2011年4月28日木曜日

花ざかりな季節です

昨年の秋にGETしたビオラやバラたちは、きびしかった冬を無事に越えてスクスク育っています。

去年には、

こぢんまりとした


苗だったビオラも・・・








夏のような陽気がつづけば、花がてんこもりです。

こんなにあたたかい日がつづくと花茎がにょろにょろ伸びてしまって、ろくろ首状態に。

ビオラのシーズンは、そろそろ終わりです。












昨年11月に意地きたなく3つもGETしてしまったバラの苗たちも・・・














約半年過ぎた今、こんなにデッカくなりました。午後からしか日が射さない場所にいてもらってますが、けなげにガンバって大きく育ってくれました。










今年はじめて花を咲かせる大苗のわりに、
つぼみもたくさんつけてくれました。

ここまでスンナリと元気に育ってツボミがついたのは、これが始めてです。












イチゴやバラは、2月ぐらいの低温の時に一番根っこが伸びるそうで、この時期に肥料や発根促進の活力剤などあげると効果が大きいようです。

逆に4月くらいの24℃くらいの陽気になってくると、茎や葉っぱの地上部はよく伸びるけど、地下部の根っこの生長は遅くなるそうです。
イチゴやバラは夏野菜とちがって、5℃〜15℃の低温でも根っこが酸素をたくさん吸収できる能力をもっているからなのですが、植物の元気は根がすべて! なので元気がなくなってきたら根っこが生長しやすい温度にした水やりをするのもいいかもしれません。


バラの苗は、大苗(おおなえ)と新苗(しんなえ)と鉢苗という、主に3つの形で流通されています。

品種改良されたバラはミゴトな色や花や香りを見せてくれるかわりに、改良を重ねているために、遺伝子的に安定していないので実生でふやしにくかったり、耐病性が強くなかったり、繁殖力が弱かったりと、デメリットがあります。

なので、その辺のウィークポイントをカバーすべく、ハガネのごとく頑丈なノイバラなどに台木になってもらって、芽接ぎや接ぎ木などされた形で流通しているバラ苗がほとんどです。

「バラの新苗」とは、接ぎ木して半年から1年ほど経ったバラの苗なので、台木との活着がまだちょっと弱いです。なので、入手してから1年間ほどはツボミがでてきても摘花して体力を温存させるコツがいるんですが、生産者さんにとって栽培管理の期間が短くてすむので、「あこがれの品種が、お手頃プライスで手に入れられる! そのかわり手間もかかる!」というものです。

「バラの大苗」は、「新苗」を畑など土壌に植えつけて、さらに1年間ほど育ててある苗なので、活着がしっかりしていて丈夫な状態ですが、新苗に比べると、少しお高めプライスです。冬に植えつけたら翌年の春に花が楽しめます。

「バラの鉢苗」は、新苗や大苗を大きな鉢に植えつけてある程度大きく育ててあるので、花の咲く季節に、すぐに咲かせる状態で流通しています。なので、お値段は一番お高めになる代わりに、だれでも花が楽しめるということです。

無農薬で育ててますが、葉っぱが一枚かじられた程度で、今のところ害虫や病気はでてません。

今年の葉っぱは、厚みも大きさもあって、なかなかヨサゲです。

2011年4月27日水曜日

ひさびさのイチゴたち

先月いただいた沈丁花は、咲き終わったあとに、案の定挿し木にしました。こうして年々植物の種類はつぎつぎに増えていくことになります・・・腐らずに梅雨を超えられればですが。



計画節電のあいだ、自然光でそだてていたココ培地のイチゴたち。
とっても省エネな蛍光灯+LEDのグロウランプをお借りできたので、さっそくセッティングしました。

節電前につかっていた強いランプよりも、なんだかイキイキして見えます。
心なしか、葉っぱに群がっていたハダニも減りました。
うっすら気がついてはいましたが、イチゴなどバラ科は、気温が25℃を超えるようになったら、光は強くないほうが調子がいいみたいです。
ミニバラも外に放り出してから、新芽がドワッとでました。





