アジサイの花が、日に日に大きくなってきました。もう梅雨シーズンはすぐそこです。よく知られたハナシで恐縮ですが、アジサイの花の色は土のpH値で七色にかわるっていわれてます。
一般には、アジサイは酸性土壌では青くなって、
アルカリ性土壌では赤が強くでるそうで。
ちなみにこのアジサイには、2月ころに「草木灰」を根元にまいて、紫のアジサイもタノシめるようにしてます。
花の色素「アントシアニンやカロテン」は、サプリなんかでおなじみの抗酸化物質で、植物は大切なタネの遺伝子が活性酸素でキズつかないように花びらに多く存在します。アントシアニンは、酸性だと赤になって、アルカリ性になるにつれて黄色になります。
あれれ、アジサイは酸性だと青になるはずなのに?
じつはアジサイの花の色が変化するのは、pH値とアルミニウムイオンの量が、ふか〜く関係してるそうです。
土壌が弱酸性のとき、あらかじめあったアルミニウムが溶け出してイオン化すると、アジサイの色が青くなるんだとのことです。
アルミニウムといえば、北欧など緯度がたかい国の森林では、酸性雨の影響で「アルミニウム」が多く溶け出して樹木の根っこにつまってしまって、木々がバタバタ枯れてるトコロがでてきてしまった、と聞いたことがあります。
このやっかいな「アルミニウムイオン」ですが、植物は根っこから「 根酸=こんさん 」を出して、なんとか吸わないようにガンバッテるんだそうです。そして「カルシウム+マグネシウム」を効かせると、この防御作用がよく働くんだそうです。
そういえば、「ニガリダイエット」ってデトックス効果があるっていことで、ちょっとまえに流行りましたよねー。
痩せたくなくはないワタシとしてはもちろん試しましたが、今ではすっかり飽きて庭木の水やりにちょっぴり混ぜてあげてしまってました。どうやら、やっぱりデトックス効果があるみたいですね。
あと、この「カルシウム+マグネシウム」の組み合わせですが、マグネシウム自体は葉緑素をつくる素材のひとつだし、「ATP」を光合成でつくり出す時に、マグネシウムの存在が不可欠になります。ところが肥料の成分どうしはお互いの吸収をジャマする「拮抗作用〜きっこうさよう〜」という作用があって「カリウム」が培地に多すぎると「カルシウム」も「マグネシウム」も吸収されにくくなってしまいます。
なので「カリウム」をおおく含んでいる「ココ培地」で水耕栽培をするときは、少なくても月に一度培地を水で洗い流して、さらに「カルシウム+マグネシウム」をよぶんにあげた方がいいかもしれません。
またバラの栽培なんかで最近よくつかわれている「もみがらクン炭」とか「備長炭」とかの「炭系」のものを培養土に混ぜ込むときは、無難に10%程度にしておいた方がいいかもしれません。
ベランダで夏休み中の「ジャンボいちご・まんぶく2号」の葉っぱが定位置になってるカマキリのコドモです。
まだ体調2cmほどしかありません。
スプレーで水やりをすると、ぴょんぴょんと飛んで逃げ回ります。つい「あら、いたのね。ごめん!」とあやまってしまいます。
成長を見守りたいと思います。