さて、今年も残りわずかとなりました。
つい先日には、野菜が巨大化する遺伝子がつきとめられたそうです。
http://www.asahi.com/science/update/1213/NGY201112130048.html
北米アラスカ州では、ジョン・エバンスさんによる巨大化した野菜たちの話題がよくピックアップされてきました。これまでのジョン・エバンスさんによる巨大野菜の画像は、こちらで見られます。
http://www.recordholders.org/en/records/vegetables.html
アラスカ州で巨大化した野菜が、たびたび収穫されるのは、アラスカの土壌に豊富にふくまれる海水由来の「中量・微量ミネラル」のおかげだときいたことがあります。ミネラルに豊富にありつけた野菜たちは、それらをもとに酵素をたくさん生合成して、チッ素の固定をガシガシ促進できるからだと聞きます。今回の名古屋大の研究結果から、アラスカに巨大野菜たちが育つ要因が、ハッキリするのかもしれませんが、わかりません。
さて、室内栽培のイチゴ「あかねっ娘」たちです。いよいよ果実の肥大がはじまりました。
弱々しかったマザープラント(親株)がつけてくれた果実は、思いのほかタクマシく肥大しています。
とってもビックリです。
今年の新苗のなかで、イチバン始めに花を咲かせたプラントも、ガンバってくれてます。
秋冬に、イチゴの室内栽培をはじめて、なんとか3年目。私のザンネンな脳みそでも、いい加減理解できたことは、「甘くて大きなイチゴを実らせるには、大きな葉っぱが大事で、大きな葉っぱを展開させるには、たっっっくさんの根っこを張らせることが大事で、たくさんの根っこを張らせるには、質のよい培土と肥料、そして大きめなポットで育てるといいね」です。
根っこの量が収穫量に比例するのは、トマトでもキュウリでも、同じことかと思います。
野外でゲリラ栽培のイチゴです。冬の寒さでカンペキに「ロゼット状」の冬眠に入ってます。野外で地植えすると、新たに根っこをのばせるスペースが豊富なので、酸素不足にはならない状態になると思います。虫には喰われましたが、ウドンコ病や炭疽病などには、ぜんぜんかかりません。
寒い冬を超すことができるイチゴなど越冬植物は、葉っぱや根っこの細胞のなかの「糖分濃度」を高くして・・・つまり糖分を細胞にためこんで低温でも凍らないようにして、防寒対策をしてるんだそうです。ロゼット状のイチゴは、まさに寒さ対策バッチシの構えになっていて、葉っぱをまるく茎をぺたっと地面にねかせて、すこしでも多くの光を吸収しようとするんだそうです。室内栽培のイチゴも、寒さが厳しくなっていくと、葉っぱがペタッと横に広がり気味になります。
室内栽培の「あかねっ娘」たちと同じ親株から育てた、いわば兄弟を野外でプランター栽培です。
室内で光・温度・CO2に恵まれながらヌクヌクとそだってる兄弟たちとちがって、葉っぱと茎がクタッと寝てます。
花を咲かせる気配は、まあっっったくありません。
ところで、蛍光灯タイプのグロウランプだと、室温が低すぎる時期となったので、室内栽培のイチゴたちの光をHPSランプ400Wへチェンジしました。
ランプから40cmくらいの位置が、ちょうどイチゴたちの茎頂部(トップ)で、「35000ルーメン」ほどです。
・・・電球が暗くなってきてます。ケチケチせずに、そろそろ交換せねばならない時期だと、頭では分かってます。
そして、植物の光合成運動には、目的が2種類あって、ひとつは「エネルギー」をつくる「明反応」、もうひとつは、そのエネルギーをつかって「水」と「CO2」から→「糖分」をつくる「暗反応」だそうです。
この「糖分」をつくるほうの「暗反応」ってのは、1950年代に米国のカルヴィンさんとベンソンさんが発見したので「カルビン回路」ともよばれるそうで、この「暗反応」は、光量さえ強ければいいんでなくて「温度」と「CO2濃度」で、大きく左右されるそうです。「糖分」は、プラントの健康から果実の糖度、収穫量まで大きく左右するので、この「暗反応」てのも、とっても大切になってきます。
そしてまた先日から、ひつこいほどに、ご紹介している「炭酸水耕栽培」ですが、「根っこからもCO2をすってたよ!!!」という結果は、カルビン回路でおなじみの「カルヴィンさん」と「ベンソンさん」と同じ実験方法で、とある学者さんが証明されたとのことです。
まず、根っこが吸えるCO2の量は、もちろんそれほど多くはないのですが、実際に吸っていたという結果がでたそうです。英語ですが、詳しくはリンク先で・・・
http://www.springerlink.com/content/x53wu314516711nj/
カルヴィンさんたちが、「植物は、大気中から吸ったCO2から「糖分」をつくってるよ・・・」をどうやって証明したのかという実験方法の成り立ちには、なんとも皮肉なストーリーがあります。
戦時中の米国は、核兵器開発専用の軍事施設で「核分裂で放射線がでるよ。核爆弾ってスゴいね」的な研究をしてたそうですが、戦争が終われば、当然あんまし使われなくなります。