赤いLEDを点灯させると、こんなかんじです。

一番効率よく光合成できる色の波長は、
630nm(ナノメートル)〜700nmでズバリ!赤い光の波長の範囲になります。

このLEDは、光合成量が最大となるドンズバの波長がだせるそうです。






















省エネタイプのランプへ変えてから、大きな花が咲きました。もう何番目に咲く花になるのか、わすれましたが、穫れたてのイチゴの味はどれもおいしかったです。














室内のイチゴの収穫ピークは、もうあと一ヶ月くらいだと思います。これからは、野外で育てているイチゴの出番となります。

2011年4月26日火曜日

ひさびさのTomatoes

先日紹介した、被災地の避難所で必要とされているものをAMAZONからダイレクトに支援物資を寄付できる「被災地ほしい物リスト一覧」サイトですが、もうひとつこちらのサイトからだと、自宅の倉庫に眠っている新品に近い物品も寄付することかできます。

調味料やお酒・タバコなどは、あればあるだけ必要なようですが、その他にも「洗濯機」「電気自転車」や「高圧洗浄機」「冷蔵庫」「乾燥機」などなど、状態がよい中古品や不用品が余っているご家庭がありましたら、いかがでしょうか? わたしたちも微力ながら協力させていただきました。
http://fumbaro.org/
(支援中の避難所リストの下のオレンジ色の避難所名をクリックすると、募集物資や要望などを見ることができます。)

※洗濯機は大きなサイズ荷物なので、送ってくれる運送会社が西濃運輸さんだけのようです。また、クロネコヤマトさんなら、ほとんどの避難所で受け取れるようですが、なかには運送会社が入れない避難所があって、直にもってきてくれるとありがたいそうです。でも 「GW連休に入ると、ボランティアの方々が被災地に集中することが考えられるので、大渋滞が起きた時に、まさかの地震や津波などで二次災害もありえるので気をつけてください」とのことです。ただ、現地では圧倒的に人手が不足していて、ボランティアの方々が来てくれるのは大変ありがたいとのことで、新幹線で来られることもおすすめします、とのことです。
http://plaza.rakuten.co.jp/saijotakeo0725/diary/


・・・ところで、ミディなサイズに育ってるミニトマトの千果が、あっちでこっちで赤く熟してきました。
なまじっか自分で育てていると、もうすぐ穫れるからゼッタイ買わない!というプライドのせいで、種蒔きしてから、トマトはほとんど食べれてませんでした。













ココ培地で育てたトマトは、登熟までが早いです、とくに開花用の有機活力剤をあげてる方がエチレンが効くようで、収穫をグスグズのばしてると果肉がフニャッとボケてしまいました。
そして味ですが、以前循環式のハイドロシステムで育てていたミニトマトのアイコの味よりも、強い青臭さと苦みがなく、もっと自然な風味です。甘くておいしかったのですが、果肉がもうちょっと引きしまって濃い味になるといいなぁ・・・と思いました。














のびたワキ芽を間引いたあと、ついつい水に浸けて挿し木とりをしていまうのは、ホビーガーデナーのイタいサガです。横枝を水にさして光が陰るところに置いとけばピタリと発根・・・置き場がなくなった挿し木の苗は、ガーデニング好きなご近所さんへ押しつけてまわることになります。

桃太郎ヨークも色づいてきました。
光大好き・肥料大好きのF1品種トマトは、ほんとに施設栽培に向いた野菜です。トマトの品種の多くは施設栽培に適するように開発されてるそうです。

世界の養液栽培施設で生産されてるポピュラーな野菜が「トマト」だというのも納得です。








トマトは、一段目の花が咲く頃に肥料濃度を高くしすぎると乱形花が多くなって病気にもかかりやすくなるので、三段目の花が咲いたころから肥料濃度を本格的にあげていくと、肥料の節約にもなるし、なにかと効果がでやすいそうです・・・去年の「グリーンゼブラ」の乱形花パラダイスは、ひとつめの花が咲いたとたんにEC値をあげすぎたせいだと、今わかりました!!!

ということで、成りもの野菜の栽培は、むづかしい反面、イロイロ発見もあるので、楽しいです。


2011年4月25日月曜日

人生いろいろ、植物もいろいろ

週末には「アース・ディ」が開催されてました。脱原発デモとかさなったこともあって、ものすごい来場者の数でした。並ぶのが苦手な性分がたたって、今年もアースディ・キッチンでゴハンを食べそこねました。











感動の発見!


