2010年6月3日木曜日

イチゴの味、ココ栽培 V.S. 培養土

冬のあいだ、ずーっとガンバッテくれたココ培地(水耕栽培のひとつ)のイチゴたちは、今こんなかんじです。


茎がピーンとたって、

葉っぱは、バンザイしてるかのように

上をむいてます。

ミネラルが効いて元気な証拠です。








こんなふうに、プラント全体は6月になっても絶好調なアリサマです。











ただ・・・花は咲いても実は大きくなりません。

もうほとほと成りづかれなさってます。

ムリもありません。室温が25℃超えてますし、

去年の秋から、ずーっと開花期(生殖生長期)に入れてますから。

もうそろそろ、夏休みをあげようと思います。

8月のおわりに新しいココ培地へ植えかえて、根っこを新しくして、短日処理と冷温処理をしようと思います。









外で育ててる培養土・無農薬栽培のイチゴです。
こんなに大きく立派になりました。

さぞかしウマいだろうと、先日このイチゴと室内ココ培地のちっちゃくしか成らなかったイチゴとを食べくらべてみました。











・・・結果は、ガクゼン!!


糖度計がなくても一口でわかるほど、ココ培地のイチゴの方が甘くて、風味も自然でおいしかったです。培養土のイチゴは、ク溶性の固形肥料をあげるタイミングが遅かったせいで、
ちょっと肥料クサさが残ってしまいました。

オドロイタのは、肥料クサさの残るイチゴには、ダンゴムシもナメクジも寄りつかなかったんです。ツルンときれいなイチゴが穫れてうれしかったのもつかの間、味が苦くてガッカリ。

今回学べたことは、「虫たちは、食べてみなくてもウマいかマズいか、わかるんだ!!」でした。

イチゴやトマトが完熟するには、「 積算温度 」が必要なので、寒い冬だと熟するまでにじ〜っくり日にちがかかります。そうすると、硝酸イオンもしっかり消化されて糖度もあがるとのことです。あと、イチゴに限らず味と風味をオイシくするには、やっぱしリン酸やミネラルを吸収する役目のある「根毛」を多くすることも大切みたいです。ココ培地は根毛がたくさん張るので、オイシくなるのかもしれません。


ちなみにココ培地のイチゴは、GWにちょっと夏バテしてしまいましたが、

その後2週間に一度のペースで、酵素入りの活力剤だけでココ培地を洗い流してみたら、


ここまで調子が回復しました。