その「核開発研究施設」は、一般の学者さんも解放されるようになったので、カルヴィンさんたちは、その施設の設備をつかって、「炭素=C6」の同位体である「放射性炭素=C14」ってのを植物に吸わせて、放射性炭素C14が「糖分,炭水化物」になっていくプロセスを確認できたってことだそうです。(放射性炭素C14は、普通?の炭素C6より圧倒的に数がすくなく、放射線をだすので、それが目印にできるんだそうで。)
この実験のおかげで、今では当たり前になってる「植物は、光合成でつくったエネルギーを使って、水とCO2から糖分をつくってる」が証明され、常識となったとのことです。
なるほど、「戦争は発明の母」といいますし、「戦争は最大の経済効果!!!」ともいいますが、「軍事関連の研究にたずさわっている学者さんが、みんな地球の環境問題に取り組めたら、地球の温暖化は3年で解決する」というヒトもいます。
「 搾取なきピースフルな経済発展と、核も戦争も存在しない地球 」を切に願いながら、2011年を閉めさせていただきます。
LOVE & PEACE :-)
2011年12月28日水曜日
2011年12月26日月曜日
チャレンジ・ファームと炭酸室内栽培
先日、それはそれは新鮮でウマウマなお野菜たちをいただきました。
画像は撮れませんでしたが、シャキシャキした「ワサビ菜」の、あまりのウマさに感動しました。そのほかには、白菜やネギなど、いつもなら鍋に直行の野菜たちも、そのまま生で食べねばモッタイナイ新鮮さでした。
http://www.pasonagroup.co.jp/pasona_o2/challenge/index.html
大手町のビル街で、本格的な「米稲の室内栽培」で話題の「PASONA」さん。現在、パソナさんの関連会社では、淡路島で田畑をひらいて、農業での起業をめざす方たちのための、農業ベンチャー支援制度をなさってるそうです。
農業で生計をたてていくには、作物を育てるのが好きなのはもちろんですが、栽培経験をはじめ、時代のニーズにあった品種のチョイスや環境に配慮した栽培方法、資材や人件費のコスト削減、そして利益がでる流通方法の開拓などなど、トータルでマーケティングしていかねば、ならないんですね。
「好き」だけでは成立しない、そのシビアさが、ホビーガーデニングとの大きなチガイだなと、思いました。小耳にはさませていただいたところ、PASONAさん関連会社さんとはいえ、淡路島で地元の方から農地をお借りするのに、大きなご苦労をされたそうですが、時間をかけて誠意を理解していただき、晴れて農地をお借りすることができたそうです。夢を実現するには、「世の中の役に立ちたい」というゴールと「情熱」をもち続けることが、やっぱしイチバンなんだなと思いました。
この淡路島で穫れる新鮮なお野菜たちは、通販でも購入できます。
http://www.pasonagroup-challengefarm.jp/shop/
実店舗での販売はコチラで・・・
http://www.pasonagroup.co.jp/pasona_o2/challenge/marche.html
2006年のころのPASONAさんの地下の田んぼや室内栽培の様子です。
さて、ハナシはころっと変わって、またまた「炭酸水」を活用した室内栽培でのCO2添加のアイデアのご紹介です。
現在、真冬の節電期間なので、トマトたちのグロウルームの加湿器には、電気を使わず、不織布にしみ込ませた水で保湿してくれる「ミスティガーデン」にチェンジしました。
そこで、すかさず「不織布にしみ込ませる水を炭酸水にしちまえば・・・」と、当然もくろみます。
午前10時に、ミスティガーデンに炭酸水をしみ込ませて、お昼に計測した結果です。
二時間後でも、だいたい1000ppmの濃度のCO2をキープしてくれてます。これはナイス!!!
「不織布タイプの加湿器で、炭酸水の加湿!」のいいところは、なにも二酸化炭素を吹き込んだピュア?な炭酸水でなくても、「クエン酸と重曹」でつくった「手軽な炭酸水」でもOKなトコロかな?と思います。
ただ、クエン酸と重曹でつくった炭酸水だとナトリウム塩ができるので、のちのち不織布が乾いたときに、ガビガビになることもあるかもしれませんが、わかりません。
そして、こちらはココ培地に炭酸水培養液をあげてるところです。
噴霧器スプレーで培養液をあげると、「じょうろ」よりもえらく時間がかかりますが、ゆっくりじんわりと培養液が培地にしみわたるし、気温が高い夏には、噴霧器の水圧のおかけで根っこに酸素をたくさんあげられるので、ず〜っと噴霧器での水やりをつづけてます。
こんなふうに、噴霧器の強めの水圧で、トマトの根元の生え際の培地を、ぶわ〜っと吹き飛ばして、根っこを露出させるように水やりすると、根元に空気がよく行きわたり、酸欠による徒長や病気などが、メキメキ減るように感じています。
そして、ベース肥料を炭酸水でうすめた培養液は、シュワシュワと泡がたって、ヨサゲです。この泡からは二酸化炭素ガスもいっぱい気化するので、グロウルームの空気は、ピークで1400ppmほどのCO2濃度になります。なので、炭酸水培養液をあげたあとグロウスペースを閉めきれば、炭酸水培養液から気化したCO2ガスをフルに活用できると思います。
