2010年6月11日金曜日

事件はゲンバでおきている!

今日からついにワールドカップ、はじまります! しかもアフリカで。
アフリカには、サボテンやら花やらのレアなプラントの原種が多いので、いつかはいってみたいトコロのひとつです、ってサッカーには、関係ないですが。

ところで、順調そうにみえてる「イセヒカリ」ですが、じつは病気もでてます。

この長丸のかたちをした茶色いはんてん・・・

たぶん「イモチ病」だと思います。

しかも進行がおそいので、慢性型かなと。

出穂(しゅすい)したときに、穂にうつるかもなので、

ちょっと心配してます。





いもち病がでる原因は、いろいろ条件もありますが、やっぱり「窒素過剰」が大きな要因なようです。もともと「イセヒカリ」は、肥料グイではないようなので、やっぱり吸収性バツグンの水耕栽培用肥料だと窒素が多すぎるのかもしれません。

「窒素過剰」は、ひっくりかえせば「窒素以外の養分不足」ということもいえます。
そこで、まず培養液の配合は生殖生長用の窒素がすくない「開花期レシピ」にチェンジして窒素量を控えることからはじめました。

つぎに、「病気は葉っぱで起きている!」ので、葉っぱに溜まってる硝酸窒素をはやいところなんとかしなくてはいけません。

週に一度のペースで、葉っぱにカルシウムやら微量ミネラルやら糖分が入ってる活力剤を葉面散布することにしました。しかも、それに「米酢」も500倍くらいになるようにまぜてみました。

とにかく炭水化物とミネラルとアミノ酸を葉っぱから吸わせて、窒素のタンパクへの同化をガンバってもらおうという魂胆です。さて、どれだけ効くでしょうか?

こんなふうに葉っぱにウドンコ病だとか、害虫がわいてしまった時は、一度葉っぱからカビとか虫とかを、水のスプレーなどでキレイに洗い流してから、不足してる栄養を葉面散布すると、効果がでるようです。でも薬剤とはちがって全滅はむりなので、週がかわれば病原菌はでてきてしまうことが多いですが何もしないよりは、いいようです。















葉面散布するときは、できれば葉っぱの裏側にもマンベンなくスプレーしたいので、こんなふうに鉢ごと、外とかベランダとかキッチンへ、問題が起きたプラントを連れ出せると、スプレーがラクチンです。

でも!

キッチンとか室内でスプレーすることは、ホントに家電製品には、気をつけた方がいいです。ショートしたり故障したりしますので。おバカなワタシは、これでPCのキーボードをひとつダメにしたことがあります。

葉っぱの気孔は、午前中と夕方によく開くので、この時間帯をねらって葉面散布してます。
カルシウムとか、ケイ酸とかの「細胞壁」を固くして抵抗力を強くしてくれる成分は、植物によってはナカナカ根っこから吸いにくいようなので、このへんのミネラルを効かせるのにも葉面散布はわりと効果が高いようです。

ところで、「無農薬栽培」で、イチバンいいのは、病気や害虫を全滅させられなくても、そんなにワラワラと増えなければ「見なかったことにする」ってことかもしれません・・・

2010年6月10日木曜日

Grow Your own Rice! 〜分げつしてます〜

ちかごろの室内水田の「イセヒカリ」たちの様子です。

背丈はおおきいもので60cmに、というところです。














手前のイチゴは、水耕栽培で循環システムの「あかねっ娘」です。ツボミがついてきましたが、もうおいしいイチゴはならないと思います。今年の秋から、ガンバってもらおうと思ってます。

ペットボトル栽培ココ培地のイセヒカリです。

扇子みたいにパラパラッと分ゲツしてきました。

ペットボトルのなかのココを見ると、

にょろにょろと根っこが伸びているのが見えました。

グワッと育っているものは、やっぱり根っこがたくさん張ってました。
ロックウール培地のエアレーションシステムの

イセヒカリも元気です。

最近やっと鉢底から根っこがでてきました。

根っこの生長と、草丈の生長度合いはみごとに比例してます。








ロックウール培地よりココ培地のほうが、やっぱり根っこの張りはダントツによいみたいです。ただ、イセヒカリの花穂(=かすい)がつくられる「出穂期(=しゅっすいき)」は、根っこの酸素量がたっくさん必要だそうなので、エアーをおくっていないココ培地とエアレーションしてるロックウール培地と、どちらがたくさん実るのかは、まだわかりません。

