2010年1月21日木曜日

グリーン・ゼブラの水耕栽培

水耕栽培で育てているエアルーム品種の「 グリーン・ゼブラ 」です。

グロウランプ( HPS )で育てているので、トンネルのなかで撮影したような色合いです。


















昨年の夏に、同じ品種のトマトをトマト用の培養土でベランダで育てました。
夏の間は、柿の木の葉が一面にしげって、ベランダにはほとんど日が射さないので「 ちゃんと育つかな? 」と心配でした。
案の定、結果は「 ツル系トマトか? 」と思えるほど、ひょろひょろと、か細くしか育ちませんでした。9月頃にやっと花がささやかに咲いたっきりで、肝心の実は拝めませんでした。

なので今回はリベンジです。

「 グリーン・ゼブラ 」というトマトは、日本ではまだまだめずらしいので、なんとしても味わってみたいのです!!
と、言いつつメインのグロウ・ルームではイチゴたちが幅を利かせていて、昨年末は十分な光にあててあげられずにいました。

もう数ヶ月もすれば早いところでは夏野菜の苗が市場に出まわる頃となってしまいます。

それまでに、あのシマシマ緑色の「 グリーン・ゼブラ ・トマト」をなんとしても収穫したいと思います。










うまく管理すれば今年いっぱいコンスタントに収穫できるかもしれません。挿し木でもふやせますし。

今回は培養土ではなく水耕栽培で育てているので、ベランダでの栽培とは比べる気にもならないほどに生長がはやいです。それにしても光量がじゅうぶんにあたると、こんなにも違うものかと驚くばかりに節がつまってガッシリと育っています。

植物にとっては光も栄養なんだなと、つくづく感じます。

2010年1月20日水曜日

大寒ですが・・・

今日、1月20日は1年でもっとも冷え込む「 大寒 」ですが川崎はあったかいです。

昨日からの寒さがゆるんだスキに、自宅の「 木瓜〜ボケ〜 」のツボミがいっきにふくらみました。この頃に咲くボケやウメはバラ科なんですが、葉っぱより花が先にでてくるのって、ほんとにおもしろいと思います。サクラも花が先にでてきますね。














室内で育てている水耕栽培の野菜たちも元気です。
「 エアロ・ガーデン 」のサラダ菜は、タンクの中が根っこでビッシリになりました。


名残惜しいですが、
今日からそろそろ収穫準備に入ります。

肥料ぬきをはじめました。










培養液に浸かっていない部分の根っこは、根毛がフサフサと発生してます。培養液を取りかえる時に根全体が水に浸かってしまうので、いったん根毛は消えてしまいます。
が、有機活力剤を培養液に入れていると、だいたい数日後ぐらいから少しずつ根毛が復活しはじめます。














ふわふわとした産毛のような「 根毛 」は、酸素・リン酸や微量ミネラルなどをさかんに吸収するので窒素の固定化や新陳代謝が促進されて、花つきや実の質がよくなったり味や風味をよくしたりしてくれます。

でも、肥料過多や水温が高すぎたり低すぎたりして根っこに元気がなくなると「 根毛 」がでてこなかったり、すぐに茶色く変色したりしてしまいます。
無機肥料( =化学肥料 )だけあげていると、根毛が発生しにくかったり根っこの分岐がすくないといわれていますし、実際に育てていてそんな気がします。

有機活力剤をあげていると、培養液のタンクの中でフワフワと泳いでいる根っこも「 ヘリンボーン柄 」みたいにどんどん分岐するので見ていておもしろいです。

2010年1月19日火曜日

Fungi!! フンガス!! ワンダフル!!

イギリス国営放送BBCの「 ネイチャー・ドキュメンタリー 」のなかで、David Attenboroughさんという学者さんのシリーズもののひとつ、

「 The Private Life of Plants 」

という植物の生態を特集したDVDがあります。

残念ながら日本では公式発売されていないため字幕なしですが、画像だけでも植物のマイクロな世界にどっぷりはまること請け合いです。
私が一番好きなパートが、すでにYoutubeにアップされていたのでご紹介します。

まだまだナゾが多い真菌類ですが、このDVDを見るとますますキョウミがわきます。
キノコシーン抜粋です。

2010年1月18日月曜日

梅が咲いてます。

明後日は「 大寒 」です。一年でもっとも寒さがきびしい頃となります。

近所の森林公園にでかけました。「なんかいいニオイがするなー」と思っていたら、
「 ロウバイ〜蝋梅〜 」が満開となっていました。香りのわりに咲いている姿が地味なので、「 なんのニオイだ? 」と、キョロキョロしちゃいますよね。














そして、梅も負けじと咲きはじめてました。なんの梅かは、チェック忘れました。














都心の森林公園でも見かけるようになってきた「 カワセミ 」がいました。この日はカメラを忘れて携帯で撮影しましたが、扱いが苦手でこのような写真しかとれませんでした。

( 緑色の輪のナカに、ささやかに収まっています )

2010年1月15日金曜日

新月のころの生長

作物は月の満ち欠けのリズムで管理すると楽だよ、と聞きました。

満月の頃は種まき、挿し木、収穫。若い苗は生長がとまりやすいから窒素を多めにあげる。虫も満月に産卵するから、その3日後のふ化する頃に薬剤をまくと一番効果がある。

新月の頃は逆で、植えかえ、剪定。収穫を迎える頃の野菜は花が咲きにくかったり実がつきにくかったりするから収量が下がらないようにリン・カリを多めにあげる。虫ではなく病原菌がでやすいからカルシウムやなんかを葉にまくといい。

