2014年3月25日火曜日

フラッド&ドレイン・システムのトマト、初収穫!

フラッド&ドレイン・システム栽培のトマトたち・・・





























一段目の果房のなかで、ようやく熟して食べごろとなった果実がちらほら。さっそく味見してみました!
























味は・・・おいしかったです・・・けど、昨年までのCOCO栽培で育てたトマトのほうが活力剤をたくさん与えられたからなのか、味がもっと濃くて甘くておいしかったです。
とはいえ、さすがのハイドロ栽培!!! なんと果房が9段目まで、楽勝で実ります。そのうえ、丈もあまり徒長せずガッチリ育ちます。
培地の量が限られるCOCO栽培では、どんなにがんばっても7〜8段くらいまでしか実らせることができませんでした。
























そして果房の先が、あいもかわらずに「わき芽」に変身しやがります。

























葉っぱの節間からは、トウトツに「わき芽」が立ちはじめます。


























果実の横っちょに咲いた奇形花が、さらに実ってます。



















2014年3月17日月曜日

Hop Rhizomes Give Away for HomeBrew 2014! ホップリゾーム差し上げます。

今日3月17日は、世界中のいたるところが緑色に染まってしまう「St. Patrick's day」です。セントパトリックデーの代表的なキャラクターが「レプラコーン」という、職人気質でイタズラ好きな緑色の妖精です。


アイルランド発祥ということもあるようですが、ビールのジョッキを片手にもっているレプラコーンのイラストや仮装が多く見られます ・・・ということで、セントパトリックデーといえば、ビール。ビールといえばホップです。


今年のホップ栽培の準備はじめに、週末ホップをトリミングしました。カスケード・ホップは、クラウン(根元)が大きく発達して、根を張るエリアを拡大しています。








新芽がもう動きだしているので、バキバキ折らないようにホウキで土壌をやさしく除いていきました。

















カスケード・ホップのリゾーム(根茎)が姿を現しました。ほんの15cmほどの根茎をクラウンから切りはなして地中に植えておくと、ワサワサとした葉をつけたツルが、たった半年ほどで3メートル以上にまで生長します。


























新芽がふくらみ、展開しはじめたカスケード・ホップの葉っぱたち。



























センテニアル・ホップは、太い根っこが地面と水平に走り、ゴボウのような根茎がたくさん穫れます。ここはコンクリの基礎がすぐ下に打ってあって、根っこが深く張ることができないので、横に横に伸びてしまうようです。




























去年に引きつづき、ヤッパリ今年もセンテニアル・ホップの根茎がイチバンたくさん穫れました。



























ということで・・・今年もセンテニアル・ホップの根茎をご希望の方にお分けしたいと思います。(カスケードとチヌークの根茎は、すでに嫁ぎ先が決まっており終了となりました。)




2014年、今年のホップリゾーム、終了いたしました。

たくさんの方からホップ栽培に興味をお寄せいただき、ありがとうございました。
ホップは植えてから3年目からが、たくさん収穫できて、どんどん増えていく植物です。
ぜひノンビリと気長に見守りつつ、まんまと増えたら
まわりの方にドシドシ分けてあげてください。




なお、以下の項目をあらかじめご了承ください。



  1. アメリカンセンテニアル・ホップですが品種証明書はつけられません。
  2. 5月中までに地植えが可能な方。(プランターはおススメできません。)
  3. 無農薬、有機栽培です。苗の殺菌未処理です。水道水で洗浄してありますが、多少の土は付着しています。
  4. ホップは非常に丈夫で育てやすい植物ですが、栽培方法のご相談には対応できませんので、植物栽培の経験のある方、または自力で解決できる方。
  5. ホップは一度植えると植えかえが難しいほど大きく繁殖します。品種選びは慎重に検討なさることをおススメします。
  6. おひとり一苗、先着順で差し上げます。送料だけご負担お願いします。販売品ではありませんので、栽培方法のご相談やクレームはご勘弁ください。
  7. 品種の著作権の都合により、転売など販売目的の方にはお譲りできません。また、不明な点はメールでお願いします。


ホップの根茎は、挿し木苗よりも生長が格段に早く、環境が整えば植えつけたその年から、毬花の収穫が可能です。国内では販売流通がほとんどありません。

ちなみに、センテニアル・ホップとは、「スーパー・カスケード」と例えられる
アロマタイプのホップですが、柑橘系アロマはカスケードよりも軽めで、ケモノ臭もあり、ビターホップとしても利用されます。品種の系統は「Brewers Gold、 Fuggle 、East Kent Golding、Bavarian、その他」だそうで〜す。


2014年3月7日金曜日

春の足音と、室内栽培のイチゴ

冬に逆戻りしたかのような凍える日にも、空気のなかには春のにおいを感じます。
夜通しふっていた冷たい雨があがった朝には、しずくをまとった梅林の花たちは幻想的なことになっています。


























とはいえ、早春の花たちには青空が似合います。朝のあわただしい時間の合間をぬって、夢中で梅をながめていると、ふと手に鼻息を感じました。お散歩中のワンコがアイサツしていってくれるのも、やっぱりお天気な日ならではです。

