田んぼでは、農業用の過酸化水素をつかった酸素発生剤をこの時期につかう方もいるそうです。水温が高くなればなるほど、EC値が高くなればなるほど、溶存酸素量がへるからです。
でもそこは、あんまり気をもまずに、ひとまず根っこの色をみて白かったら満足しようと思ってます。
ところで、

フタをしてないロックウール培地のエアレーションのイネ達ですが、


このコたちだけ生長がおそいです。たぶん根っこが張ってません。元気に伸びはじめたコもでてきましたが、今にも枯れてしまいそうなコもいます。






ちょっと弱ってる時に、根っこが傷んだんだと思います。どんな植物でも、こんなふうに一度根っこにダメージが起きると、ふたたび生長しはじめるまでには、日にちや手間がかかることになります。

ベストな環境にしてあげてるつもりでも、思うように育ってくれないと「なんでなんだろう?」って、悩みますよね。ウソ発見器で知られるポリグラフがあれば植物と会話できるみたいなんですけど、そんなものないし、ゆっくりと植物の反応をみて、なにがしてほしいのかを教えてもらっていこうと思います。

2010年6月9日水曜日

もうすぐ梅雨ですか?

アジサイの花が、日に日に大きくなってきました。もう梅雨シーズンはすぐそこです。よく知られたハナシで恐縮ですが、アジサイの花の色は土のpH値で七色にかわるっていわれてます。


一般には、アジサイは酸性土壌では青くなって、

アルカリ性土壌では赤が強くでるそうで。

ちなみにこのアジサイには、2月ころに「草木灰」を根元にまいて、紫のアジサイもタノシめるようにしてます。








花の色素「アントシアニンやカロテン」は、サプリなんかでおなじみの抗酸化物質で、植物は大切なタネの遺伝子が活性酸素でキズつかないように花びらに多く存在します。アントシアニンは、酸性だと赤になって、アルカリ性になるにつれて黄色になります。

あれれ、アジサイは酸性だと青になるはずなのに?

じつはアジサイの花の色が変化するのは、pH値とアルミニウムイオンの量が、ふか〜く関係してるそうです。


土壌が弱酸性のとき、あらかじめあったアルミニウムが溶け出してイオン化すると、アジサイの色が青くなるんだとのことです。








アルミニウムといえば、北欧など緯度がたかい国の森林では、酸性雨の影響で「アルミニウム」が多く溶け出して樹木の根っこにつまってしまって、木々がバタバタ枯れてるトコロがでてきてしまった、と聞いたことがあります。

このやっかいな「アルミニウムイオン」ですが、植物は根っこから「 根酸=こんさん 」を出して、なんとか吸わないようにガンバッテるんだそうです。そして「カルシウム+マグネシウム」を効かせると、この防御作用がよく働くんだそうです。

そういえば、「ニガリダイエット」ってデトックス効果があるっていことで、ちょっとまえに流行りましたよねー。
痩せたくなくはないワタシとしてはもちろん試しましたが、今ではすっかり飽きて庭木の水やりにちょっぴり混ぜてあげてしまってました。どうやら、やっぱりデトックス効果があるみたいですね。

あと、この「カルシウム+マグネシウム」の組み合わせですが、マグネシウム自体は葉緑素をつくる素材のひとつだし、「ATP」を光合成でつくり出す時に、マグネシウムの存在が不可欠になります。ところが肥料の成分どうしはお互いの吸収をジャマする「拮抗作用〜きっこうさよう〜」という作用があって「カリウム」が培地に多すぎると「カルシウム」も「マグネシウム」も吸収されにくくなってしまいます。

なので「カリウム」をおおく含んでいる「ココ培地」で水耕栽培をするときは、少なくても月に一度培地を水で洗い流して、さらに「カルシウム+マグネシウム」をよぶんにあげた方がいいかもしれません。

またバラの栽培なんかで最近よくつかわれている「もみがらクン炭」とか「備長炭」とかの「炭系」のものを培養土に混ぜ込むときは、無難に10%程度にしておいた方がいいかもしれません。

