2019年9月25日水曜日

実りの秋 夢の島植物園

今年の夏は、熱波がヨーロッパを襲い、世界的に地球温暖化への危機感がますます大きくなった年でもあります。 フランスの名門ワイナリーは、「ブルゴーニュじゃブドウがもう育たん!」 ということで、北海道の函館にブドウ農園をお引っ越しした、なんて驚きのニュースも耳にしました。

ということで 、ゴミを焼却した熱で、熱帯植物を育てている「夢の島植物園」に行ってきました。







夏のさかりがすぎた9月、植物園では花と実りの季節をむかえていました。








真夏から秋の植物園は、カカオやバナナ、パパイヤなどなど関東の庭木では目にできない熱帯の果物が実っているところが見られるので、暑さに耐えながら訪れた ごほうびのように感じます。







最近インテリアグリーンとしてハマっている木生シダ。 シダとはいえ、光がなさすぎても、水をあげすぎても、肥料をあげすぎても葉が茶色くしおれてしまい、一時的に葉っぱが全部なくなったりもしますが、根元から新しい芽が立ち上がってくれば復活します。








夢の島公園内では、先日の台風で倒れたり、枝をもぎ取られたりしている木々が多くありました。







たくさんの傷んだ木が目につくなかで、カシの木にはドングリがたわわに実っていました。カシは根が深く張るので、強風に強いようです。先日の台風でクヌギの大木が倒されてしまいましたが、同じ高さがあるアカガシは、びくともしてしませんでした。






一方で、おなじく台風で倒されてしまい、急いで支柱を立てた黒イチジクの「ビオレ・ソリエス」。 果樹は小さい苗ほど安くGETできますが、そうなると果実を収穫できるまでに時間がかかりますし、かといって思い切ってフンパツし、3年苗を買ったところで枯れてしまったらダメージがハンパないです。






ということで私の場合は、リーズナブルなお値段の果樹の新苗をGETしたら、最初の1年〜2年は、17Lサイズのエアロポット + CANNA COCO培地COCO A/B肥料 + 生長にあわせた活力剤 の鉢植え栽培でメキメキと大きく育てつつ、育てる環境に適応させてしまい、夏に1日で水切れを起こすほどの根張りになったら翌春に地植えすることにしました。これなら、地植えした年には確実に収穫できます。

倒木でしばらく水切れ気味になってから、いくつかの果実が急に熟しはじめましたが、私より先に見つけた鳥たちが、ついばんでいました。うまかったかぁ〜?






鳥たちに先を越される前に収穫したイチジク。





そのまま食べてもおいしいのですが、ベーコンとあわせるのが好きです。朝ごはんのときに、スライスしたイチジクをカリカリに焼いたベーコン+チーズとホットサンドにしたり、クラッカーとクリームチーズにのせて酒のつまみにしました。







2019年9月12日木曜日

ケアリ(アメイロ?)に捧ぐ。移民の歌

台風が通り過ぎるとともにはじまった今週の月曜日の朝。
窓から外を見ると、「ん? お空がいつもより広くなってる気がする・・・」ウラのコナラの大木が、みごとに倒れて見晴らしがよくなっていたものの、さいわいなことに被害は全くありませんでした。

しかし、訪れるたびに「いつかは千葉に住みたいな・・・」と思ってしまうほどに、のどかな海と山に恵まれた千葉県南部では、いまだ停電と断水が続いているエリアがあるとのことで、心からお見舞い申し上げます。


さて、梅雨から秋にかけて、屋外のパーゴラに吊るすことにしているチランヂア・ストレプトフィラ。いまは水分を吸ってパッツパッツな葉っぱになっています。












ハンギングしているエアプランツたちのもとには、今年もアリンコがやってきました。 エアプランツの枯死した根っこや、葉っぱをキレイに掃除していくれているのです。おかげで雨降りの日が続いても、根ぐされせずキレイに育ってくれています。何日かすると、このアリンコたちは、次の目的地まで引っ越してしまい、一匹も見当たらなくなります。











7月の長雨のおかげで豊作になったブルーベーリーの果実は、水分を吸いすぎると皮が割れて自然に落ちてしまいます。 自然に落ちた果実ほど、甘いことをアリンコたちはよく知っています。







きちんと整列して、行儀よく食事にありついてます。










だいたい5月から6月のある日、このアリンコたちが緑地から家へとおりてくる長い長い行列とでくわします。 満月か新月であることが多いのですが、長くても2日もすれば列は姿を消します。








古くなった木のプランターや、植木鉢の底、ホップの太い茎をほじくったり、ウッドデッキの上で休んでいるのもよく目にしますが、決して駆除はしません。

その理由は、このアリンコたちがいるかぎり、木々や我が家はシロアリにやられることがないのです。なぜならば、シロアリとケアリは好みの環境がかぶっているので、ケアリがいるかぎり、シロアリを追っ払ってくれるからです。
さらに、ウラの樹木たちの腐った部分も夏の間にキレイにクリーニングしてくれるので、思わぬ倒木や落枝から、我が家を守ってくれているというわけです。


というわけで、食べごろになったブルーベリーやイチジクに、アリンコたちがたくさん群がっていても、それは正当な報酬だと思うことにしています。






季節とともに長い長い旅をするアリンコたちに、この歌を捧げます。





ついでに、One of the Greatest Drum solo of All time なこの曲も。


2019年9月5日木曜日

夏休みの思い出2019

ひまわりの花が大好きなので、今年の夏休みには、座間市のひまわり畑を見に行きました。 見渡すかぎりにひまわりが咲く、圧巻な景色をカメラで残そうとウキウキしつつ、やっとたどり着いたとたん、車外へ一歩も出られないほどのゲリラ豪雨となりました。

そして2週間後の先週に、ふたたび訪れることができました・・・が!!!





