2019年12月11日水曜日

年の暮れを感じる色彩、紅葉の赤。

12月になると、仕事場に向かう道すがら、目を引くようになる「ノイバラの赤い実」です。








「バラの実は、食べられるんだってさ」、と耳にしましたので、一粒つまんでいただいてみました・・・「食わずにすむなら、食わんでもいいんじゃないかな?」正直な感想です。








毎年この時期に、ひときわ目を引くドウダンツツジの紅葉。スズランのような花から紅葉する様子まで、同じツツジ科のブルーベリーとそっくりですが、生垣で燃えるようなオレンジに紅葉したドウダンツツジを見ると、ついつい「いいなあ。うちに一本ぐらいあったっていいんじゃいのかなぁ・・・いやいや、もう植える場所がない!」と、脳内で押し問答をくり返すことになります。








夏から秋にかけて、わがもの顔で空き地を占領する「セイタカアワダチソウ」も、すっかり枯れて、タネを飛ばすばかりとなりました。









「おっ! ヤマノイモの葉っぱかな?」







この葉っぱをたどって見上げると、ツバキの木々のコズエ高くまでツルが登っていました。地中深く掘って、どんなイモができているか見ることができるならば、正体がわかるのですが、正直まだヤマノイモ科の見分け方には自信がありません。







去年の今頃に「ムカゴ」を蒔いた場所からは、今年の春にツルツルと元気に葉を伸ばしていましたが、まわりにあれこれ植えすぎて、気がつけば姿を消していました。「ヤマイモの家庭菜園、今季こそ真剣にやってみようかなぁ・・・でもイモが1m以上に育つのに、何年かかるんだろう・・・」道ばたでヤマノイモのツルを見つけるたびに、とりとめもなく考えてしまいます。

やっぱり半年以内で収穫できる野菜の方が、ゴールがはっきり見えるので、せっかちなワタシにあっているようです。

2019年12月4日水曜日

師走の根菜栽培と 匠のシクラメン

毎年9月をすぎたら、あっという間に年末! と感じるのですが、いよいよ12月に突入しました。その年のしめくくりとなる12月は、お世話になった方々へお贈りするお花選びが恒例となっています。

今年選んだお花のうちのひとつは、千葉県成田市の大栄花園さんがおつくりになったシクラメン「プリマ・ドンナ ゴールド」です。





























19世紀ヨーロッパのマドモワゼルを彷彿とさせるフリルと色彩に、しばしウットリと魅入ってしまい、差し上げるのが惜しくなる前に先方へお届けしました。




























さて、固定種の大根どもは順調に育っていますが、雨降りがつづいて間引きがおろそかになり、どこから手をつけていいのか、わからない状態に。



















生長がおそい苗を間引きするうちに、冬越しの準備にはいるテントウムシをめっけました。ここにも・・・あそこにも。





























これは、バブリング・プライマーで発芽させたヒヨコ豆どもです。発芽直後は、ナメクジに食われましたが、それを乗り越えた苗は順調に育っています。

























ハトウガラシを収穫するために蒔いた「伏見甘長トウガラシ」でしたが、順調に実っています。収穫せずそままにしておき、落ちた種が来年たくさん芽生えることを期待しています。 落ちた種から勝手に育つ苗は、親株がその土壌にすでに順応しているので、手間いらずで収穫できることに、味をしめているのです。







ついうっかり収穫しわすれていたジャガイモは、いつしか種イモとなり、年々なんにもしなくても大きく生え広がっていきます。使い終わったココ培地や炭酸カルシウムをたまにバラバラと撒くくらいで、世話らしい世話はまったくしてません。




















「ズボラ家庭菜園」の強力な助っ人となってくれるのがクローバーやオーツなどの「緑肥」です。今回は、土壌中に豊富な糖分をおぎなってくれる「ソルゴー」も蒔いてみました。



















間引きの宿題を放置してしまった「ミヤマコカブ」。土がまだ湿ってやわらかいうちに、間引き作業を済ませたいと思います。




2019年11月25日月曜日

フルスペクトルCMH315Wでの秋冬栽培と秋の寄せ植え




さて、その「フルスペクトラムCMH315W」で育てているミニトマトです。 ランプから苗のトップまで、今は80cmほど離しています。







エアロポット17Lへ定植しました。ここからだいたい7日〜14日後、ポットが軽くなって水やりのタイミングがきたら、自動底面給水システム「GoGro」へセットすることになります。


















一方で、イチゴ苗「あかねっ娘」は、ハダニが発生したので消毒しました。 市販のハダニ用農薬と、55℃くらいの温湯防除を交互で2度ほどくり返して、ようやく改善しました。
























さて、いよいよ本格的にビオラの流通がはじまった11月。ヘタの横好きではありますが、毎年お世話になった方への年末ごあいさつがわりの寄せ植えをこしらえました。



































バラは、ゆっくりときく緩効性肥料の方がトラブルなく育つのですが、葉数が少ないけどついたツボミを咲かせたいときや、冬眠前に葉数を増やして根を充実させたい秋の季節などに、ハイドポニック用の液体肥料を薄めに希釈して与えると、週ごとに葉数が増えてきて、かなり回復します。