我が家のちいさな梅の木のつぼみも、3月に入ってから次第に開きはじめました。


















かれこれ10年も前に捨てられていたのを拾って育ててはじめたので、梅の種類はハテナなのですが、ツボミのころはピンク色をしていて咲きすすむにつれて白く変わっていきます。年々すこしずつ花数が増えていき、今年は足を止めて「あ、梅だ!」と気がついてくれるヒトもいます。


























ささやかな朝ごはんのおスソワケをもらいにくる「しじゅうから」。今朝のメニューはクルミです。




























毎朝ツガイでやってきます。休日には遅くまで寝ていると、ベランダで「チーチーチーチーチーチーチュウ」と訴えるので、「もお〜、しょ〜がないなぁ〜」とウレシそうに起こされてます。



























テントウムシも、もうイソイソと動き回っています。春のガーデニング準備に追われる週末がつづきます。

















先週やっとブルーベリーの植えかえをすませました。昨年はピートモスを70%ミックスした培土を使ってしましたが、思いのほかピートの分解が早く根づまり気味になっていたので、今年はココ培地を70%+ピート20%、パーライト10%にしてみました。


















室内栽培のイチゴたちも、2〜3日ごとのペースで、赤く熟した実をつまんでオヤツにしています。



















今年は、うれしい確信もできました。「Flavory-in」を与えたイチゴの実は、何度食べても、やっぱりしっかりオイシいのです。「Flavory-in」以外の開花活力剤をあげたイチゴの実が「スーパーで売ってる合格点のイチゴの味」だとしたら、「Flavory-in」をあげてるイチゴは「食べた瞬間に思わずへんな声がでる、フルーティーさが溢れ出す味」です。

























これからも、トマトやブルーベリー、そして夏にはホップたちで「Flavory-in」の効果をさらに探っていこうと思います。









2014年2月27日木曜日

収穫まであとすこし! フラッド&ドレイン・システムのトマトたち

マフラーをせずに外に出ても、違和感を感じないほど、あたたかい日が続くようになってきました。いたんだミカンだのをもらいに、我が家に足しげく通っていたメジロたちも、最近では梅林で開いた花の蜜に夢中な様子で、とんと姿を見なくなりました。

春のようなあたたかい日には、グロウルームは、室温がみるみる25℃になります。CO2濃度もあっというまに600ppmを切ってしまいます。イチゴは甘さが強くなる前に、見る間に赤くなってしまうので、室温を下げてCO2ミストをおこなってます。





























ミニトマトの栽培は、冬の方がスキです。生長や収穫までの日にちは、ゆっくりですが、水やりも忙しくないし、夏に起こりやすい根いたみや害虫、着果しにくい、などのトラブルがほとんどないからです。



冬のトマトたちは奇妙キテレツなことをしでかします。花房のさきっぽから、枝が伸びはじめました。


























葉かきした葉っぱから「わき芽」が、でてきてます。あっちの葉っぱでも、こっちの葉っぱでも、そこらじゅうの葉っぱから、たくさんでてきます。普通は茎頂部(トップ)を摘心すると、わき芽がボーボーと勢いよくなるんだと思いますが、摘心はしてません。夜が寒すぎて、なんかがトゥーマッチ状態なんだろうと思います。





























フラッド&ドレイン・システム「タイタン・S」のミニトマト「千果」たち。5株のトマトをHPSランプ600Wで育てていて、室温が25℃以上になるときは光の強さを75%へ調光して減らしています。ほぼ毎日、2リットルほどの培養液を足していて、培養液は1〜2週間ごとにチェンジです。



























栽培テーブルには培養液がない「ドレイン・サイクル」が一日の大半で、一日に6回数分間だけのフラッドをデジタル・タイマーでおこなっています。培養液が根っこに直接触れている時間は、一日あたり合計20分以内です。



培養液を汲み上げたり排水させる「オーバーフロウ・パーツ」は、栽培テーブルの中央にセットされているので、そのまわりにだけ、わずかに培養液の液だまりができます。
中央に置いたトマトだけ、培養液の液だまりを必死に吸おうと根っこがベロ〜ンと、伸びています。




























一方、栽培テーブルの4すみの角は、培養液の液だまりができません。角にあるトマトの根っこたちは、短くとまっています。


























「根っこがそれだけしか張れないのに、培養液に触れてなくてちゃんと育つの?」と感じますが、むしろ4つの角にあるトマトのほうが大きくゲンキに育ってます。



しかし、冬以外は、培地や根っこが乾くスピードがもっと早いので、フラッド回数を増やすか、栽培テーブル一面にクレイ・ペブルスを敷きつめ培地の量をふやし、乾くまでの時間を長くしたほうがヨサゲです。

