2010年1月15日金曜日

新月のころの生長

作物は月の満ち欠けのリズムで管理すると楽だよ、と聞きました。

満月の頃は種まき、挿し木、収穫。若い苗は生長がとまりやすいから窒素を多めにあげる。虫も満月に産卵するから、その3日後のふ化する頃に薬剤をまくと一番効果がある。

新月の頃は逆で、植えかえ、剪定。収穫を迎える頃の野菜は花が咲きにくかったり実がつきにくかったりするから収量が下がらないようにリン・カリを多めにあげる。虫ではなく病原菌がでやすいからカルシウムやなんかを葉にまくといい。

はたしてお月様の光があたらない室内栽培でも同じなのかな? と思いますよね。
今日はちょうど新月ですが、うちのイチゴたちは「 うん、そうだよ。同じだよ。 」というかのような生長を見せてます。

ハイドロ・システムのイチゴです。
今週は培養液はまだ交換してませんが、
「 新芽 〜しんめ〜」がピロ〜ンとでてきてました。











こちらは、ちょっと痛々しい生長障害気味のココ栽培の「 ジャンボいちご 」です。
葉っぱのヨゴレは「 ハーピン・タンパク 」です。

このコにも新芽がでてます。
おととい培養液をあげたので、その影響もあるかもしれません。








ウドンコ病にたかられていた、「アンティーク・レース」です。


前回の新月の頃に「 苦土石灰 」をまいて応急処置をしました。

今週になってからモシャモシャッと新芽がでてきました。
植えかえてから、ちょうど根が増えてきた頃だと思うのですが、やっぱり新月と関係ありそうです。
今ついているツボミが満月のころ咲いたら、お月さんの動きと連動してるってことになりそうです。





月の光があたらなくても引力的なもので、植物体内の水分が上に引っぱられたり下に引っぱられたりして、生長の仕方に影響するのかなと思います。
一番大きな要因は、たぶん温度だとは思いますけど・・・( 生長活動すべてに酵素がかかわってます。酵素は温度で動きが変わります。 )

でも、夜間の暗さは大切です。「光害〜ひかりがい・こうがい〜」なんて言われますけど稲や菊など短日植物は夜間に一瞬でも強い光があたると花数が少なくなってしまうそうです。逆にホウレンソウなど長日植物に夜間光があたると、とっととお花を咲かせようとしてしまうので食べられなくなってしまうそうです。
トマトなど、夜の長さに関係なく開花する中間植物でも、夜は真っ暗にした方が花芽分化がすすみ着果もいいと聞いたことがあります。

室内栽培での植物生長と月のリズムとの関連性は、観察しはじめてからまだ間もないので、これからいろいろと試していこうと思います。