ベランダで夏休み中の「ジャンボいちご・まんぶく2号」の葉っぱが定位置になってるカマキリのコドモです。

まだ体調2cmほどしかありません。

スプレーで水やりをすると、ぴょんぴょんと飛んで逃げ回ります。つい「あら、いたのね。ごめん!」とあやまってしまいます。




成長を見守りたいと思います。

2010年6月8日火曜日

陽のあたる場所

植物は、光を吸着できるタンパク質「フィトクロム」っていうのをもっていて、そのタンパク質で太陽があたってるかとか、太陽があたる長さとか、どんな色の光があたってるのかとかをじ〜っと見つめて生きているそうです。

植物は自分がちゃんと陽当たりのいいバショに、いられているのかどうかはもちろん、「光の波長」、つまり光の色にも好みがあるそうで、そんなことの判断を「フィトクロム」がおやりになってらっしゃるそうで。


さいきんの、わが家の「緑のカーテン、ホップ」の様子です。ゴーヤとかキュウリでも「緑のカーテン」試しましたが、強い光が好きな強光性の植物だと、いちばん生長してほしい時に柿の木の葉っぱがおいしげって日陰になるので、花もろくに咲かずラチがあきませんでした。
植物は「青と赤の光線」をよく吸収しますが、

それは光合成にいちばん有効だからです。

とくに「赤色の光線」は、植物にとってはなにかと大きな判断材料になるそうです。










「赤色の光線」は、どの植物にとっても、たくさん光合成ができる人気の波長です。太陽が直接葉っぱにあたってれば、「赤色の光線」はたくさんあたります。

が、

日陰だったり、ほかにライバルがまわりにいると葉っぱどうしが重なってしまって「赤色の光線」があんまりあたらなくなり「遠赤外線」ばっかしが葉っぱにあたるそうです。

そこで「遠赤外線」があたったときは、弱い光をたくさん吸収できる、いってみればISO感度の高い「フィトクロム」が活躍し、「赤色の光線」があたったときは、光感度の低い「フィトクロム」が活躍するんだそうです。

そしておどろきなのは、「高感度のフィトクロムも低感度のフィトクロムも同一人物」ってことです。
陽当たりがマバラな場合は、高感度・低感度の両方のフィトクロムが葉っぱでイッタリキタリしてます。










「赤色の光線」をよく吸う「フィトクロム」は「Pr型」と命名されていて、「赤色の光線」をうけると「Pfr型」に変身します。

その「Pfr型フィトクロム」は「赤外線」をよく吸うんですが「赤外線」をすうと「Pr型」にもどってしまうそうです。

短日植物と長日植物は、夜の長さでフロリゲンがつくられて花芽がつきます。(=光周性)

それで、この「Pr型」と「Pfr型」のどっちが夜間に葉っぱに多くあるかが、植物がフロリゲンをだすサインになるそうです。








フィトクロム」は暗い所ではぜ〜んぶが「Pr型」だそうです。

なので短日植物は、短日サイクルにしてても夜中に光(特に赤い光)があたると「Pfr型」が増えてフロリゲンがでなくなっちゃいますし、逆に長日植物は夜を長く短日処理してしまっても、夜の時間に一度だけ光をあてると「Pfr型」が増えて、花芽を形成するそうです。

そして、紫外線/可視光線/赤外線のぜんぶの光のなかでは、とくに「赤色の光線」と「赤外光線」は短日・長日の「光周性植物」の花芽形成をはじめ植物の生長にふか〜く関わりがあるということでした。

光を感じて発芽するレタスなど「光発芽種子」も「赤色の光線」でイチバン発芽しますが、「赤色のあとに赤外線」をあてちゃうと、発芽しなくなっちゃうそうです。これも「Pr型とPfr型フィトクロムのバランス」ってえ、ことになるそうです。

そんなことをアタマに思い浮かべながら、植物をそだてるランプを選んでみたらいろいろと実験できそうです。
植物をそだてるのに使われるランプの波長ですが、「蛍光灯」は赤外線がほとんどでないので長日植物では花芽がつきにくくて、「短日植物」は気にせず花が咲くそうです。
絶滅の危機にある「白熱灯」は「赤外線」が豊富なので長日植物の栽培に使うと、開花促進になるそうで、短日植物では反対に花が咲きにくくなるそうです。

LEDランプは、赤とか青とか紫外線とか赤外線とか、特定の波長をだすことに優れてるので、光の波長ごとの発芽や開花の違いの実験なんか、お子サマの夏休みの課題なんかにいいかがでしょうか?