花の見頃は終わっていました。
来年リベンジしたいと思います。





買い与えたおもちゃは、もれなく活用してくれる我が家のネコども。
期待をうらぎりません。


2019年8月28日水曜日

pHull Spectrum CMH 315W 新発売です。

最後の熱帯夜がいつだったのか思い出せないほど、涼しい夜がつづきます。「もう秋だなぁ」とシミジミしているのですが、まだまだ暑くなる日はやってくるようです。油断はできません。

さて、ついに発売の日を迎えました。「pHull Spectrum 315 CMH フィクスチャー」のご紹介です。 「フルスペクトラム315CMHフィクスチャー」は、CMH315Wランプ専用のバラストとリフレクター一体型軽量ライト・システムです。
(ご好評いただいておりましたLUMii SOLAR CMHフィクスチャーは、メーカーによる仕様変更のため、今後100VAC非対応となるため取り扱い終了となりました。誠にありがとうございました。)







北米カリフォルニアのグロウライト開発者デザインのジェネリック・プロダクトである「フルスペクトラムCMH」は、従来のCMHフィクスチャーよりも、デザイン性が高いことと、そしてなによりも充実したセーフティー機能により、堅実で安定した動作が最大の特徴です。



青と赤のLED点滅パターンで、デジタル・バラストのコンディションをお知らせ。
突然ランプが消えてしまったり、点灯しない原因を把握できるので、ユーザー自身で電気環境を改善して、安心して使い続けることができます。 電圧不足やエラーの発生時にバラスト保護機能が働いてシャットダウンするので、突然の故障や短寿命も防ぎます。



































さらに・・・








 10000K(紫)は、収穫前のほんの1〜2週間だけに使用するUVAとUVBを強化させたフィニッシャーです。フィトケミカルを増加させる効果がもっとも高く、紫色を感じる10000K(紫) 10000Kは、長期間だらだらと使ってしまうと、植物といえども紫外線ストレス過剰となってしまうため、収穫直前の期間だけに限って、シャープに10000K(イチマンケーと読みます)へと切り替えることがポイントです。







ということで、グロウランプといわれる植物育成専用ランプの中での、現時点でのCMHランプのポジショニングについて、だれしもが当然気になる事かと思いますが・・・北米とヨーロッパ全体のレビューとして、本格的にHPSからCMHへの移行が進んでいます。

その理由としては、もちろん学術的な栽培効果の勝敗もありますが、なによりユーザーの使用感から、CMHを選ぶ農産物生産者(ホビーグロワー、コマーシャルグロワーともに)が増えているからなんですねぇ。


従来の赤色と青色だけを強化したHPSランプから放射される光のほとんどが、じつは植物が光合成で使用しておらずムダになっていたという結果が研究によってわかっています。
つまりHPSランプは、放射される光はもちろん、使用電力もムダが多くなってしまう、ということになります。

一方で、植物育成ランプのなかでもっとも太陽光に近い、近紫外線から赤外線までのフルスペクトラムを放射するCMHランプの光であれば、植物はもっとも光合成が活性化され、免疫システムの強化や、植物ホルモンバランスの最適化による生長促進効果が高いため、使用感としては、CMH315Wのほうが HPS600W(HPS400Wではなく!!!) よりも満足な収穫ができたグロワーが圧倒的に多い、という結果が出ています。

栽培効果だけでなく、発熱量や消費電力、そしてランプの寿命が長いことなど、相対的にコストパフォーマンスもよいと評価するグロワーが多いため、世界的な動向として、HPSユーザーが、CMHランプへ次々に移行しているのが事実です。





2019年8月2日金曜日

長雨で多収穫。カスケードホップ2019

梅雨があけたと思えば猛暑。 猛暑です。おしよせる「まったり休みたい気持ち」をふりはらい、カスケードホップの収穫をすませました。








思えば7月は雨降りばかりで、きちんと観察することもしてませんでしたが、長雨のおかげで例年の毬花よりも、段違いなサイズに肥大したカスケードホップ毬花が収穫できました。










花や果実が実ったら、水やり多めが多収穫の裏ワザ。 カスケードホップの収穫を終えたとき、またしてもこのことを、ブルーベリーに引きつづいてミシミシと実感できました。長雨の間、ブルーベリーには培養液をあまり与えられていなかったので、もっときちんと施肥管理できていたら、さらに良い結果が出たのかもしれません。