トリンプさんの


田植えブラと出会いました。












ところで、午前中しか日が当たらない窓際で絶好調にそだっているホワイトセージです。そろそろ大きなポットに植えかえる時期にきました。
光量の強いランプで育てたときよりも、やわらかな自然光の方がイキイキ・スクスク。植物は日当りが一番とはいっても、「光」への好みがあるようです。





言葉を話せない植物は、人間が「あれ? もしかしてこれじゃダメなのかな?」と気がつくまで「ああしろ〜、こうしろ〜」と、ヒタスラ念を送ってきてるような気がします。
このホワイトセージは、どうも光量の強いランプの光が苦手なような気がして、窓辺にうつしたとたんに「それで正解!よくできました。」とでもいうかのように、ガンガン大きくなりました。

植物は、「光」という非物質のエネルギーを光合成運動で「デンプン」という有機物質に変えられるすごい能力をもっているのは、有名なお話ですが、この光合成に効率のいい光の色と効率のよろしくない光の色があります。いま問題になってる放射性物質から発せられているのは「粒子線」と「電磁放射線」で、これをひっくるめて「電離放射線」というそうです。このうちの「電磁放射線」は「可視光線」や「紫外線」よりも、さらにエネルギーがつよく波長が短い光なんだというお話も、詳しい人なら耳にタコ状態かと思います。

ヒトの目に見えてる「可視光線」がちがった色に見えるのは、光がもつエネルギーの強さがちがうからで、「赤→橙→黄→緑→青→藍→紫」の順で、波長が短くなっていきます。波長が短くなるほどエネルギーは強くなるので、赤色の光線より青色の光線の方がエネルギーが強いってことになります。波長の短い紫外線や電磁放射線はエネルギーが強すぎるので、体内で活性酸素が増えすぎて細胞が傷ついてしまうので、生物は酵素や色素などの「抗酸化成分」をこさえて対抗してるってわけだそうです。

植物が光合成するために光を吸収する主な色素は「クロロフィル」「カロテノイド」「フィコビリン」だそうで、色素によって吸収する光の色がかわるそうです。陸上の多くの植物たちが使うメインの光合成色素は「クロロフィル」で、クロフィルは青と赤の光を100%ちかく吸収しますが、「緑色の光」は80%ほどしか吸収しないので葉っぱにあたってもはね返される緑色光線が多くて、葉っぱは緑色に見えるわけです。


ということで、一般的に植物育成専用のグロウランプというのは、植物の光合成色素「クロロフィル」が一番光合成できる光の波長「青」と「赤」と、

「phyto lumens=フィト・ルーメン」という光束(ランプが発する明るさ)がだせるように設計されてます。なので、気温などの環境をベストにしてランプでそだてれば、文句なく植物が元気にスクスク育つはずなんです・・・が、そこは人生いろいろなら、植物もいろいろ。

植物と対話しながら、時にはマニュアルよりも、心で感じたことを優先させるといったことも大切かもしれません。

その昔、ある樹木医さんがおっしゃっていた言葉が、いまでも頭に残っています。
「世話を焼きすぎても、やらなすぎても樹木はうまく育たない。見てないようで見てる、見ているようで見ていない、という具合に世話をするよう心がけています。」




2011年4月22日金曜日

マルチングで水やり回数を減らす

突然ですが、室内で育てている桃太郎トマトの実のドアップです。白くポツポツとしてみえるのは「シュウ酸カルシウム」だそうで、この白いポツポツがでていれば、苗に「カルシウム」が足りている状態なので、このあと実るトマトに尻腐れが出ないそうです。














でもちょっとポツポツが多すぎる気がします。鬼のようにカルシウムの葉面スプレーをしていたからでしょうか? それはそれで味が落ちる原因になるそうで、何事もほどよい加減というのが必要みたいです。

さて、もう5月も目の前です。晴れた日が3日もつづけば、外にあるお花たちはすぐカラカラに乾いてしまいます。水やりの回数がふえてくる頃ですが、今までの冬のペースで水やりを忘れて、花たちがしおれてしまっていた・・・ということもありがちです。

