今日は「 立春 」です。午後の日差しには、だんだんとぬくもりが増してきたような気がする今日この頃です。
さてさて、横須賀の「ソレイユの丘」にある施設栽培のイチゴたちです。
立ったまま、ラクラク作業できる高床式栽培でした。
ぶ〜ん・ぶ〜んとマルハナバチがセッセと受粉していました。合成ホルモンで受粉させるより果実のクオリティーがよくなるしコストも安く済むんだそうです。
そのかわりにハチたちのために薬剤はつかえなくなるので、病害虫の防除には天敵を利用することになるようです。
天敵防除ですが、小憎らしいハダニなんかは「カブリダニ」というダニが食べてくれますし、イラッとくる「アザミウマ」は「アカメガシワクダアザミウマ」という舌を噛みそうなアザミウマが利用されてるんだそうで。そしてアブラムシは、テントウムシやヒラタアブなんかがアリンコと格闘しながらも、補食してくれます。
ちなみに黄色いテントウムシの「キイロテントウ」は、あのヤッカイな「ウドンコ病」も食べてくれるんだそうです。小さい命たちも、食の安全を守るのに一役買ってくれてるんですね〜。
施設内は、アマズッパイ香りでいっぱいでした。イチゴは「おウチで育てたい植物ナンバー10」に入ると思うんですが、大きな実をつけるのは、なかなかムズカしいですよね。
大きな大きなイチゴを実らせるには、まずは葉っぱを大きく大きくすることが必要なんだそうです。葉っぱが小さいと、どうしても実も大きく玉伸びしてくれないんだそうです。
イチゴの葉っぱを大きくするには、まずなによりも根っこをゲンキに保ったり、温度や湿度をベストに保ったりと条件はあるようなんですが、トマトやキュウリ・・・どんな植物の場合でも、どうやら「カルシウム」をキチッと効かせることが、コツなんだそうです。
去年はハダニやアブラムシ忌避のために、てっとりばやく葉っぱに「苦土石灰」なんかを撒いちまったこともありました。 そして、たしかにこまめに石灰を葉っぱに撒いてた去年のほうが、イチゴの葉っぱは大きくなってました・・・気がしますが品種も違うのでなんとも言い切れないところです。
・・・効かせるのがちょっぴしムズカしいけど、オイシく安全なヤサイを育てるのには欠かせない大事な大事な「カルシウム」については、また今度!