2019年11月19日火曜日

KURKKU FIELDS フォーエバー

今年は、ふたつの大きな台風が千葉を襲ってから、遊びに訪れるのは申し訳ないかな? となんとなく思っていましたが、「多少なりの復興応援したい!」との想いが募った「クルックフィールズ」を訪れてみました。

木更津北インターを降りたら、「クルックフィールズは こちら」的な看板がありますが、見のがした場合は、道沿いにふんだんに出てくる「かずさアカデミアパーク」の看板をたどれば、ほぼ迷うことなくクルックフィールズにも、たどり着けます。






お天気に恵まれたこの日、気持ちよくパーク内をお散歩できました。歩道はきれいに整備されていますが、坂道を登りたくなったり、駆け出したくなる景色が広がっていますので、履きなれた運動靴がよいです。







園内レストランで 食べたシフォンケーキは、香料やアイシングでごまかす必要のない素材のよさを活かした、いわば園内園消の極上安心スイーツ。もちろんGETして帰りました。 養鶏卵特有の、モワッとした臭みがまったくなかったです。






それにしても、シフォン工房ショップ内部の壁がステキすぎて、ここに住みたい! と強く強く思いました。左官マイスター「久住 直生」氏による壁だそうです。








「手づかみでお召し上がりください。」シフォンケーキのおいしさの秘訣は、クルックフィールズ名物でもある、レモンイエローの黄身をした平飼いのニワトリタマゴと、ブラウンスイス牛が出す牛乳だそうです。もちろんタマゴもお土産にGETし、卵かけご飯を全力で楽しんでいます。








「 あのキバツで思い切りのいいドット柄は・・・美術館や、表参道のハイエンドなカバン屋さんのディスプレイで見たことがあるぞ。 」水玉柄といえば、アーティスト「草間彌生」さんです。 この広い空の下で、違和感がないところが、さすが草間ワールドです。







このミラーキューブのオブジェも「草間彌生」さんの作品だそうです。「水玉は、イッタイどこ?! 」と思うお人は、入場料をお支払いのうえ、この建物の内部をご覧くださいまし・・・草間ワールド全開です。









どちらかというと、このオブジェが、ものすごくシュールで気になりました。 噴水としての機能を果たしながら、この存在感。









パーク内のパーマカルチャーマップ。 人の営み、オーガニック・ファーム、酪農、小川、ビオトープ、そして森と自然が、互いに養分をキャッチボールして命が循環するんですねぇ。そして電気は、ソーラーパネルによる再生可能エネルギーでした。







先進国と呼ばれる国々では、都市部でこういったパーマカルチャーのコンセプトを部分的に取り入れる「Urban permaculture〜アーバン・パーマカルチャー〜」のムーヴメントが広がりつつありますね。 







テントウムシや蜂など益虫を越冬させるための「バグ・ボックス」。小さめのものを複数置くことがポイントだそうです・・・さっそく私も設置しようと思います。









パーク内で、もっとも惹かれた「タイニーハウス・ビレッジ」は、宿泊施設です。「いつか作るぞ、マイ・タイニーハウス!」と心に強く決めました。







ということで、クルックフィルーズに到着するまでの道中に、そこかしこで台風の傷跡を目の当たりにもしました。 青いビニールシートで覆われた屋根の家はたくさんありましたし、街路樹や植林された針葉樹も、引きちぎられたように、なぎ倒されていました。
風景のなかから台風の傷跡がすっかり見えなくなるまでには、10年では効かないと思いますが、被害に遭われた方々が「あの年は、たいへんだったねぇ〜」と笑って言えるようになるまでは、この台風被害のことを忘れずにいようと思います。




2019年11月13日水曜日

キャナザイム、キャナブースト、キャナPK13/14日本語版と、遺跡の奇跡

キャナザイム、キャナブースト、キャナPK13/14の
日本語字幕バージョンをアップしました。

CANNAZYM日本語字幕版
枯死した根毛を速やかに分解して、病害菌をふせぎ、培地内で空気のためのすき間をつくってくれるんですねぇ。


CANNABOOST日本語字幕版
土中で、菌根菌に肥料をもらうかわりに、根から分泌して菌根菌に与えていた糖分を、キャナブーストがかわりに与えてくれるので、プラントは開花に集中できるメカニズム。 さらに、風味や成分の濃度を高める効果がパワフルです。


CANNA PK13/14日本語字幕版
カリウムが実った果実を大きく、ひきしめて品質を高め、
リン酸がそのエネルギー源となります。風味を高めるのは、キャナブーストの仕事なので、コンビで使うのがベスト。


ついでに前回お知らせしたリゾトニックも、再度ご紹介。
RHIZOTINIC日本語字幕版
リゾトニックの成分は、根毛の細胞分裂をうながして根を伸ばすだけでなく、根の周辺の病害菌を除菌して、衛生管理もしてくれるんです。まだ抵抗力が弱い幼苗の根の、強い味方です。




さて、秋晴れのとある日、ご近所にある弥生時代の遺跡が出土した公園「 大塚・歳勝土遺跡公園 」へと、ぶらっと訪れたところ、いつのまにかワームホールをくぐり抜けてしまったようです。

アートが掲げられた たてあな式住居 に入ると・・・




この世のものとは思えない 美しい二人の巫女が、舞っていたのです。




秋の収穫を神に感謝するためなのでしょうか? 