なので、今年はイナワラやココチップをしっかりとマルチングして、土の表面から水が蒸散するのを防ごうと思います。

イナワラ・イナワラ・イナワラ・・・あふれんばかりのイナワラ・・・をビオラとバラにビッシリとマルチングしてみました。
















こちらのバラたちには、ザックリとしたココチップとココ繊維を3cmくらいのあつみでマルチングしました。
















ビオラの鉢は、乾きの早いココヤシのハンギングマットですが、2日に1回の水やりが4日に1回になり、バラたちは、週2回から週1回へと減らせました。ゴールデンウィークに長く家を空ける人でも、これなら安心です。鉢が大きくなればなるほど、水やりの回数は減らせるので、思い切って一回りおおきな鉢へと植えかえてしまうというのも、水やり回数をへらすコツかなと思います。

培地表面からのムダな蒸散が少ないと、根っこはバランスよく水分/養分/を吸えるそうで、つまりは元気で花をいっぱい咲かせる苗に育つそうです。
バラたちは無農薬ですが、ツボミがついてきてもウドンコ病やチュウレンバチにもやられてません、いまのところ。

2011年4月21日木曜日

いまできること

被災地では、避難所がふえてきているために、各避難場所で不足している物資がふえてきているそうです。5月のゴールデンウィークはすぐそこですが、連休どころではない方々が日々をすこしでも快適に過ごしやすくしてもらうために、アマゾンから必要としている物資をダイレクトに寄付することができます。
http://amazon-wish-japan.appspot.com/
(アマゾンで寄付購入完了すると、自動的にほしいものリストから消えるので、他の方とダブって送ってしまうなんてこともありません。)

春の陽気がつづくと、毎日毎日日替わりメニューのように、いろいろな植物の花が咲いてきています。
錆びついた外階段に、いつのまにか絡まってくれたモッコウバラです。これからイッセイにツボミがひらくと、かなりゴージャスな景色になると思います。四季咲きでないのがザンネン!














ツツジも咲き出しました。天気のいい日には、ツツジの蜜に誘われて蜂たちがブンブン飛び交ってます。











ところで、これからは放射性ヨウ素よりも放射性セシウムが問題になってくるそうです。

関東では、雨にふくまれる成分もヨウ素よりセシウムの方が多くなってきてます。












もうほとんどの方がご存知のように「セシウム」は、「カリウム」とよく似ているので、植物も動物も人間も、放射性セシウムの内部被爆をふせぐために「カリウム」をじゅうぶんに摂ればいいそうです。(カリウムの多い食品を避けなければいけない病気の方もいらっしゃいますが・・・)

カリウムが多く含まれる食品を毎日食べるといいそうですが、今が旬の「タケノコ」にはカリウムが多いです。ただ、ヌカでアクをぬきながら下ゆですると言う、下準備が必要なので料理が苦手な人には、ちょっとハードルが高いと思いました。

どんなライフスタイルの人でも、毎日カリウムを補うには、保存の効く「ドライフルーツ」がいいと思いました。とくに「クランベリー」は、カリウムも抗酸化成分のポリフェノールも多く含んでいるので、おススメです。
http://item.rakuten.co.jp/nk/c/0000000699/
http://item.rakuten.co.jp/kojima-ya/294048/#294048

レーズンやクランベリーなどのドライフルーツは苦手で、いまいちテンションが上がらないという場合は、「カシューナッツ」とか「マカダミアナッツ」とか「アーモンド」などなど好きなナッツ類といっしょに保存ビンなどに混ぜておくと、ゼッタイ手が伸びると思います。ナッツにはアンチエイジング効果の高い脂肪酸やビタミンなどなどがいっぱい含まれてて栄養満点なので、冬から春にかけて身体のバランスが変わっていく季節に食べると、いらない脂肪も分解しやすくしてダイエットにもなるそうです。

ちなみに「カリウム」は、肥料の三大要素「N・P・K」のうちのKで、植物にとってたくさん必要な肥料成分です。カリウムは「実肥え/根肥え」ともいわれるように、根っこの量をふやしたり、果実の糖度と重量を増やす効果がありますが、この「カリウム」は、ほかの肥料成分にない特徴をもっています。

