先日、それはそれは新鮮でウマウマなお野菜たちをいただきました。
画像は撮れませんでしたが、シャキシャキした「ワサビ菜」の、あまりのウマさに感動しました。そのほかには、白菜やネギなど、いつもなら鍋に直行の野菜たちも、そのまま生で食べねばモッタイナイ新鮮さでした。
http://www.pasonagroup.co.jp/pasona_o2/challenge/index.html
大手町のビル街で、本格的な「米稲の室内栽培」で話題の「PASONA」さん。現在、パソナさんの関連会社では、淡路島で田畑をひらいて、農業での起業をめざす方たちのための、農業ベンチャー支援制度をなさってるそうです。
農業で生計をたてていくには、作物を育てるのが好きなのはもちろんですが、栽培経験をはじめ、時代のニーズにあった品種のチョイスや環境に配慮した栽培方法、資材や人件費のコスト削減、そして利益がでる流通方法の開拓などなど、トータルでマーケティングしていかねば、ならないんですね。
「好き」だけでは成立しない、そのシビアさが、ホビーガーデニングとの大きなチガイだなと、思いました。小耳にはさませていただいたところ、PASONAさん関連会社さんとはいえ、淡路島で地元の方から農地をお借りするのに、大きなご苦労をされたそうですが、時間をかけて誠意を理解していただき、晴れて農地をお借りすることができたそうです。夢を実現するには、「世の中の役に立ちたい」というゴールと「情熱」をもち続けることが、やっぱしイチバンなんだなと思いました。
この淡路島で穫れる新鮮なお野菜たちは、通販でも購入できます。
http://www.pasonagroup-challengefarm.jp/shop/
実店舗での販売はコチラで・・・
http://www.pasonagroup.co.jp/pasona_o2/challenge/marche.html
2006年のころのPASONAさんの地下の田んぼや室内栽培の様子です。
さて、ハナシはころっと変わって、またまた「炭酸水」を活用した室内栽培でのCO2添加のアイデアのご紹介です。
現在、真冬の節電期間なので、トマトたちのグロウルームの加湿器には、電気を使わず、不織布にしみ込ませた水で保湿してくれる「ミスティガーデン」にチェンジしました。
そこで、すかさず「不織布にしみ込ませる水を炭酸水にしちまえば・・・」と、当然もくろみます。
午前10時に、ミスティガーデンに炭酸水をしみ込ませて、お昼に計測した結果です。
二時間後でも、だいたい1000ppmの濃度のCO2をキープしてくれてます。これはナイス!!!
「不織布タイプの加湿器で、炭酸水の加湿!」のいいところは、なにも二酸化炭素を吹き込んだピュア?な炭酸水でなくても、「クエン酸と重曹」でつくった「手軽な炭酸水」でもOKなトコロかな?と思います。
ただ、クエン酸と重曹でつくった炭酸水だとナトリウム塩ができるので、のちのち不織布が乾いたときに、ガビガビになることもあるかもしれませんが、わかりません。
そして、こちらはココ培地に炭酸水培養液をあげてるところです。
噴霧器スプレーで培養液をあげると、「じょうろ」よりもえらく時間がかかりますが、ゆっくりじんわりと培養液が培地にしみわたるし、気温が高い夏には、噴霧器の水圧のおかけで根っこに酸素をたくさんあげられるので、ず〜っと噴霧器での水やりをつづけてます。
こんなふうに、噴霧器の強めの水圧で、トマトの根元の生え際の培地を、ぶわ〜っと吹き飛ばして、根っこを露出させるように水やりすると、根元に空気がよく行きわたり、酸欠による徒長や病気などが、メキメキ減るように感じています。
そして、ベース肥料を炭酸水でうすめた培養液は、シュワシュワと泡がたって、ヨサゲです。この泡からは二酸化炭素ガスもいっぱい気化するので、グロウルームの空気は、ピークで1400ppmほどのCO2濃度になります。なので、炭酸水培養液をあげたあとグロウスペースを閉めきれば、炭酸水培養液から気化したCO2ガスをフルに活用できると思います。
植物は、光が当たってるときしかCO2ガスを吸わないので、光があたりはじめた朝イチバンで炭酸水培養液をあげるのも、CO2効果を引き出すための、ちょっとしたコツかもしれません。
とある海外の、「炭酸水と植物生長促進効果」について書かれた文献では、植物は、ある程度のCO2ガスを根っこから吸収すると、葉ウラの気孔を閉じて、空気中からはあまり炭酸ガスを吸わなくなるそうです。