今日からついにワールドカップ、はじまります! しかもアフリカで。
アフリカには、サボテンやら花やらのレアなプラントの原種が多いので、いつかはいってみたいトコロのひとつです、ってサッカーには、関係ないですが。
ところで、順調そうにみえてる「イセヒカリ」ですが、じつは病気もでてます。
この長丸のかたちをした茶色いはんてん・・・
たぶん「イモチ病」だと思います。
しかも進行がおそいので、慢性型かなと。
出穂(しゅすい)したときに、穂にうつるかもなので、
ちょっと心配してます。
いもち病がでる原因は、いろいろ条件もありますが、やっぱり「窒素過剰」が大きな要因なようです。もともと「イセヒカリ」は、肥料グイではないようなので、やっぱり吸収性バツグンの水耕栽培用肥料だと窒素が多すぎるのかもしれません。
「窒素過剰」は、ひっくりかえせば「窒素以外の養分不足」ということもいえます。
そこで、まず培養液の配合は生殖生長用の窒素がすくない「開花期レシピ」にチェンジして窒素量を控えることからはじめました。
つぎに、「病気は葉っぱで起きている!」ので、葉っぱに溜まってる硝酸窒素をはやいところなんとかしなくてはいけません。
週に一度のペースで、葉っぱにカルシウムやら微量ミネラルやら糖分が入ってる活力剤を葉面散布することにしました。しかも、それに「米酢」も500倍くらいになるようにまぜてみました。
とにかく炭水化物とミネラルとアミノ酸を葉っぱから吸わせて、窒素のタンパクへの同化をガンバってもらおうという魂胆です。さて、どれだけ効くでしょうか?
こんなふうに葉っぱにウドンコ病だとか、害虫がわいてしまった時は、一度葉っぱからカビとか虫とかを、水のスプレーなどでキレイに洗い流してから、不足してる栄養を葉面散布すると、効果がでるようです。でも薬剤とはちがって全滅はむりなので、週がかわれば病原菌はでてきてしまうことが多いですが何もしないよりは、いいようです。
葉面散布するときは、できれば葉っぱの裏側にもマンベンなくスプレーしたいので、こんなふうに鉢ごと、外とかベランダとかキッチンへ、問題が起きたプラントを連れ出せると、スプレーがラクチンです。
でも!
キッチンとか室内でスプレーすることは、ホントに家電製品には、気をつけた方がいいです。ショートしたり故障したりしますので。おバカなワタシは、これでPCのキーボードをひとつダメにしたことがあります。
葉っぱの気孔は、午前中と夕方によく開くので、この時間帯をねらって葉面散布してます。
カルシウムとか、ケイ酸とかの「細胞壁」を固くして抵抗力を強くしてくれる成分は、植物によってはナカナカ根っこから吸いにくいようなので、このへんのミネラルを効かせるのにも葉面散布はわりと効果が高いようです。
ところで、「無農薬栽培」で、イチバンいいのは、病気や害虫を全滅させられなくても、そんなにワラワラと増えなければ「見なかったことにする」ってことかもしれません・・・