植物は、光が当たってるときしかCO2ガスを吸わないので、光があたりはじめた朝イチバンで炭酸水培養液をあげるのも、CO2効果を引き出すための、ちょっとしたコツかもしれません。
とある海外の、「炭酸水と植物生長促進効果」について書かれた文献では、植物は、ある程度のCO2ガスを根っこから吸収すると、葉ウラの気孔を閉じて、空気中からはあまり炭酸ガスを吸わなくなるそうです。
画像は撮れませんでしたが、シャキシャキした「ワサビ菜」の、あまりのウマさに感動しました。そのほかには、白菜やネギなど、いつもなら鍋に直行の野菜たちも、そのまま生で食べねばモッタイナイ新鮮さでした。
http://www.pasonagroup.co.jp/pasona_o2/challenge/index.html
大手町のビル街で、本格的な「米稲の室内栽培」で話題の「PASONA」さん。現在、パソナさんの関連会社では、淡路島で田畑をひらいて、農業での起業をめざす方たちのための、農業ベンチャー支援制度をなさってるそうです。
農業で生計をたてていくには、作物を育てるのが好きなのはもちろんですが、栽培経験をはじめ、時代のニーズにあった品種のチョイスや環境に配慮した栽培方法、資材や人件費のコスト削減、そして利益がでる流通方法の開拓などなど、トータルでマーケティングしていかねば、ならないんですね。
「好き」だけでは成立しない、そのシビアさが、ホビーガーデニングとの大きなチガイだなと、思いました。小耳にはさませていただいたところ、PASONAさん関連会社さんとはいえ、淡路島で地元の方から農地をお借りするのに、大きなご苦労をされたそうですが、時間をかけて誠意を理解していただき、晴れて農地をお借りすることができたそうです。夢を実現するには、「世の中の役に立ちたい」というゴールと「情熱」をもち続けることが、やっぱしイチバンなんだなと思いました。
この淡路島で穫れる新鮮なお野菜たちは、通販でも購入できます。
http://www.pasonagroup-challengefarm.jp/shop/
実店舗での販売はコチラで・・・
http://www.pasonagroup.co.jp/pasona_o2/challenge/marche.html
2006年のころのPASONAさんの地下の田んぼや室内栽培の様子です。
さて、ハナシはころっと変わって、またまた「炭酸水」を活用した室内栽培でのCO2添加のアイデアのご紹介です。
現在、真冬の節電期間なので、トマトたちのグロウルームの加湿器には、電気を使わず、不織布にしみ込ませた水で保湿してくれる「ミスティガーデン」にチェンジしました。
そこで、すかさず「不織布にしみ込ませる水を炭酸水にしちまえば・・・」と、当然もくろみます。
午前10時に、ミスティガーデンに炭酸水をしみ込ませて、お昼に計測した結果です。
二時間後でも、だいたい1000ppmの濃度のCO2をキープしてくれてます。これはナイス!!!
「不織布タイプの加湿器で、炭酸水の加湿!」のいいところは、なにも二酸化炭素を吹き込んだピュア?な炭酸水でなくても、「クエン酸と重曹」でつくった「手軽な炭酸水」でもOKなトコロかな?と思います。
ただ、クエン酸と重曹でつくった炭酸水だとナトリウム塩ができるので、のちのち不織布が乾いたときに、ガビガビになることもあるかもしれませんが、わかりません。
そして、こちらはココ培地に炭酸水培養液をあげてるところです。
噴霧器スプレーで培養液をあげると、「じょうろ」よりもえらく時間がかかりますが、ゆっくりじんわりと培養液が培地にしみわたるし、気温が高い夏には、噴霧器の水圧のおかけで根っこに酸素をたくさんあげられるので、ず〜っと噴霧器での水やりをつづけてます。
こんなふうに、噴霧器の強めの水圧で、トマトの根元の生え際の培地を、ぶわ〜っと吹き飛ばして、根っこを露出させるように水やりすると、根元に空気がよく行きわたり、酸欠による徒長や病気などが、メキメキ減るように感じています。
そして、ベース肥料を炭酸水でうすめた培養液は、シュワシュワと泡がたって、ヨサゲです。この泡からは二酸化炭素ガスもいっぱい気化するので、グロウルームの空気は、ピークで1400ppmほどのCO2濃度になります。なので、炭酸水培養液をあげたあとグロウスペースを閉めきれば、炭酸水培養液から気化したCO2ガスをフルに活用できると思います。
植物は、光が当たってるときしかCO2ガスを吸わないので、光があたりはじめた朝イチバンで炭酸水培養液をあげるのも、CO2効果を引き出すための、ちょっとしたコツかもしれません。
とある海外の、「炭酸水と植物生長促進効果」について書かれた文献では、植物は、ある程度のCO2ガスを根っこから吸収すると、葉ウラの気孔を閉じて、空気中からはあまり炭酸ガスを吸わなくなるそうです。
2011年12月21日水曜日
エアロガーデンで炭酸水耕栽培!