短日・長日・中性、光がすきな植物なら、よく育つのは、やっぱり紫外線から赤外線まで太陽の光にちかい高圧ナトリウムランプ・・・なようです。

ワタシのウンチクはこれでマックスに限度です。
もっときちんと学術的なことが知りたいヒトは、こちらの本がおすすめです
(ワタシがGETしたときはマーケットプレイスで1円だったのに・・・スミマセン!!)



2010年6月7日月曜日

光イロイロ、植物もいろいろ

目に見える光は「可視光線」といって、波の大きさ、つまり「波長=はちょう」が短い方から「紫・青・緑・黄・橙・赤」って見えます、なんて、お詳しいヒトならとっくに知ってることだと思いますが。

いちばん短い波長の紫より、さらに短い波長は目に見えない美容の大敵「紫外線=UV」で、

いちばん長い波長の赤より、さらに長い波長も目に見えなくて熱を持ってるから熱光線ともよばれ、つまり「赤外線」で、その赤外線も波長の長さでさらに「近」、「中」、「遠」の種類があります。














植物には、光を感じることのできる「phytochrome=フィトクロム、フィトクローム」っていうタンパク質をもってます。このフィトクロムのおかげで「光発芽種子=ひかりはつがしゅし」は、発芽にベストなタイミングを外しませんし、花を咲かせて秋に実を落として無事ライフサイクルを終わらせるってことができるそうです。つまり植物は発芽したり開花したりは「太陽のご都合」にあわせているとのこと。

可視光線のうちの「赤色光線」は、とくに植物には大きな意味を持っているようなんです。
たとえば、人工的に合成が成功すれば植物学の歴史が変わるっていわれてる「花成ホルモン=フロリゲン」の分泌にさえ、ふかぁ〜く関わりがあるそうですが、ここでまた「フィトクロム」がご登場となるので、そのおハナシはまた今度。









一般的に知られているのは、

植物がとくに大きく反応する光の色は「青」と「赤」で、

「緑の光」はいらないので、葉っぱの色は緑色に見えます。単色がだせるLEDランプの色ごとの照射実験では、緑色のLEDランプを照らされた植物はすくすくとは育たないそうです。





「赤色の光」は

茎を上に伸ばす効果があって・・・


「青色の光」は横に広がって育つ効果があるといわれます。
もうちょっと大きく育ってるときの写真なら、色による育ち方の差がわかりやすかったような・・・ごめんなさい。












が、じつは色による効果は植物の種類でかなり違うようです。

例えばナス・ひまわり・白菜・マリーゴールドサルビアなどは赤ではなく青色で茎が伸びるし、リーフレタス・トマトなどは赤色で茎が伸び、青色では茎の伸びが抑えられるそうです。

でも共通していることの一例は、「青色の光があたると、葉の気孔を開いて炭酸ガスを吸ったり水分や熱を吐き出しはじめる」ってことと「植物は、目に見える赤色光線と目に見えない赤外線のバランスを読んでる」ってことのようです・・・

不慣れなウンチク、もうちょっとつづきます・・・



2010年6月4日金曜日

「光は波」See Waves?

植物と光の関係は、切っても切りはなせないものだと思います。植物は「光」を自動車でいうところの「ガソリン」みたいなエネルギーにかえたり、「糖」にかえて栄養にしているからです。

んで、温度が高い方が「光を糖へと変える働き(=炭素固定)」がさかんになるそうです。葉っぱにある「糖」の量だけ、根っこから吸った「窒素」がタンパク質へと同化できるので、陽当たりのよくないトコロだと「糖」不足で「窒素」が余分になって、徒長したり虫や病気がついたり、収穫がイマイチ!!となってしまうということです。

ところで「光」って、なんなんでしょう? いくら覚えようとしてもアタマのデキが残念なワタシとしては、うまく説明ができません。














が、ものすごく乱暴にいうと「 光は波」です。

なんの波かといえば「電場と磁場、つまり電磁波」。
波をザワザワと立てながら空間をビヨビヨ〜ンと振動させて伝わるエネルギーが「光」です。

目に見えてれば「可視光線」、見えないものは「赤外線」とか「紫外線」ってよんでるそうです。「可視光線」は、虹のように赤から紫まで色のバリエーションがあるように見えますが、どんな色に見えるのかは、光の波と波との間隔の長さ、つまり「波長」で決まります・・・この程度のウンチクで限界です!!