時空を超えてきてくださった、巫女のおふたり。
SNSで情報があふれる現代でも、いまだ詳細にたどりつけない気味のよさ!  
しばし現実をわすれ、夢のような時をあじわうことができました。












この舞が披露されたこの場所で、2019年11月16日に縄文の魅力を堪能できる映画が、上映されます。





2019年11月8日金曜日

CANNAリゾトニック日本語字幕版とCMH4200K

リゾトニックの日本語字幕バージョンをアップしました。









さて、2019年室内栽培 幼苗期。 CMH4200Kで育ててます。




























フルスペクトラムCMHフィクスチャー」は、照射範囲がワイド。




















生長期に最適なスペクトラムを放射する フルスペクトラム4200K
を測定してみました。 
CMH315W 4200Kを調光50%、苗のトップの位置で
照度が14,700lux = PPFDでは226μmol/m2/Sでした。 トマトが大きく生長した時に必要なPPFD値600 〜1000μmol/m2/S より 30%程度の光強度にしています。
分光分布グラフを見ると、幅広い色の光を放射していることがよくわかります。



2019年11月1日金曜日

2020年 ルナ・カレンダー と、種子エアレーションのプライミング処理


ハロウィーンも終わり、だんだんと「年末」という文字が
アタマをよぎることが多くなる11月となりました。 
今年も「タマ・プラントフード」のルナカレンダーを配布いたします。

来週11月5日より オンラインショップで、「タマ・プラントフード」製品、または、
10,000円以上お買い上げの方に差し上げております。







「 ひよこ豆の種まきは、今ごろがベスト・・・ 」こんなことを耳にしてしまったばっかりに、ハッと気がつけば、ついつい乾燥ひよこ豆をGETし、ついついバケツいっぱいに水を張り、エアレーションをいれてプライミング(発芽促進)処理を開始したのが、10月の16日のことでした。


















毎日水をとりかえながら、エアレーションをつづけること3日、ひよこ豆の芽(主根)が動き出しました。たっぷりと張った水にエアレーションすると、水が酸欠にならずタネが腐らないので、失敗しにくく発芽がそろいやすくなります。イージーイージー!



















週が明けた10月21日には、芽がながながと伸びたので、折れてしまう前に、バケツの水からひきあげ、レイズド・ベッドにセットしたポッティング・ミックス培土に蒔きました。ちなみに、ここでスプラウト豆として食べることもできます。



















そして、翌週の10月最終週には、このとおり。葉っぱが展開する前までは、ナメクジにいくつか喰われてしまいました。「ん? 撒いた豆が、ひとりでに動いてる!」とよく見れば、たいがいナメクジが豆に頭をつっこんで、お召し上がりになってる最中でした。































「また咲かせちまった・・・」収穫がおくれたパクチーが、花を咲かせはじめました。セリ科の花は、かすみ草のようにかわいらしく、大好きです。
























さて、猛暑にも負けず、2度の台風にも負けず元気に育っているホワイトセージです。種まきしたのは、去年の今頃だったと思います。 発芽後、植え替えるのがメンドーで、50Lのこのポットに、いくつものタネをじか播きしました。一年後のいま、6株のホワイトセージが同居しています。

























ホワイトセージを育てはじめてから、かれこれ10年以上。今回やっとわかったコツは、「地植え、ポット栽培を問わず、ホワイトセージは1株だけよりも、群生にして育てた方が根グサレしにくく、枯れない。」ということです。おそらくですが、ホワイトセージが一番根グサレを起こしやすい真夏の水やりの後、複数株で植えてあれば、コンディションの良い苗が水分をすぐ吸ってしまうので、夏バテしている株の根がムレにくくなり根グサレせずにすむのかなと、思います。

それにしても、なぜここまで意地になって、枯らしても枯らしても、ホワイトセージを育てつづけようとするのか???  スマッジングなど、もうとっくの昔にやることすら忘れているのに、枯れてしまうと「やべっ! 種まきしないと!」と思い込んでしまうのです。きっとこれが、かの有名な植物によるマインドコントロール症状なのでしょう。



そして今、私みずから進んでマインドコントロール下に置かれようとしている植物が、この「フペルジア」です。湿度が必要なシダの一種なので、何日も雨ふりが続いた今年の7月に、パーゴラの下に吊るして雨ざらしにしていたところ、なんと葉っぱがどんどん抜け落ちて行きました。「湿度と温度がじゅうぶんにある環境では、わざと葉を切り離して、増えようとするんだな」と気がつきましたので、抜けた葉っぱを拾い集めて挿し木にして増やしてみました。土や水苔に挿す前に、葉を乾かしてしまうとダメになってしまいますが、乾く前に土に挿して、なるべく毎日スプレーしていれば、ほぼ成功するようです。