(フラッド&ドレインにメインに使用する培地は、クレイ・ペブルスがベストです。ロックウールは発芽や発根などプロパゲーション用にのみにしたほうが、無難です)。

























ところで、ハイドロポニック・システムでは、植物の開花期にカリウムをたくさん吸おうとするので、根っこから根酸がさかんに分泌され、培養液のpH値が勝手に4.0とかに下がってしまうことがよくありますが、培養液が根っこに触れる時間が少ないフラッド&ドレインでは、pH値が極端に下がることがありません。


一方、下段のリザーバータンクに根っこがたくさん伸びだした循環システム「ジェミニ」の培養液は、2〜3週間放っといてしまったら、わずかにpH値が下がりました。定期的に培養液をちゃんと取りかえるようになったら、そのようなことはもうないです。






















2014年2月24日月曜日

アート・エリアに生まれ変わった黄金町。そして野毛山動物園

 「黄金町〜こがねちょう〜」といえば、その昔は「ニッポンのアムステルダム」とまで言われるほどの街でありました。
夜になると闇の中にポッと浮かび上がりだす、ピンクのネオンのなかにたたずむオネエ様方が名物となっていたゾーンです。

ちょ〜がつくほどの横浜の観光名所「横浜みなとみらい」から、わずか数キロ大岡川をさかのぼったエリアに位置する黄金橋。戦後のイリーガル感マックスな時代から、いろいろなものを飲みこんでは、海まで運んでいったと思われます。

























この橋の手前では、ミラクルな壁画がアナタをお出迎え。 左折した瞬間、思わず「うわわっっっ」と叫んでしまいます。



















その昔、夜な夜なおネーサンが立っていたこの長屋は、建物全体が内部でつながっていたんだそうで。しかし現在の黄金町は、アートの街へと変身を遂げているのです。





































ワタシがココまで足を運ぶ理由はふたっつありまして、ひとつ目は、休日のヒルメシを外したくない時に訪れる「黄金橋」のほとりの、あまりにもウマすぎるハンバーガー屋さんです。
そして、もうひとつの目的が・・・「野毛山動物園」

















「おうっ! そこのオニーサン、ウマそーなもの喰ってるな! ちょっとチョーダイ!」という意思表示をするオランウータンくん。

















どこの動物園でもニンキモノのレッサーパンダ。






































横浜市営の「野毛山動物園」は、アリガタークも入場無料!!! (ドネーションは募ってます)
トラやツキノワグマもいて、見ごたえ満点!  久しぶりに晴れた週末は、ご家族やカップルの来園者が、たくさんいらっさいました。


ところで、野鳥の観測ならば我が家でも楽しめます。チキチキ、チュンチュンと盛りあがる朝のスズメたち、電線カバーは彼らの隠れ家となってます。春まで、もう少しの辛抱だね〜!!!

















インパチェンスが枯れ死んだプランターを放置しておいたら、「カキオドシ」という野草が勝手に生えてきました。花の形は「ロベリア」に似てるし、カワイイのでこのまま育ててみます。




















2014年2月17日月曜日

NANOLUX 600W ベンリな調光機能。

ひどい雪でした・・・仕事場と自宅、2カ所の雪かきに追われた休日返上な週末でした。雪が降ったあとほど、眺めのよい坂道が恨めしく思えるときはありません。


























そろそろ新芽が動きだしているカスケード・ホップの様子です。
























先週HPSランプを400Wから600Wへチェンジしたトマトたち。



























大雪がふってしまい、Xソ寒いのに花がボーボー咲き始めました。








このHPSランプ600Wを点灯させているのは、100%、75%、50%の3段階ディマブル(調光)機能付きの「ナノラックス・バラスト600W」です。各調光レベルでのランプの光の強さを計ってみました。


















調光レベル100%のときのHPS600Wの光の強さは・・・「ランプ直下40cmで94300〜11万ルクス」でした。真冬室温が20℃に達しなくなったとき、100%調光にするとランプ熱もマックスに放出されるので、加温器がわりになりベストです。


























つぎに、調光レベル75%のときは・・・「ランプ直下40cmで、57800〜6万ルクス」でした。


























最後に、調光レベル50%のときは・・・ランプ直下40cmで、29000〜3万ルクス」となりました。

























HPSランプ600Wを50%へ調光すれば、光量が3万ルクスまで落とせるので、レタスやイチゴなんかの弱光〜中光を好む植物の育成にもそのまま使えます。または初夏から初冬までの室温が暑くなりやすいときも、いちいち400Wをそろえておかなくても、600W一本でOKなわけです。


























さてと、2014年秋冬室内栽培のイチゴたちです。


















スタートが遅かった今年は、今月が一番果の収穫シーズンです。10Lのポットでココ培地トポッティング・ミックス培土で育ててますが、水やりは2週間に一回だけ、肥料濃度も薄くていいので、肥料の減りが遅いです。そんなわけで、買うと高いイチゴは、無農薬の室内栽培だとお得感があります。


















とはいえ、ちゃんと収穫できるまでのコツを覚えることが、なかなかムヅカしい植物ではありますが、摘みたてフレッシュ無農薬のイチゴは、めちゃめちゃウマいです!
ハーベスト間近なイチゴ果実たち・・・