2011年12月7日水曜日

あかねっ娘にツボミがつきました・・・やっと。

室内栽培のイチゴ「あかねっ娘」たちのなかで、ポッティング・ミックス栽培のプラントたちが、一番乗りでツボミをつけ始めました。

今年は11月になっても、あまり温度が下がらなかったので、なかなか花芽がでてきませんでした。

このイチゴは、ポッティング・ミックス培土と炭酸水培養液で育ててます。










元肥がはいってるポッティング・ミックス培土のプラントたちは、葉色がこい緑色で勢いがあるプラントなので、チッ素が効きすぎてるから、ぜったい花がつきにくいと思っていましたが、そうではありませんでした。イチゴはチッ素成分に敏感で、チッ素が多すぎると花芽がつきにくくなるといわれています。















↓左側のふたつのプラントが、ツボミをつけたプラントたちで、右端のプラントは、まだツボミが見えません。横から撮った写真で見てみると、分かりやすいのですが、ツボミをつけたプラントたちは、葉っぱが持ち上がっていて茎と根元のクラウンの部分が見えます。根っこに勢いがあって、養分水分をよく吸うので、葉っぱが立ってるんですね〜。こういうプラントは、培土の乾きも早いです。
















去年までのイチゴの苗は、お店で買ってきたものばかりで、子苗のときを知りませんでしたが、今年のイチゴたちは、いくつかの親株から出てきたランナーから育てたので、幼苗期から観察することができて、イロイロと発見がありました。


一番のりで、花をつけた二つのプラントたちは、まず親株が優秀でした。次に、子株のなかでイチバン生長が早くて病気知らずの元気ものでした。














挿し木からの苗でも実生からの苗でも( = 種からスタート )同じなんですが、根っこの生長がイチバンさかんな頃に、大きな環境の変化やダメージを受けずに、根っこがグイグイと元気に張れたプラントは、生長も早くトラブル知らず、すべてが順調に進みます・・・

が!!!

生長期に貧弱な育ちかたをして、根っこの量も乏しいプラントが、開花期に入ったとたん、いきなり一発逆転で、ワサワサと勢いが出て生長が早くなって、ものすごくタクサンの花をつける・・・という頭でっかちな育ちかたは、ありえないんだと思いました。

例えば、車線が多くアクセスが便利な道路のほうが、たくさんの交通量をさばけます。それと同じで、根っこの量がおおいプラントの方が、その分、多くの養分や水分を吸い上げられて生長も早くなります。

ということで、オイシい果実をたわわわにイッパイ実らせてくれる優秀なプラントになれるか? なれないのか? という勝負は、もう幼苗期の管理から始まってるので、子苗の頃から、なるべく同じ肥料、同じような培地、同じ環境で毎日スクスク育つようにコンスタントに管理した方がヨサゲなので、これからは、毎年イチゴの苗を買いなおさず、毎年ランナーをとって子苗から育てていこうと思いました。