以前に紹介した「 炭酸水耕栽培 」でしたが、炭酸水をつかって養液栽培をなさっている生産者さんによれば、「 炭酸水で養液栽培した野菜は、いつもよりオイシくなったよ! 」とのことです。
ということで、昼ゴハンの時たべるために育てている「 エアロ・ガーデン 」のサラダ菜にも、自作カーボネーターでCO2ガスを吹き込んだタイプの炭酸水でつくった培養液をあげています。ちなみにハイドロに使える炭酸水は、ナトリウムNGなので、CO2+水 だけのものがGOODです。市販の炭酸水には、硬水タイプの発泡水も多くEC値が高いので、ハイドロには向きません。
炭酸水培養液を追加するまえのサラダ菜「パリグリーン」です。
培養液のpH値は5.8で、水温は15.8℃でした。
水耕栽培の培養液のpH値は、だいたい5.5〜6.5の範囲でキープしたらベストです。
このpH値の範囲なら、肥料がムラなく溶けるので、根っこが吸うことができます。
炭酸水で、培養液をつくりました。
炭酸水にベース肥料を溶かすと、pH値は3.85になります。
15℃以下の冷たい水は、根毛をいためてしまうので、かならず20℃前後の水で炭酸水をつくってます。
炭酸水培養液を注ぎ足してみると、培養液全体のpH値は4.3、水温が19℃になりました。
パッと見、pH値が低いのですが、炭酸水のpH値は有機酸のpH値と同じく、「見かけのpH値」で、水分子や肥料塩類とドンドン反応したり、根っこにしみ込んだり、炭酸ガスになって消えてしまうので、数時間後にはだいたい適正なpH値5.5くらいで落ち着きます。
炭酸培養液のなかで、サラダ菜の根っこがシュワシュワと気持ちよさそうです。
さて、炭酸水培養液を足してから、
2〜3時間後の様子です。
ベストなpH値のレンジ内へと、おさまりました。
炭酸水培養液を足すまえと、足したあとの写真を見くらべると、葉っぱが立ち上がってきてるのが、わかります。ささやかな変化ですが、葉っぱや茎がグッと立ち上がるのが、培養液を吸ってるかどうかのベストな目安です。
↓足すまえ・・・
↓足したあと・・・
植物の「よい変化」は、こんな具合に、思いのほか地味でササヤカですが、
ちっちゃな「よい変化」を見逃さずに管理すると、たくさんオイシく収穫が楽しめると思います。
それからさらに、2時間後、すっかり夕方になりました。
「ココとソコ」といわないと分からないほどですが、
あたらしく出たばかりの新芽を中心に、さらに葉っぱの角度が立ってきてます。
そして、さらに数時間たって、日が暮れた頃です。もう様子は変化ありません。
そして、この炭酸水ですが・・・
培養液をつくるときだけではなく、室内の観葉植物とか、ココ培地などのフラッシング用の水としてもGOODです。
手ぶれしちゃいましたが、今年の夏に根グサレから見事復活してくれた「モンステラ」にも、時々炭酸水をあげます。
炭酸水をドバドバッとあげてから、2日後の同一人物「モンステラ」。
ゲンキいっぱいに新芽を出してきます。
観葉植物や、パンジーにシクラメンやバラなどなど、鉢植えの花き類は、栽培期間が長いので、値段がちょっと高いけど即効性のある液体肥料よりも、お手ごろ感のある固形でつぶつぶ状の「緩効性肥料=かんこうせいひりょう」で育てることが多いと思います。
こういう固形の肥料は、pH値が中性の水道水や雨水にふれても溶けにくくて、植物が根から出すクエン酸などの有機酸にふれると、はじめて溶ける「ク溶性」肥料が多く含まれます。
「炭酸水」は弱い酸性なので、こういう固形の肥料をおだやかに溶かしてくれる効果も期待できます。 ただ、毎回炭酸水でをあげてると、肥料がすぐになくなって不足してしまうこともあるので、花のイキオイが落ちてきたときとか、果実を大きくしたいときとか元気がない時・・・など、たまにあげれば十分だと思います。
また、ココ培地をつかった養液栽培では、高いEC値の培養液や、継続してPK肥料をプラスした培養液が原因で、保肥性のあるココ培地には、カリウムや肥料塩類がたまりすぎて、EC値やpH値が外れてしまうこともあります。
←容器はコーラですが、中身は以前紹介した自作カーボネーターでつくった炭酸水です。
そんなときも水温を18℃〜22℃ほどにした炭酸水でココ培地を洗い流しています。ただの水や薄めの濃度の培養液をココ培地に流すこと「フラッシング」と言ったりします。
ココ培地のフラッシングのタイミングですが、一般的には栽培スタートから、だいたい1月ほど経ったら、月に一度ほどのペースでフラッシングといわれてます・・・
が、
まっっったく問題なく生長してるなら、べつにフラッシングする必要はありません。
コバエやウドンコ病、新芽の生長がストップしたときなどは、ココ培地のpH値や肥料バランスが崩れていることもあるので、ただの水またはベース肥料を、いつもの倍に希釈してpH値を5.8ほどに調整した薄めの培養液でフラッシングすると、ヨサゲです。
ということで、炭酸水を単独で植物にあげる場合は、水温を18℃〜22℃にしてあげてからあげるってことが、とっても大切です。
本来の炭酸水耕栽培の開発目的は、肥料塩類のイオン化を促進させて溶解度をあげることで、ムダな肥料施肥を抑えて、排液中の残留肥料をへらして環境負荷を低減させたり、肥料コストを削減しつつ、味も収穫量をあげる・・・という生産者さんの貴重な知恵から、うまれたものです。
なので、観葉植物やプランターのお花なんかには、あげられる範囲内で、たまぁ〜にあげるだけで十分だと思います。
