2010年11月2日火曜日

ココ培地とバラたち

今年の夏は、ホントに暑かったです。西日がガンガンあたる窓が、これほどウラメシく思えた夏もめずらしかったです。そこで来年の夏に向けて、いまのうちから西側の窓にはツルバラなんかで「グリーンカーテン」をつくっていくことにしました。

という口実で、前々からものすごく憧れていた「ピェールドゥロンサール」という舌を噛みそうな名前のツルバラをしれっと先週にGETしました。
ピェールのほかにも、ふたつのバラもついでに・・・














今朝のバラたちの様子です。ワタシのもとに来てからまだ4日めなのに、もうこんなに芽がのびて葉っぱが青々と広がってます。やっぱり愛情でしょうか・・・違います、根っこの活力剤をあげてるからだと思います。














ところで自慢じゃありませんが、バラはよく枯らすタチなので(これをやると枯れるという学習は、バラたちのおかげです。)苗をよく買うハメになります。
でも今回はじめて「ココ培地」に植えこまれたバラ苗が来ました。





ココ培地での栽培は培養土の栽培とおんなじで、急にポットを大きくしすぎると根っこが伸びづらくなるときがあります。

このバラ苗みたいに「ちょっとポットがちいさくない?」くらいの大きさのポットに植えこんで、根っこがポット全体にまわったら、ひとまわり大きなポットへ植えかえていくのがGoodなようです。




ココ培地のなかにポチポチとみえる黒い粒は「モミガラくん炭」です。
モミガラくん炭は、収穫したあとのお米を脱穀してでる「モミガラ」を焼いて炭化させたものです。なのでカリウムが豊富でアルカリ性です。くん炭や備長炭などなどの炭を培地にちょこっと入れると「放線菌」という有用菌が増えて病害虫をおさえてくれたり、根量がふえたりとメリットいろいろです。

バラの苗は病害虫に弱いので無農薬で育てるには、とぉ〜っっっても根気がいるのですが、それでも手間ひまかけてオーガニックにこだわるバラ愛好家さんには、そんなわけで「モミガラくん炭」が人気です。



 そして、このバラはココ培地でず〜っと育てている「コーヒー・オベーション」です。夏のあいだは外で雨ざらしにしていました。
最近ゲンキがなくなってきたと思ったら「コガネムシの幼虫」がココ培地の中にいやがりました。










右は同い年の「コーヒーオベーション」です。コガネムシにやられた方と比べると、こんなに差が出てしまいました。ということで「 野外から室内栽培に切りかえる時は、めんどうでも植えかえをして古い培地を落として、害虫対策をしたほうがいいんだなと、いまさら学びました。



秋のはじめに剪定したバラの枝を挿し木にしました。

最近知ったウラワザとして、発芽して根っこがでた苗や発根した挿し木にも二酸化炭素を添加してあげるとよいそうです。









日中、光があたる時間帯の数時間、透明なカバーなどを発根した小さな苗にかぶせて二酸化炭素が逃げないようにして1500ppmほどになるように添加してあげるそうです。
数時間経ったらカバーを外してあげて、通常の空気にあてて夜間はCO2はNGです。

2週間たったら、大きなポットに植えこんだりハイドロ・システムなどにセットすると、最終的に根はりがよく花つきや実つきがよくなるそうで。ほかのどのタイミングでCO2を添加するよりも効果的だそうで、しかもこの程度のCO2の量なら、チープな「重曹+クエン酸」でまかなえそうですね。

今度、ぜしトライしてみようと思っています。