植物が生長するための必須成分は、カリウム以外には「チッ素・リン酸・カルシウム・マグネシウム・イオウ・鉄・ホウ素・マンガン・亜鉛・銅・モリブデン・塩素」そのほか「ナトリウム・ケイ酸+etc」で、植物は根っこや葉っぱから、この肥料成分を吸ったあとで、うんちゃら回路とか、なんたら酵素をいろいろ駆使しして「酸素/炭素/水素」と合体させてデンプンとかタンパク質の有機化合物をつくってるそうです。

ところが「カリウム」は、つるむのがキライなアウトサイダーなタチらしく、「有機化合物」にはならないで、「カリウムイオン」のまま植物の体内をす〜いすい?と移動してるそうです。そのくせ人助けは好きな人情派らしく、50種以上の酵素の働きを助けたり、アミノ酸からタンパク質へと変身させる最後の役割をしていたり、植物が酸性に傾きすぎないようにバランスをとっていたりします。
ちなみに「カリウム」と相性がいいのが「マグネシウム」で、カリウムはマグネシウムといっしょに「葉っぱがつくった糖」を茎から根っこや果実などへ,ズイズイッと運んでくれるそうです。もし葉っぱに、過剰な糖がたまりすぎると光合成をお休みしちゃうので、カリウムは光合成を促進させるお手伝いもしているってことになるそうです。

ちなみに植物体内でカリウムイオンとして存在してるために水溶性なわけで、ホウレンソウなどは、茹でてしまえば水に溶け出してカリウム含有量は減ってしまうそうです。

ということで、植物の葉っぱのカリウムは水に溶け出しやすいので、放射性セシウムの内部被曝をふせぐには、お茶やハーブティーをたくさん飲むってのも、よさげです。

2011年4月20日水曜日

ソメイヨシノから八重桜へ

昨日は、冷たい雨の日となりました。
福島原発の状況に目立った進展がないからか、最近では環境中の放射能数値があまり話題にのぼりませんが、雨が降ると北関東を中心に放射性物質の数値が一時的に上がっています。
http://atmc.jp/ame/
家に帰ったら、雨がついたレインコートや上着を濡れたタオルで拭いたり、晴れが続いた日に水の汲み置きをしておいたほうが安心かもしれません・・・いったい、いつまでこんな状態が続くんだろうと遠い目をしてしまいます。

さて、ハナシはがらっとかわりまして、「桜」です!
咲き誇っていたソメイヨシノに葉っぱが多くなってくれば、次は「八重桜」の登場です。














桜はやっぱりバラの仲間なんだと、つくつぐ思う八重桜の艶やかな咲きっぷり!
ソメイヨシノのしとやかで圧倒的な華やかさとは、またちがった良さがあります。

























桜以外にも、梅・桃・木瓜・沈丁花・木蓮などなどなど・・・春の花々は、他の季節に咲くどんな花よりも、心を包み込むように優しい色なのに艶やかさがあるなぁと思いました。

さて、これからはいよいよバラや牡丹が競うように咲く季節です。今日はちょうど満月から2日経ちました。害虫のタマゴがかえる頃になるそうです。農薬の使用を最低限にしながら最大限に効果をあげるなら、満月の2・3日あとに農薬散布がベストだそうです。

2011年4月19日火曜日

野菜でもデモ!

天気雨のふりしきった先週末に、「野菜デモ」が行なわれました。
それでなくても食糧自給率が高くはないニッポンで貴重な農産地の土壌が、放射性物質で作付けができない危機が、現実になろうとしています。














わが国の生産者さん、無農薬・無肥料栽培、固定種の野菜の種など、ニッポンの食の安全を守り抜くために、多くの団体さんが草の根的な活動をコツコツコツコツ積み重ねてこられたのは、よくよく知っているつもりですし、農業の原状や野菜づくりのタノシさなど多くのことを学ばせていただきました。「この国の未来の行く末を人任せにせず、自分たちで作り上げるぞ!」という彼らの活動には、頭の下がる思いでした。



ところが・・・思わぬ原発の事故で・・・
(レベル5以上からは、もう事象とは言えなくなり、完全な事故扱いになるそうです。)














ほうれんそう食いてぇな! 
牛乳たらふく飲みてぇな! 
タマゴかけゴハン腹一杯食いてぇな! 
2011年の秋の新米食いてぇな!
ミミズとカエルがいっぱい住んでる田んぼや畑が大好きだな!
・・・と私も思いました。

