしてはいけない! キング・プロテアのお約束」がひとつ増えました。
























そ・れ・は! 「土の酸度を下げるためにイオウ粉をつかったら、決して石灰資材を与えてはいけない!」です。考えてみればあたりまえ、イオウと石灰がひっついたら、プロテアの根が苦手とする石こう(硫酸カルシウム)になってしまうからですね!!! 枯らしてやっと理解できた NGルールが、またひとつ身につきました。




ここまでして、お気に入りの植物どもをついつい育ててしまう理由を考えるにつけ、きっとヒトが植物を選ぶのではなく、植物がヒトを選んでいるのでしょう。

「オマエ、ワシらの種を育てよ! 増やせよ! そして広げよ!」

かの有名な、植物による人間の洗脳工作です。





来年の春も、テントウムシなどの益虫に庭の花々を守ってもらうために、今月から虫たちの越冬ハウスを設置しました・・・が、暖かな室内に取り込んだエアプランツやアガベたちの植木鉢からテントウムシがワラワラと這い出して部屋のカベづたいに歩いているのを目にしますので、どうやら設置するタイミングが遅すぎたようです。

2019年12月11日水曜日

年の暮れを感じる色彩、紅葉の赤。

12月になると、仕事場に向かう道すがら、目を引くようになる「ノイバラの赤い実」です。








「バラの実は、食べられるんだってさ」、と耳にしましたので、一粒つまんでいただいてみました・・・「食わずにすむなら、食わんでもいいんじゃないかな?」正直な感想です。








毎年この時期に、ひときわ目を引くドウダンツツジの紅葉。スズランのような花から紅葉する様子まで、同じツツジ科のブルーベリーとそっくりですが、生垣で燃えるようなオレンジに紅葉したドウダンツツジを見ると、ついつい「いいなあ。うちに一本ぐらいあったっていいんじゃいのかなぁ・・・いやいや、もう植える場所がない!」と、脳内で押し問答をくり返すことになります。








夏から秋にかけて、わがもの顔で空き地を占領する「セイタカアワダチソウ」も、すっかり枯れて、タネを飛ばすばかりとなりました。









「おっ! ヤマノイモの葉っぱかな?」







この葉っぱをたどって見上げると、ツバキの木々のコズエ高くまでツルが登っていました。地中深く掘って、どんなイモができているか見ることができるならば、正体がわかるのですが、正直まだヤマノイモ科の見分け方には自信がありません。







去年の今頃に「ムカゴ」を蒔いた場所からは、今年の春にツルツルと元気に葉を伸ばしていましたが、まわりにあれこれ植えすぎて、気がつけば姿を消していました。「ヤマイモの家庭菜園、今季こそ真剣にやってみようかなぁ・・・でもイモが1m以上に育つのに、何年かかるんだろう・・・」道ばたでヤマノイモのツルを見つけるたびに、とりとめもなく考えてしまいます。

やっぱり半年以内で収穫できる野菜の方が、ゴールがはっきり見えるので、せっかちなワタシにあっているようです。

2019年12月4日水曜日

師走の根菜栽培と 匠のシクラメン

毎年9月をすぎたら、あっという間に年末! と感じるのですが、いよいよ12月に突入しました。その年のしめくくりとなる12月は、お世話になった方々へお贈りするお花選びが恒例となっています。

今年選んだお花のうちのひとつは、千葉県成田市の大栄花園さんがおつくりになったシクラメン「プリマ・ドンナ ゴールド」です。





























19世紀ヨーロッパのマドモワゼルを彷彿とさせるフリルと色彩に、しばしウットリと魅入ってしまい、差し上げるのが惜しくなる前に先方へお届けしました。




























さて、固定種の大根どもは順調に育っていますが、雨降りがつづいて間引きがおろそかになり、どこから手をつけていいのか、わからない状態に。



















生長がおそい苗を間引きするうちに、冬越しの準備にはいるテントウムシをめっけました。ここにも・・・あそこにも。





























これは、バブリング・プライマーで発芽させたヒヨコ豆どもです。発芽直後は、ナメクジに食われましたが、それを乗り越えた苗は順調に育っています。

























ハトウガラシを収穫するために蒔いた「伏見甘長トウガラシ」でしたが、順調に実っています。収穫せずそままにしておき、落ちた種が来年たくさん芽生えることを期待しています。 落ちた種から勝手に育つ苗は、親株がその土壌にすでに順応しているので、手間いらずで収穫できることに、味をしめているのです。







ついうっかり収穫しわすれていたジャガイモは、いつしか種イモとなり、年々なんにもしなくても大きく生え広がっていきます。使い終わったココ培地や炭酸カルシウムをたまにバラバラと撒くくらいで、世話らしい世話はまったくしてません。




















「ズボラ家庭菜園」の強力な助っ人となってくれるのがクローバーやオーツなどの「緑肥」です。今回は、土壌中に豊富な糖分をおぎなってくれる「ソルゴー」も蒔いてみました。



















間引きの宿題を放置してしまった「ミヤマコカブ」。土がまだ湿ってやわらかいうちに、間引き作業を済ませたいと思います。