今年も「エコプロダクツ2011」が開催されました。
エコフレンドリーな商品、取り組み、環境保護などをテーマに開催されるこの展示会ですが、今年は「被災地の復興」という大きなテーマもプラスされていました。
そして年を追うごとに、大きな企業さんたちのご参加がふえてきているようで、なによりですが、ワタシの楽しみは、なんといっても「グリーン・ストアーズ」でのお買い物です。
今年も「自然のわ研究会」さんの100%無農薬/無化学肥料で育てられたお茶をGETしました〜。「自然のわ研究会」さんのお茶は、緑茶からほうじ茶まで、どれも本当にオイシいです。緑茶は、ぬるめのお湯で、3分ほどじっくりおくと、ベックリするくらいの甘みが出ます。
http://www2.wbs.ne.jp/~ochafarm/wa/
緑茶やほうじ茶、はたまた紅茶やウーロン茶などなど、いろんなお茶に利用されるお茶の木は、ものすごくアンモニア耐性が強く、ほとんどの植物がアンモニア過剰で根っこがいたんでしまうほどのチッ素肥料を与えても、お茶の木は過剰なアンモニアを「テアニン」というお茶独特のウマミ成分に変えて蓄えられる能力が高いんだそうです。
そのため、オイシさの強い茶葉を生産するためには、たくさんのチッ素肥料を与えざるをえないのが通常ですが、チッ素が多いと病気にもなりやすいので農薬はかならずと言っていいほど必要になっちゃうし、チッ素肥料は雨や水分でズルズルと流されやすく、近くの水源に流れ込んでチッ素過剰な池になって生き物がすめなくなったしまったりと、環境破壊チックな事態が問題にもなっています。
そこで、「自然のわ研究会」さんでは、吸収・消化のよい有機肥料をつかって、ムダにチッ素を与えなくても、オイシく農薬もいらない環境共存型の茶木づくりをなさっています。
ち・な・み・に、チッ素肥料には主に「アンモニア態チッ素」と「硝酸態チッ素」と「有機態チッ素」があるんですが、アンモニア態チッ素肥料は、石油の副産物である「ナフサ」からもできるってこともあって、値段も安くて植物も吸収しやすいメリットがある一方、アンモニア過剰で根いたみしやすいデメリットがあり、強めのアルカリ性なので、水に溶かすとpH値もEC値もボヨヨ〜ンと、はね上がってしまい、水耕栽培用の肥料にはあんまし向いてない・・・といわれてます。
「硝酸態チッ素」の原料は、おもに鉱石由来なのでコストが高めですが、植物がたくさん吸っても過剰被害がでにくく、アンモニア態窒素よりもEC値が上がらないし、pH値が酸性なので、水耕栽培にとっても向いてるチッ素肥料で、ほとんどの水耕栽培用肥料のチッ素成分は「硝酸態チッ素」になってるものが多いです。
そし「有機態チッ素」には、「尿素」をはじめ、「タンパク質」や「アミノ酸」がありますが、アミノ酸やタンパク質は、価格や吸収性の問題から、どちらかといえばメインのチッ素肥料ではなく「活力剤」的な位置づけなことが多いようです。
・・・と横道にそれてしまいましたが、エコプロダクツにご出展なされてた「西邦機工」さんに、「竹粉〜ちくふん〜」をいただきました。
↑こんなふうに、ていねいに酸素をぬいた状態にして下さったのですが、年明けまで「嫌気性発酵」させると、花粉症や美肌効果があるよ、お風呂にいれるといいよ・・・と教えて下さいました。楽しみです。
おっそろしいスピードで根っこを張りめぐらして増殖する「竹」ですが、生命力が強い分、ケイ酸をはじめ、オリゴ糖や酵素が豊富なので、まだ青い竹を粉砕機で細かくすると、ほとんに香りがよくて、それを土壌にまいてマルチングすると、ナイスな植物活性力があって、竹のミネラルと糖分で土壌の微生物も元気にしたりします。