はたしてお月様の光があたらない室内栽培でも同じなのかな? と思いますよね。
今日はちょうど新月ですが、うちのイチゴたちは「 うん、そうだよ。同じだよ。 」というかのような生長を見せてます。

ハイドロ・システムのイチゴです。
今週は培養液はまだ交換してませんが、
「 新芽 〜しんめ〜」がピロ〜ンとでてきてました。











こちらは、ちょっと痛々しい生長障害気味のココ栽培の「 ジャンボいちご 」です。
葉っぱのヨゴレは「 ハーピン・タンパク 」です。

このコにも新芽がでてます。
おととい培養液をあげたので、その影響もあるかもしれません。








ウドンコ病にたかられていた、「アンティーク・レース」です。


前回の新月の頃に「 苦土石灰 」をまいて応急処置をしました。

今週になってからモシャモシャッと新芽がでてきました。
植えかえてから、ちょうど根が増えてきた頃だと思うのですが、やっぱり新月と関係ありそうです。
今ついているツボミが満月のころ咲いたら、お月さんの動きと連動してるってことになりそうです。





月の光があたらなくても引力的なもので、植物体内の水分が上に引っぱられたり下に引っぱられたりして、生長の仕方に影響するのかなと思います。
一番大きな要因は、たぶん温度だとは思いますけど・・・( 生長活動すべてに酵素がかかわってます。酵素は温度で動きが変わります。 )

でも、夜間の暗さは大切です。「光害〜ひかりがい・こうがい〜」なんて言われますけど稲や菊など短日植物は夜間に一瞬でも強い光があたると花数が少なくなってしまうそうです。逆にホウレンソウなど長日植物に夜間光があたると、とっととお花を咲かせようとしてしまうので食べられなくなってしまうそうです。
トマトなど、夜の長さに関係なく開花する中間植物でも、夜は真っ暗にした方が花芽分化がすすみ着果もいいと聞いたことがあります。

室内栽培での植物生長と月のリズムとの関連性は、観察しはじめてからまだ間もないので、これからいろいろと試していこうと思います。

2010年1月14日木曜日

横須賀・ソレイユの丘

南仏・プロヴァンス地方の香り漂う緑の丘「 ソレイユの丘 」に行ってきました。
横須賀の荒崎海岸近くの風通しのよい丘の上にある施設で、子どもも大人も楽しめるところです。( ペットは入場できないようです。入場は無料ですが駐車場が1000円かかります。 )
この施設内のビニールハウスでトマトとイチゴを育てているので、定期的に見学に行ってます。














イチゴは、高床ベンチシステムです。


思ったより葉っぱがでかかったです。
子どもの顔くらいありました。












何種類ものトマトは、すべてロックウール栽培です。
全体をとった写真がなくてわかりづらいですが、全長で3メートルくらいになってました。












ココを訪れるもうひとつの楽しみ、動物たちとのふれあいです。
「アメリカン・クォーター・ホース」というカウボーイがよく乗っている馬たちや、かわいい牛たちがいます。


この子牛は愛想が良くて、私の顔面のニオイをかぎまくっていました。鼻息が甘いニオイがして、かわいかったです。





でもどうやらお目当ては、100円で売られている「ニンジンをもってこい」ということらしかったです。

施設内のハーブ園では春から夏にかけていろいろなハーブが楽しめます。お弁当を広げるのにおススメな場所なんですが、頭上をひっきりなしに「 トンビ 」が飛びかっているので、盗られそうでこわいです。

( ちなみにこの写真は、初夏のベストなシーズンのハーブ園です )














ソレイユの丘をでて、その辺をぶらぶらすると「荒崎海岸」にでます。冬に来たのは始めてでした。「 鵜-う- 」が魚をGETしていました。














この辺りはほとんどが畑で、夏はスイカ・冬は有名な三浦大根がズラーーーっと作付けされてます。夏は道ばたでウットリするほどおいしいスイカの直売がおこなわれていたり、近くの漁港では通年を通して新鮮な海の幸も手に入ります。
漁を終えた漁師さんたちが道ばたに集まって一杯やってたりなんかして、和やかでほんとにいい場所です。

2010年1月13日水曜日

ココ栽培のコーヒー・オベーションとイチゴたち


昨年の秋から育てているミニバラの「コーヒー・オベーション」です。
にょきーんと新しいシュート( 太く長い枝 )が一本でてきました。
自宅の同じバラは接ぎ木してある苗で、ひとつのトップにたくさん咲く房咲き( ふさざき )です。

このコはまだ一輪咲きです。少ないながらもコンスタントに花が咲いてくれる愛嬌のよいコです。






こちらは現役2年目の「 大実イチゴ 」です。このコは、わりとタフで手がかからないので存在を忘れがちです。ふと気がつくと、いつの間にか実がいっぱいなっていたりして、うれしくなります。

お手軽CO2添加法、「 重曹とクエン酸 おそうじ」をほぼ毎日やってしまっています。( シュワシュワーがおもしろくてたまりません。 )



そのおかげか、葉っぱや実がひとまわり大きくなってきたりクラウン( 根もと )がますます充実してきたりしてます。
とにかく、なんか元気です。

でもそのせいで湿気が実のあたりに溜まってカビてしまわないように、茶色くなった古い葉を残して湿気取りをしてもらってます。








「 ジャンボイチゴ・まんぷく2号 」です。
これも現役続行テスト中です。

大実イチゴよりも根っこが弱いらしく濃い肥料をあげられないので、なかなか手のひら大の実にはお目にかかれません。
でも、2週間ほどまえに「 ハーピン・タンパク 」を葉面散布してから大きな実が期待できそうな立派な花芽がつきました。





はやく手のひら大のイチゴができるといいなー、と楽しみにしています。