欧米の水耕栽培のシーンには、まだまだいろんなワクワクするアイデアがあるので、水耕栽培が定着した日本でも、従来の常識にとらわれずに、斬新なアイデアにトライしていきたいと思ってます 。
2011年12月19日月曜日
エコプロダクツ2011
今年も「エコプロダクツ2011」が開催されました。
エコフレンドリーな商品、取り組み、環境保護などをテーマに開催されるこの展示会ですが、今年は「被災地の復興」という大きなテーマもプラスされていました。
そして年を追うごとに、大きな企業さんたちのご参加がふえてきているようで、なによりですが、ワタシの楽しみは、なんといっても「グリーン・ストアーズ」でのお買い物です。
今年も「自然のわ研究会」さんの100%無農薬/無化学肥料で育てられたお茶をGETしました〜。「自然のわ研究会」さんのお茶は、緑茶からほうじ茶まで、どれも本当にオイシいです。緑茶は、ぬるめのお湯で、3分ほどじっくりおくと、ベックリするくらいの甘みが出ます。
http://www2.wbs.ne.jp/~ochafarm/wa/
緑茶やほうじ茶、はたまた紅茶やウーロン茶などなど、いろんなお茶に利用されるお茶の木は、ものすごくアンモニア耐性が強く、ほとんどの植物がアンモニア過剰で根っこがいたんでしまうほどのチッ素肥料を与えても、お茶の木は過剰なアンモニアを「テアニン」というお茶独特のウマミ成分に変えて蓄えられる能力が高いんだそうです。
そのため、オイシさの強い茶葉を生産するためには、たくさんのチッ素肥料を与えざるをえないのが通常ですが、チッ素が多いと病気にもなりやすいので農薬はかならずと言っていいほど必要になっちゃうし、チッ素肥料は雨や水分でズルズルと流されやすく、近くの水源に流れ込んでチッ素過剰な池になって生き物がすめなくなったしまったりと、環境破壊チックな事態が問題にもなっています。
そこで、「自然のわ研究会」さんでは、吸収・消化のよい有機肥料をつかって、ムダにチッ素を与えなくても、オイシく農薬もいらない環境共存型の茶木づくりをなさっています。
ち・な・み・に、チッ素肥料には主に「アンモニア態チッ素」と「硝酸態チッ素」と「有機態チッ素」があるんですが、アンモニア態チッ素肥料は、石油の副産物である「ナフサ」からもできるってこともあって、値段も安くて植物も吸収しやすいメリットがある一方、アンモニア過剰で根いたみしやすいデメリットがあり、強めのアルカリ性なので、水に溶かすとpH値もEC値もボヨヨ〜ンと、はね上がってしまい、水耕栽培用の肥料にはあんまし向いてない・・・といわれてます。
「硝酸態チッ素」の原料は、おもに鉱石由来なのでコストが高めですが、植物がたくさん吸っても過剰被害がでにくく、アンモニア態窒素よりもEC値が上がらないし、pH値が酸性なので、水耕栽培にとっても向いてるチッ素肥料で、ほとんどの水耕栽培用肥料のチッ素成分は「硝酸態チッ素」になってるものが多いです。
そし「有機態チッ素」には、「尿素」をはじめ、「タンパク質」や「アミノ酸」がありますが、アミノ酸やタンパク質は、価格や吸収性の問題から、どちらかといえばメインのチッ素肥料ではなく「活力剤」的な位置づけなことが多いようです。
・・・と横道にそれてしまいましたが、エコプロダクツにご出展なされてた「西邦機工」さんに、「竹粉〜ちくふん〜」をいただきました。
↑こんなふうに、ていねいに酸素をぬいた状態にして下さったのですが、年明けまで「嫌気性発酵」させると、花粉症や美肌効果があるよ、お風呂にいれるといいよ・・・と教えて下さいました。楽しみです。
おっそろしいスピードで根っこを張りめぐらして増殖する「竹」ですが、生命力が強い分、ケイ酸をはじめ、オリゴ糖や酵素が豊富なので、まだ青い竹を粉砕機で細かくすると、ほとんに香りがよくて、それを土壌にまいてマルチングすると、ナイスな植物活性力があって、竹のミネラルと糖分で土壌の微生物も元気にしたりします。
エコフレンドリーな商品、取り組み、環境保護などをテーマに開催されるこの展示会ですが、今年は「被災地の復興」という大きなテーマもプラスされていました。
そして年を追うごとに、大きな企業さんたちのご参加がふえてきているようで、なによりですが、ワタシの楽しみは、なんといっても「グリーン・ストアーズ」でのお買い物です。
今年も「自然のわ研究会」さんの100%無農薬/無化学肥料で育てられたお茶をGETしました〜。「自然のわ研究会」さんのお茶は、緑茶からほうじ茶まで、どれも本当にオイシいです。緑茶は、ぬるめのお湯で、3分ほどじっくりおくと、ベックリするくらいの甘みが出ます。
http://www2.wbs.ne.jp/~ochafarm/wa/
緑茶やほうじ茶、はたまた紅茶やウーロン茶などなど、いろんなお茶に利用されるお茶の木は、ものすごくアンモニア耐性が強く、ほとんどの植物がアンモニア過剰で根っこがいたんでしまうほどのチッ素肥料を与えても、お茶の木は過剰なアンモニアを「テアニン」というお茶独特のウマミ成分に変えて蓄えられる能力が高いんだそうです。
そのため、オイシさの強い茶葉を生産するためには、たくさんのチッ素肥料を与えざるをえないのが通常ですが、チッ素が多いと病気にもなりやすいので農薬はかならずと言っていいほど必要になっちゃうし、チッ素肥料は雨や水分でズルズルと流されやすく、近くの水源に流れ込んでチッ素過剰な池になって生き物がすめなくなったしまったりと、環境破壊チックな事態が問題にもなっています。