んで、光の強さを表したものが「ルーメン」とか「ルクス」とか「照度」とかになります。
「ルーメン」は、光源そのものの明るさのことで、「ルクス」は光があたってるトコロの明るさで「照度」はヒトが感じる光の量のこと・・・だそうです。

ちなみにメインのヤサイ類がスキな光の強さはこんな感じになります。

【 強光性 】 トマト:4万〜6万ルクス / スイカ:4万〜6万ルクス / メロン:4万〜6万ルクス
【 中光性 】キュウリ:2万〜4万ルクス / ナス:2万〜4万ルクス / ピーマン:2万〜4万ルクス / セロリ:2万〜4万ルクス / イチゴ:2万〜4万ルクス 
【 弱光性 】レタス:2万ルクス以下 / ミツバ:2万ルクス以下 

もちろん室温や植物の生長時期によって、もっと光が少ない方がゼッタイにいいです。たとえば、室温が24℃以上になったら、暑さによわい植物だったらグッと光を減らした方が元気になりますし、根っこが傷んで元気がなくなったら、光をよわめて葉っぱからでる水分量を減らしてあげたほうが、回復もはやいです。

・・・不慣れなことを書いているとアタマがいたくなります。気分転換をどうぞ!!


See Waves by Nice Nice



2010年6月3日木曜日

イチゴの味、ココ栽培 V.S. 培養土

冬のあいだ、ずーっとガンバッテくれたココ培地(水耕栽培のひとつ)のイチゴたちは、今こんなかんじです。


茎がピーンとたって、

葉っぱは、バンザイしてるかのように

上をむいてます。

ミネラルが効いて元気な証拠です。








こんなふうに、プラント全体は6月になっても絶好調なアリサマです。











ただ・・・花は咲いても実は大きくなりません。

もうほとほと成りづかれなさってます。

ムリもありません。室温が25℃超えてますし、

去年の秋から、ずーっと開花期(生殖生長期)に入れてますから。

もうそろそろ、夏休みをあげようと思います。

8月のおわりに新しいココ培地へ植えかえて、根っこを新しくして、短日処理と冷温処理をしようと思います。









外で育ててる培養土・無農薬栽培のイチゴです。
こんなに大きく立派になりました。

さぞかしウマいだろうと、先日このイチゴと室内ココ培地のちっちゃくしか成らなかったイチゴとを食べくらべてみました。











・・・結果は、ガクゼン!!


糖度計がなくても一口でわかるほど、ココ培地のイチゴの方が甘くて、風味も自然でおいしかったです。培養土のイチゴは、ク溶性の固形肥料をあげるタイミングが遅かったせいで、
ちょっと肥料クサさが残ってしまいました。

オドロイタのは、肥料クサさの残るイチゴには、ダンゴムシもナメクジも寄りつかなかったんです。ツルンときれいなイチゴが穫れてうれしかったのもつかの間、味が苦くてガッカリ。

今回学べたことは、「虫たちは、食べてみなくてもウマいかマズいか、わかるんだ!!」でした。

イチゴやトマトが完熟するには、「 積算温度 」が必要なので、寒い冬だと熟するまでにじ〜っくり日にちがかかります。そうすると、硝酸イオンもしっかり消化されて糖度もあがるとのことです。あと、イチゴに限らず味と風味をオイシくするには、やっぱしリン酸やミネラルを吸収する役目のある「根毛」を多くすることも大切みたいです。ココ培地は根毛がたくさん張るので、オイシくなるのかもしれません。


ちなみにココ培地のイチゴは、GWにちょっと夏バテしてしまいましたが、

その後2週間に一度のペースで、酵素入りの活力剤だけでココ培地を洗い流してみたら、


ここまで調子が回復しました。