きのうの「AeroGarden〜エアロ・ガーデン〜」に関連したハナシですが、製造・発売元は「 AeroGrow 」という米国の会社です。
で、水耕栽培からグリーンハウス施設栽培まで、栽培に関する最先端情報を発信している「 Growinge Edge〜グロウイング・エッジ〜 」というサイトをたまたま見ていたら、グロウイング・エッジの初のレギュラーコラムニストの「シルヴィア・バーンスタイン」さんが、じつはエアロ・ガーデンの開発者だったという記事がありました。
「エアロ・ガーデン」は卓上ハイドロシステムとして、米国のみならず欧州でも空前の大ヒット商品となりましたが、会社が大きくなればなるほど創立当時と雰囲気が変わってしまい、シルヴィアさんはご自身の進むべき道を模索していたそうです。
彼女は現在、その輝かしい功績を過去のものとし、エアロ・グロウ社をやめてご主人といっしょに「アクアポニックス」の素晴らしさを広める熱心な活動をなさっているそうです。
ハイドロポニックスは、培養液で植物を育てる「養液栽培/水耕栽培」です。
エアロポニックスも養液栽培ですが、培養液のあたえ方に特徴があります。スプリンクラーなどで培養液をブワ〜ッと細かな水滴にして、培養液も酸素もいっしょに根っこに吸収させる方法です。広い意味では「エアロ・ガーデン」のような循環式システムもエアロポニックスといえます。
では、アクアポニックスとは、なんでしょうか?
このシルヴィアさんが推奨するアクアポニックスとは、わかりやすく言えば魚と植物を共存させて、ヤサイの栽培と魚の養殖と水質の浄化をいっぺんにやってしまう・・・とのことです。
アクアポニックス・・・ハヤイ話がこういうことです。
このわかりやすく親切なアクアポニックス・システムは、バックリすぎる説明をするとフィリップ社が食を通して、さまざまな動向を調査をする「Design Probes」という活動のなかのものです。残念ですが、製品化はされてないようです。
アクアポニックスなら、化学肥料もいらない、ECメーターもいらない、pH値管理もいらない、水を取りかえるひつようもない・・・って、夢のようです。
日本でもさまざまな都道府県で、この「アクアポニックス」の試験がおこなわれていて、まだまだ課題も多そうですが、水が貴重な発展途上国などで、付加価値の高い安心・安全のヤサイと魚がいっぺんに穫れてしまうかも! と可能性は無限大です・・・