そこで、「自然のわ研究会」さんでは、吸収・消化のよい有機肥料をつかって、ムダにチッ素を与えなくても、オイシく農薬もいらない環境共存型の茶木づくりをなさっています。
ち・な・み・に、チッ素肥料には主に「アンモニア態チッ素」と「硝酸態チッ素」と「有機態チッ素」があるんですが、アンモニア態チッ素肥料は、石油の副産物である「ナフサ」からもできるってこともあって、値段も安くて植物も吸収しやすいメリットがある一方、アンモニア過剰で根いたみしやすいデメリットがあり、強めのアルカリ性なので、水に溶かすとpH値もEC値もボヨヨ〜ンと、はね上がってしまい、水耕栽培用の肥料にはあんまし向いてない・・・といわれてます。
「硝酸態チッ素」の原料は、おもに鉱石由来なのでコストが高めですが、植物がたくさん吸っても過剰被害がでにくく、アンモニア態窒素よりもEC値が上がらないし、pH値が酸性なので、水耕栽培にとっても向いてるチッ素肥料で、ほとんどの水耕栽培用肥料のチッ素成分は「硝酸態チッ素」になってるものが多いです。
そし「有機態チッ素」には、「尿素」をはじめ、「タンパク質」や「アミノ酸」がありますが、アミノ酸やタンパク質は、価格や吸収性の問題から、どちらかといえばメインのチッ素肥料ではなく「活力剤」的な位置づけなことが多いようです。
・・・と横道にそれてしまいましたが、エコプロダクツにご出展なされてた「西邦機工」さんに、「竹粉〜ちくふん〜」をいただきました。
↑こんなふうに、ていねいに酸素をぬいた状態にして下さったのですが、年明けまで「嫌気性発酵」させると、花粉症や美肌効果があるよ、お風呂にいれるといいよ・・・と教えて下さいました。楽しみです。
おっそろしいスピードで根っこを張りめぐらして増殖する「竹」ですが、生命力が強い分、ケイ酸をはじめ、オリゴ糖や酵素が豊富なので、まだ青い竹を粉砕機で細かくすると、ほとんに香りがよくて、それを土壌にまいてマルチングすると、ナイスな植物活性力があって、竹のミネラルと糖分で土壌の微生物も元気にしたりします。
2011年12月16日金曜日
イチゴの親子関係
一般的にイチゴの苗は、実生栽培 ( みしょうさいばい = 発芽から育てる ) というケースは、珍しくて、「クローン (栄養繁殖) 」でふやしていきます。
「クローン」というと、なんだか大それたことのように聞こえますが、大きく育ったイチゴの株は、春に実をつけたあと、初夏にさしかかる頃に
←こんなふうに、子苗であるランナーをニョロニョロッとタコの足のように出すので、この子苗を発根させて大きく育てて、その年の新苗として、流通したり栽培されたりしていきます。
イチゴなどクローンでふやす植物では、優秀なマザープラント(親株)の存在が、不可欠ですが、ランナーからイチゴを育てた今年は、親株のコンディションが、どれだけ子苗に影響するか、よくわかりました。
今年でたランナーから大きくなったイチゴ苗です。右側のイチゴの方がコンディションがよいです。このふたつのイチゴは同級生で、品種は両方とも「あかねっ娘」ですが、親株が、それぞれちがいます。
ふたつとも、まったく同じ培地、まったく同じ培養液で管理してきました。
8月ころから、ココ培地用ベース肥料をCO2を吹き込んだタイプの炭酸水100%でうすめてつくった培養液だけをあげ始めて、現在も同じです。(pH値管理なし、水温だけ18℃〜22℃になるように気をつけてます。)
炭酸水のおかげかどうか分かりませんが、今年のイチゴたちには、まあっっったくアブラムシがでてません。
↓これが、親株たちです。右側の親株なイチゴは、葉っぱが大きく上を向き、イキオイがあります。左側の親株イチゴは、葉っぱが小さく横にひろがっています。
親株と子株をならべてみました。奥のふたつが親株チーム、手前のスリットポットが子株チームです。
子株の葉っぱは、親株の葉っぱや茎と、よく似ています。さすがクローン苗です。
右側の優秀な親株と子株は、葉っぱにつやがあって、茎が上を向いていて葉っぱが持ち上がっているので、根もとがチラホラと見えます。
イチゴにとって、ランナー子苗をだす作業は、とっても大変な体力がいるんだと思います。
なので、元気に根っこをたくさん張った親株であればあるだけ、ランナー子苗に養分を送ってあげられるので、親株がちがう同級生の子苗に、ここまで生長の差がでたようです。
ということで、あまり優秀でなかった親株イチゴでしたが、今年の秋、このコはイチバン先に花芽をつけてくれました。ワタシの「思いこみ」ですが、「ひとつの株が、ツボミをつけると、まわりの株も、つられてツボミをつけはじめる・・・」と信じてます。
おかげで? 優秀な子苗たちもやっと花を咲かせる気になった、と思っています。 ので、役に立たないムダな命はひとつもないんだな・・・とキレイにまとめたいと思います。
ちなみに、クローンでの植物の繁殖方法は、挿し木や葉挿し、根っこで株分け・・・などいろいろありますが、イチゴをはじめ蘭や食虫植物など、種子でふやしにくく、無菌状態での繁殖がベストな植物では、ウイルスフリーで優秀なDNAをもった株が、大量に増殖できる「組織培養」という方法も多く利用されています。
「 組織培養=ティッシュカルチャー 」については、過去に「おウチでできる組織培養、キッチンカルチャー」にトライしたことがあります。・・・めでたく失敗しましたが。