2011年4月18日月曜日

ところで挿し木の定植です。

前回のつづきです。
発根した挿し木をひとまわり大きなポットに植えかえてから、2週間たちました。

いつまでも肥料をあげずにいたら、

ちょっと徒長気味に

ひょろひょろっとなってしまいました・・・









もうちょっと早めに肥料をあげはじめていれば、

こんなに間延びしなかったと思います。


植えかえて2週間で、もう根っこがいっぱいに張っていました。

春は、苗の生長の展開が早いので、世話が忙しくもなります。
肥料や植えかえのタイミングを逃すと徒長してしまうのでボ〜ッとしていられません。







ファブリック製のポットに、ポッティングソイル培土のコンビです。

このポッティングソイルには2週間分の肥料養分が入ってるので、植えかえたときは根っこの活力剤をタップリあげて、新しい培地に根っこがなじみやすくします。

2週間たったら肥料の培養液をあげはじめましたが、もうちょっと早くあげはじめても大丈夫そうでした。






定植して今朝で一週間たちました・・・肥料をあげはじめてから、苗の伸びかたが変わってきました。

根もとの茎よりも、

トップの方の茎のほうが太くなっていて、

節間(せつかん=葉っぱがでてくる間隔)も、根元よりトップの方がせまくなってきていて、徒長型の生長が押さえられてきました。







ファブリック製のポットは、根っこに酸素が多くなるので、徒長型の生長を防いだり、花や実がつきやすくなったりオイシくしたり、なりづかれを防ぐ効果が大きいそうです。

実を収穫する「果菜類=かさいるい」は、種が発芽してから/挿し木の根っこが発根してから花が咲くまでの「栄養生長=生長期」と、
花が咲いて実がなって熟して収穫するまでの「生殖生長=開花期」と、
大きく2つの生長段階にわかれます。

「果菜類=かさいるい」を効率的に栽培するコツは、生長期と開花期へのチェンジをスムーズにすることかなと思います。

トマトの茎は、細くひょろっと間延びしすぎるとオイシい実がたくさん実らない苗になっちゃいますし、逆に茎が太くなりすぎても、草勢が強すぎて乱形花が多くなったり、なり疲れしやすい苗になってしまうそうで、ベストな草勢はトップから15cm下の茎がタバコと同じ太さになってることだそうです。

徒長を防いだり開花期への移行をスムーズにさせるコツはイロイロあるんですが、そのひとつが、根っこに酸素をたくさん吸わせることです。
例えば、水耕栽培用肥料で培養液をあげているなら、肥料や水分が不足することはないし、CO2も有機活力剤に入ってる糖分でおぎなえたりできると思いますが、忘れられがちなのは、「酸素」だったりします。

以前も触れましたが、酸素などの気体は冷たい水ほどよく溶けて、あったかいお湯にはなかなか溶け込みません。最近耳にする「ソーダサイフォン」を使ったことがあるヒトなら知ってると思いますが、炭酸水を家庭でつくる調理器具も、冷蔵庫で冷やしたほうが強い炭酸水がつくれます。

でも冷たい水は、根毛をいためてしまい徒長しやすくなってしまうので15℃以上にしないといけないし、その上、肥料成分が溶けてる培養液では、酸素が肥料イオンとの反応にとられて、根っこが吸える酸素量はますます少なくなっています。エアーポンプで空気を送っていても、気体は圧力で押し込まないと水に溶け込まないので、実は根っこが吸える酸素量は足りてません。

ココヤシなどの有機培地よりも、ロックウールや培養液で育てる水耕/養液栽培のほうが、生長がはやくでっかく育つように見えるのは、酸欠でチッ素過多の徒長型だったりということもあって、ロックウール栽培でのトマト生産者さんたちは、徒長となりづかれを防いでオイシいトマトをたくさん収穫するために、まるで赤ちゃんを育てるかのような注意深いまなざしで、肥料の成分ひとつひとつや温度をコントロールして、さまざまざまざまな努力とテクニックを駆使してらっしゃいます。