カスケードホップのベース肥料は100%オーガニックの「バイオ・キャナ」。「バイオ・キャナ」の生長期用「バイオ・ヴェガ」と 開花期用「バイオ・フローレス」は、各生長段階ごとにたった1本ですべての必須肥料成分をまかなえるだけでなく、暑さで消耗しやすい糖分も豊富に供給できる便利なワンパート肥料です。 有機農法の中でも、もっとも厳格な「バイオ・ダイナミック農法」にも適合し環境に負荷をかけないだけでなく、果実がとにかく甘くおいしくなるうえに、成り疲れ知らずに。 


活力剤は例年とおなじく「タマ・プラントフード」の、発酵によってつくられた開花活力剤「フレバリン」、肥大効果がもっとも高いリン・カリ比率の「タマ・PK」、果実の品質と香りの高さが実感できる「クリスタル・アップ」を与えています。







2019年7月26日金曜日

King Protea リトルプリンスが咲きました。

やっとのことで梅雨明けへのカウントダウンを迎えた気分です。
晴れてみれば、まぁ暑い! 動いても暑い、休んでても暑い。「カビめ! 死んでまえ!!!」と、ばかりに 多くのオタクのベランダにはシーツやお布団が風になびいておりました。雨降りがつづき、乾ききらなかった洗濯物が たった数時間でカラッと乾いていく快感をかみしめている今週でした。


さて、キング・プロテアの花がやっと開きました。年を越したプロテアが、開花までこぎつけられたのは、生まれてはじめてのことです。




















今月のはじめは、まだツボミがこんな状態でした。




















今年の春に、3つのツボミが見えはじめ、油断したすきにツボミのひとつを青虫に食われ、長雨にあたりすぎて、ふたつ目のツボミが腐ってしまいました。青虫はともかく、長雨の時は、雨があたらないように軒下に入れておくべきでした。
























ということで、キング・プロテアは、微生物の発酵資材と米ぬかでグングンよく育ち、ツボミがまた固いうちはマメに水やりした方がよく育ち、エプソムソルトを月に一度以上与えた方がよく育ち、リン酸とカリウムは、水溶性PK肥料を薄めに希釈して葉面スプレーなしたほうが開花促進になる、ということを学べた気がします。

今回ツボミがつかなかった横枝からも、べつのツボミが出てきそうなので、これからもキング・プロテアの様子をネットリ、ベットリと見守りたいと思います。






長雨が「 吉 」とでたブルーベリー。ラビットアイ品種ながら、非常にでかい果実が実りました。

2019年7月19日金曜日

梅雨の季節の実り

あまりにもジメジメ雨降りな毎日がつづきすぎて、お日様が恋しい今日この頃です。

かといって、中途ハンパに陽がさせば、ベットリと重たい空気に包まれ不快感がマックスなので、お肌がパリパリに乾燥するほど乾いた空気と、真っ青に晴れた空がひろがる国に逃げ出したい気分です。

そんななか、アジサイ「アムステルダム」は、梅雨の季節をたのしんでいるようすです。鮮やかな赤色が退色し、シックな秋色に変わりつつあります。










ほんの1週間ほど目を離したすきに、培養液をきちんとあたえていなかった枝豆の葉っぱが黄変してしまいました。 雨の日が続きすぎたせいで、いらぬフラッシング処理となってしまったようです。 しかもカメムシとバッタに葉っぱを食われすぎてボロボロに。くやしいので茹でて食べてみましたが、風味が強くおいしかったです。










黄色くなった枝豆の葉っぱをワシワシとムシっていると、カメムシとバッタがホワイトセージへと避難していきました。 もうそろそろ時期的に、害虫ハンターのカマキリが登場してくれるはず。待ち遠しいです。









この時期にしては涼しい日が続いたおかげで、パクチーがグングン育っています。 パクチーはカメムシくさいといわれますが 毎年夏から秋にかけて、家の中に迷い込んだカメムシをガシッと素手でつかんで外に放り出すということを何度もくり返しても、そんな時のヤツラは匂いを出すこともなく、カメムシの強烈な匂いがどんなものか知らずにいます。








春に満開となったルッコラからこぼれ落ちたタネから、立派に育ったど根性ルッコラ。梅雨の晴れ間をねらってザクザクと雑草を抜いていると、ふとゴマのようなよい香りがすので、ルッコラの存在に気がつきます。









早生の品種は6月中にほぼほぼ完熟してしまい、ことごとく鳥に食われてなくなったブルーベリーでしたが、今月に入って、ようやく熟してきたサザンハイブッシュがたわわに実っています。







今年プランターに植えたチヌークホップの根茎から、ようやく毛花がつきはじめました。









一方、地植えのカスケード・ホップのほうは、地上3メートルから上で、ものすごく大きな毬花が実っています。








水はけのよい環境を好むとされているホップですが、雨がふればふるほど、毬花がどんどん大きくなります。 生長期は乾かし気味、開花期は水やり多め、という鉄則は、ほとんどの植物において収穫量を増やす鉄則だと感じます。 









挿し木で増やしたバラたちも、スクスクと育っています。