組織培養は、優秀なマザープラントから切り取った葉っぱや茎を細かく切りきざんで、肥料と植物ホルモンをふくませた寒天培地で、細胞分裂させて大きく育てていきます。
なので、きざんだ植物片の数だけ、おなじDNAをもった優秀なクローン苗がたっっっくさん、つくれることが最大のメリットですが、デメリットは失敗が多いってことと、クローン苗が一人前になるまで年単位の時間がかかる植物もあるってことです。
ちなみに、「組織培養」に必要な器具ですが、寒天培地と植物ホルモンさえGETできれば、・・・
水耕栽培用の肥料、pHダウン剤とpHアップ剤、pH/EC測定メーター、蛍光灯などのグロウランプ、ついでにインラインファンとエアフィルターをもってるおヒトなら、
その材料で、おウチでできてしまいます。
あとは、手順と培養液レシピを把握して、無菌ボックスと圧力鍋、電子レンジなどなど、なんとでもなる材料をなんとかすればOKです。
興味のあるおヒトは、こちらで・・・
http://desktopfarmer.blogspot.com/2010/07/1.html
http://desktopfarmer.blogspot.com/2010/07/2.html
ということで雑菌のすくない冬になったことだし、そろそろ「キッチンカルチャー」のリベンジをしたいと思っているところです。
「クローン」というと、なんだか大それたことのように聞こえますが、大きく育ったイチゴの株は、春に実をつけたあと、初夏にさしかかる頃に
←こんなふうに、子苗であるランナーをニョロニョロッとタコの足のように出すので、この子苗を発根させて大きく育てて、その年の新苗として、流通したり栽培されたりしていきます。
イチゴなどクローンでふやす植物では、優秀なマザープラント(親株)の存在が、不可欠ですが、ランナーからイチゴを育てた今年は、親株のコンディションが、どれだけ子苗に影響するか、よくわかりました。
今年でたランナーから大きくなったイチゴ苗です。右側のイチゴの方がコンディションがよいです。このふたつのイチゴは同級生で、品種は両方とも「あかねっ娘」ですが、親株が、それぞれちがいます。
ふたつとも、まったく同じ培地、まったく同じ培養液で管理してきました。
8月ころから、ココ培地用ベース肥料をCO2を吹き込んだタイプの炭酸水100%でうすめてつくった培養液だけをあげ始めて、現在も同じです。(pH値管理なし、水温だけ18℃〜22℃になるように気をつけてます。)
炭酸水のおかげかどうか分かりませんが、今年のイチゴたちには、まあっっったくアブラムシがでてません。
↓これが、親株たちです。右側の親株なイチゴは、葉っぱが大きく上を向き、イキオイがあります。左側の親株イチゴは、葉っぱが小さく横にひろがっています。
親株と子株をならべてみました。奥のふたつが親株チーム、手前のスリットポットが子株チームです。
子株の葉っぱは、親株の葉っぱや茎と、よく似ています。さすがクローン苗です。
右側の優秀な親株と子株は、葉っぱにつやがあって、茎が上を向いていて葉っぱが持ち上がっているので、根もとがチラホラと見えます。
イチゴにとって、ランナー子苗をだす作業は、とっても大変な体力がいるんだと思います。
なので、元気に根っこをたくさん張った親株であればあるだけ、ランナー子苗に養分を送ってあげられるので、親株がちがう同級生の子苗に、ここまで生長の差がでたようです。
ということで、あまり優秀でなかった親株イチゴでしたが、今年の秋、このコはイチバン先に花芽をつけてくれました。ワタシの「思いこみ」ですが、「ひとつの株が、ツボミをつけると、まわりの株も、つられてツボミをつけはじめる・・・」と信じてます。
おかげで? 優秀な子苗たちもやっと花を咲かせる気になった、と思っています。 ので、役に立たないムダな命はひとつもないんだな・・・とキレイにまとめたいと思います。
ちなみに、クローンでの植物の繁殖方法は、挿し木や葉挿し、根っこで株分け・・・などいろいろありますが、イチゴをはじめ蘭や食虫植物など、種子でふやしにくく、無菌状態での繁殖がベストな植物では、ウイルスフリーで優秀なDNAをもった株が、大量に増殖できる「組織培養」という方法も多く利用されています。
「 組織培養=ティッシュカルチャー 」については、過去に「おウチでできる組織培養、キッチンカルチャー」にトライしたことがあります。・・・めでたく失敗しましたが。
組織培養は、優秀なマザープラントから切り取った葉っぱや茎を細かく切りきざんで、肥料と植物ホルモンをふくませた寒天培地で、細胞分裂させて大きく育てていきます。
なので、きざんだ植物片の数だけ、おなじDNAをもった優秀なクローン苗がたっっっくさん、つくれることが最大のメリットですが、デメリットは失敗が多いってことと、クローン苗が一人前になるまで年単位の時間がかかる植物もあるってことです。
ちなみに、「組織培養」に必要な器具ですが、寒天培地と植物ホルモンさえGETできれば、・・・
水耕栽培用の肥料、pHダウン剤とpHアップ剤、pH/EC測定メーター、蛍光灯などのグロウランプ、ついでにインラインファンとエアフィルターをもってるおヒトなら、
その材料で、おウチでできてしまいます。
あとは、手順と培養液レシピを把握して、無菌ボックスと圧力鍋、電子レンジなどなど、なんとでもなる材料をなんとかすればOKです。
興味のあるおヒトは、こちらで・・・