ココ培地やポッティングソイルは、有機培地なので、水がないところには必ず空間ができます。そこに酸素がたまってくれるので、有機培地のほうがガッチリ育つようです。アブラムシがつきやすいバラやイチゴだと分かりやすいですが、根っこに酸素がいっぱいあると、害虫や病気にも強くなります。
ということで、酸素も肥料のひとつ・・・といえるくらい、大事な大事な要素だったりするので、根っこに酸素が行きわたるファブリック製のポットに注目が集まってきたようです。

2011年4月15日金曜日

ところで挿し木が発根してからです。

桜の木の前を通るたびに、はなやかに桜の花びらが舞う朝でした。なんともゼイタクな気分になれる季節です。

前回の挿し木とりのつづきです。
屋内の照明を消して、室内栽培の明かりだけで過ごしていた頃、挿し木が発根てきてました。

挿し木をとってから、だいたい1〜2週間で発根してきました。今から6月くらいまでなら、発根するまでの期間はもっと短くなります。










トマトの挿し木が発根しやすい温度は、だいたい24℃〜30℃前後だそうですが、夏に近づくにつれ挿し木の切り口が雑菌にやられやすくなるので、発根が先か?腐るのが先か?・・・というジレンマと闘うことになると思います。

逆に秋から春までは、雑菌の心配がないかわりに発根するまで、とてもとても時間がかかります。寒い時期にはサーモスタットなどで加温すれば、発根までの時間がみじかくなると思いますが、せっかく発根しても、低温障害で葉っぱが赤紫色になって生長速度がめちゃめちゃ遅くなったりと、いろいろあるので、今ごろの季節がやっぱりスタートにはベストだと思います。



ポットのなかにたくさん根が張ってきたタイミングで、ひとまわり大きなポットへ植えかえました。
















今回は挿し木用にはココ培地を、挿し木が発根したら、一回り大きなポットの培地に、「ポッティングソイル」を使いました。
















ポットから苗をそっと引き抜いてみて、ココ培地がポロポロとくずれない程度に根がいっぱいに張ったタイミングで植えかえると、根っこの活着がスムーズで植えかえの失敗も少ないです。これは、挿し木でなくても、実生苗(みしょうなえ=種から育てた苗)の場合でもおなじです。















大きなポットへ植えかえたあとは、まず根の有機活力剤をたっぷりとあげて、新しい培地に根っこをなじませます。植えかえたあとの苗には、根の活力剤を噴霧器でこまめに葉面散布してあげると、根っこの伸びがはやくなって活着がよくなります。

2011年4月13日水曜日

ところで挿し木取りです。



余震がつづきます。最近の地震の震源が、福島の浜通りに集中してるということが、なんとも不思議に思えてなりません。
「代替エネルギーをとっとと考えておくれ・・・」という地球の気持ちなんでしょうか?


ぽかぽか陽気に誘われて、

ちびっこのヤモリがホワイトセージの植木鉢に現れました。
ヤモリはアブラムシを食べません、ということは多分ヒラタアブの幼虫目当てです。

ヒラタアブの幼虫はアブラムシを食べてくれるので、ちょっと困りました。






ところで計画停電が休止している今、室内栽培のグロウランプは、消費電力量の少ない夜中にひとつ点灯することにしました。
電気量はいつも一定量送電されていて、消費電量がその一定量を超えてしまうと、電力不足で停電になってしまいます。

なので大きな電力をつかう家電製品は、消費電力量の少ない時間帯を選んで使用するというのも、ひとつの知恵だそうです。
暖かくなってきたので、
ミニトマトの千果は色づきました。






春の陽気のおかげで、

桃太郎ヨークもスクスク玉伸びしています。













先月、トマトの横枝をカットして挿し木にしてみました。
私のウラワザ・・・挿し木のナナメ挿しです。














挿し木をココなどの有機培地にセットする時、わざとナナメになるように挿しました。こうすると、枝が起き上がろうとして「エチレン」を出します。「エチレン」は不定根を出しやすくしたり病原菌を殺菌する効果がとても高い植物性ホルモンです。












ビックリしたのは、挿し木をセットした翌日・・・

もう枝は起き上がっていました。





挿した根元をみると、

ココ培地に起きあがった跡があります。














のこりの3つの挿し木も、ぜんぶしゃんと起き上がっていました。
枝が起き上がるまでの様子をカメラで録画していたら、オモシロかったのに!と思いました。
次回挿し木とりをするときは、ぜひやってみようと思います。