2011年10月21日金曜日

根いたみの症状とリカバリー その1

近頃ではもう、さっぱり夏の気配は感じられません。そろそろ本格的な秋です。

私の好きな花のヒトツである「ヒメツルソバ」は、小さくかわいらしいピンクのまぁるい花をたくさん咲かせ、どこでもたくましく繁殖するので、グランドカバー多年草として人気です。














人通りの多い川で、よく映える黄色のセイタカアワダチソウとヒメツルソバが、なかなかよいコントラストで咲いていました。


さてさて、先日植えかえた「あかねっ娘」でしたが、新芽にちょっとした異常がでました。
葉のふちが赤くさびたようになっていて茎も赤くなってます。植えかえのとき、根っこにダメージを与えてしまったみたいで、根傷みのストレス症状で、茎にアントシアンが出てるんだと思います。














いつぞやの年も、イチゴの茎に、おもいっきりアントシアンが茎に出て生長がストップしたことがありました。
この時はアホなことに、植えかえるときに根っこをバッサリと切ってみるという、トンデモナく無茶な実験をして、みごと裏目に出たのでした。

今思えば、この真っ赤っかな茎は、根っこがダメージを受けたという典型的な症状だったんだと、猛反省です。









同時に植えかえた右側のイチゴの新芽や茎は、なんの異常もありません。右側のイチゴの苗は、大きめなポットに植えかえたので、根っこ全体が無理なくスッポリと入ったからだと思います。















左側のあかねっ娘の苗の中央から顔をのぞかせはじめた新芽には、すこし赤い色素がでてしまっています。右側のちっっっこい新芽や茎は正常な色をしてます。














肥料焼け or 肥料不足、または根グサレなどで根傷みが起こりかけていとき、まっさきに症状がでるのが、「茎頂部=トップ」の新芽です。

例えば、植えかえてから2〜3日で新芽がスッキリ・ノビノビと伸びて開かなかったり、
もしも植えかえてなくてもいい水耕栽培などで育てていても、新芽のふちが赤や茶色に変色してたり、新芽の葉っぱが、むぎゅうっと縮んで変形してスッキリ広がらなかったら、肥料の濃度が濃すぎたりとか、根っこに病気が発生し始めたりして、根っこが傷みはじめてることが多いです。

なので、新芽に異常がでてないかを観察するのは、トラブル防止の効果が大きいです。
じゃあ、イザ新芽の異常を発見しちゃって、根いたみが起きてるかもと気づいたら、なにをどうしたらいいのかですが、なにはさておき、まず培養液の肥料濃度を下げる・・・です。

ココ培地やポッティング・ミックスだったら、ベース肥料を入れないで根っこの活力剤と酵素系活力剤だけの培養液で、ひとまず培地をよくよく洗いながす・・・です。

その他には・・・次回に続きます。