http://desktopfarmer.blogspot.com/2010/07/1.html
http://desktopfarmer.blogspot.com/2010/07/2.html
ということで雑菌のすくない冬になったことだし、そろそろ「キッチンカルチャー」のリベンジをしたいと思っているところです。
2011年12月15日木曜日
ミニトマト「千果」、室内栽培
室内栽培のミニトマトたち「千果」の様子です。がんばって葉かきしているので、実がゴロゴロと目立っていて、パッと見は、まるでマスカットのようですが、ミニトマトです。
HPSランプ400ワットひとつで、タタミ一畳くらいのスペースに、8株のミニトマトをそだててますが、ハッキリいって、これは多すぎです。肥料や培地の生長比較テストをしているため、いたしかたなく密植状態になってます。
ホントは、この半分の株数くらいのほうが、肥料も手間もはぶけるうえに、目が行き届くので、結果的に穫れるトマトの収量は変わらないと思います。
ポッティング・ミックス培土のミニトマトの7段目の花房です。
そろそろ花数も少なくなってきました。
ポッティング・ミックスのトマトの根元です。
布製ポットだからなのか、根元からの不定根があまりでません。
これは、ココ栽培のミニトマトの、おなじく7段目の花たちです。
ポッティング・ミックス栽培のトマトより、すこし花数が少なめですが、一段目の果実が赤く熟すのは、ココ栽培のトマトのほうが早かったです。
ココ栽培のトマトの根元は、こんなかんじです。
やっぱり不定根が少ないです。
トマトは、根っこに酸素が不足してくると、不定根が出やすくなるといわれてます。
ココ培地とポッティング・ミックス培土と布製ポットの組み合わせは、やっぱし酸素が根っこに行きわたるようです。
さて、循環式ハイドロポニックス・システムの七番目の花房です。ココやポッティング・ミックスの花にくらべると、花茎が長い気がします。
循環式システムのトマトの根元は、こんな感じです。実ったミニトマトは、イチバン早く赤くなり収穫できましたが、ハイドロのミニトマトは、後味にホンノリとですが、独特の風味を感じます。(それが好きというヒトもいます。)
ハイドロポニックス・システムは、エアポンプなどが必要なので電気代がかかりますが、なんだかんだいっても、生長が早いので、収穫までの期間が短めにすみます。
そしてこれは、窓から投げたトマトから、勝手にでてきたF2品種のミニトマトです。もう12月というのに、こんなに大きく育ってしまいました。
F2とは、一代交配 = F1品種の果実の種子のことです。 品種のハナシは、果てしなく長くなるので、くわしくは・・・
http://desktopfarmer.blogspot.com/2010/05/blog-post_26.html
花も咲いてますが、この季節ではあまりに寒すぎるので、せっかく実がなっても大きくならないと思います。
HPSランプ400ワットひとつで、タタミ一畳くらいのスペースに、8株のミニトマトをそだててますが、ハッキリいって、これは多すぎです。肥料や培地の生長比較テストをしているため、いたしかたなく密植状態になってます。
ホントは、この半分の株数くらいのほうが、肥料も手間もはぶけるうえに、目が行き届くので、結果的に穫れるトマトの収量は変わらないと思います。
ポッティング・ミックス培土のミニトマトの7段目の花房です。
そろそろ花数も少なくなってきました。
ポッティング・ミックスのトマトの根元です。
布製ポットだからなのか、根元からの不定根があまりでません。
これは、ココ栽培のミニトマトの、おなじく7段目の花たちです。
ポッティング・ミックス栽培のトマトより、すこし花数が少なめですが、一段目の果実が赤く熟すのは、ココ栽培のトマトのほうが早かったです。
ココ栽培のトマトの根元は、こんなかんじです。
やっぱり不定根が少ないです。
トマトは、根っこに酸素が不足してくると、不定根が出やすくなるといわれてます。
ココ培地とポッティング・ミックス培土と布製ポットの組み合わせは、やっぱし酸素が根っこに行きわたるようです。
さて、循環式ハイドロポニックス・システムの七番目の花房です。ココやポッティング・ミックスの花にくらべると、花茎が長い気がします。
循環式システムのトマトの根元は、こんな感じです。実ったミニトマトは、イチバン早く赤くなり収穫できましたが、ハイドロのミニトマトは、後味にホンノリとですが、独特の風味を感じます。(それが好きというヒトもいます。)
ハイドロポニックス・システムは、エアポンプなどが必要なので電気代がかかりますが、なんだかんだいっても、生長が早いので、収穫までの期間が短めにすみます。
そしてこれは、窓から投げたトマトから、勝手にでてきたF2品種のミニトマトです。もう12月というのに、こんなに大きく育ってしまいました。
F2とは、一代交配 = F1品種の果実の種子のことです。 品種のハナシは、果てしなく長くなるので、くわしくは・・・
http://desktopfarmer.blogspot.com/2010/05/blog-post_26.html
花も咲いてますが、この季節ではあまりに寒すぎるので、せっかく実がなっても大きくならないと思います。
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