福島で起きている原発事故では、高濃度の放射性物質を含んだ注入水がどこかからもれていて、海へと流れ込みつづけてしまっているそうです。もうこうなったら、神頼みでもなんでも、できることはなんでもしたいので「原発の事故が1日でも早く収束して、被災した人たちへの救済へ集中できますように。」と願いごとをしてみました。
桜が咲きはじめた先週末、代々木公園で開催されていたイベントで「アースガーデン」も開催されていました。「原子力発電所での致命的な原子炉の事故」が進行している今まさに、様々な専門家や活動家の方々だけでなく、私自身もこれからのエネルギー問題を真剣に考えていかなくてはならないと思いました。
ひとまず今すぐできること、ということで、基本的に薬剤処理なし+在来種を中心にあつかってらっしゃる「光郷城 畑懐」さんで、在来種の種たちをいくつか買ってみました。(消毒済みやF1交配の種子には、ちゃんと表記をなさっています。)
「ヒマワリ」の放射性物質の除去能力に高い注目が集まっていますね。
ヒマワリは根がつよく地中深くに根が張れるので、土壌中の深いところまで染み込んでしまった放射性物質も吸い取れるそうです。
樹木と違って一年草なので放射性物質が不溶性になるまえに短期間で根が張り、秋になったらすべて撤収できるので除去に向いてるんだと思います。
窓辺のグリーンカーテン用に
在来種のゴーヤの種も買っておきました。
ゴーヤは発芽がちょっとむづかしいので、早め早めに種まきしようと思います。
ついでに、もちあわの種も買ってみました。
種まき後は、鳥に食べられないように気をつけてくださいとのことでした。
そういえば、鳥たちが種をついばみにくるのは、実は発芽直後だと読んだことがあります。
発芽酵素が働いてからの方が、種の炭水化物やタンパク質が低分子化されて、甘くておいしくて酵素もたっぷりになってるそうで、鳥たちはちゃんとそのことを知ってるんだそうです。
玄米も、そのまま炊いて食べるよりも、発芽させてある発芽玄米のほうが栄養価が断然よくなりますね。植物も動物も「SOD/スーパー・オキシド・ディスムターゼ」という酵素を自分でつくっていて、SODは活性酸素が細胞内の遺伝子を傷つけるのを防ぐ「抗酸化物質」の働きを助けるアンチエイジング効果の高い酵素です。
玄米などの植物の種は発芽する時にさまざまざまな酵素をだしますが、SODもそのうちのひとつだそうです。なのでスプラウトや発芽玄米にはSODが豊富に含まれていて、実は放射性物質が体内に入ってしまった時に、遺伝子が傷つくことも防いでくれるそうです。
でも売られている多くの種は、発芽しやすいようにとか、発芽直後カビが生えないように薬剤処理してあるものが多いので、そのような種は発芽しても薬剤が残る心配が大きくスプラウトにして食べるのには向いていません。
ということで、いまこそ薬剤処理のしていないヤサイの種の存在がありがたいと思うときでした。