今日は「夏至」ですね。1年でいちばん昼間がながい日です。今日を過ぎると昼間が短くなる「短日」へと移りかわります。
室内で水耕栽培してる水稲「イセヒカリ」です。
「イネ」といえば日本でいちばん栽培面積がひろい「短日植物」です。
草丈(くさたけ)が思ったより伸びてしまい、
そろそろ止まってくれないと
グロウランプがこれ以上高くできません。
イネの短日条件は、シビアではないので真夜中に弱い光があたっても、花芽分化(かがぶんか/はなめぶんか)してくれます。
ところで、枯れそうだったイセヒカリが、枯れました。
枯れたプラントも、いっぱい分げつしてるプラントも、
一緒に処理した「タネモミ」です。
生長の差は一目りょう然。
この悲しいほどの生長のちがいは、
どこから来てるかといえば・・・
枯れちまったプラントは、根っこがぜーんぜん張ってません。
発芽用のロックウールから、定植用のロックウールへの活着(かっちゃく)に、ミゴトに失敗してます。
根っこがいじけてます。根っこが伸びていかなかった理由ですが、たぶん大きなロックウールへ植えつけるタイミングが遅すぎたんだと思います・・・
ポットの底からちゃんと根っこがでてくれば、活着がうまくいったということになります。
根っこさえ張ってしまえば、あとは基本的な管理をハズしたりしなければ、ちゃんと育ってくれます。
うまく活着できたプラントと、できなかったプラントのちがいは、発芽用のロックウールの底から根っこがでてきてから、すぐに大きな定植用のロックウールへ植えつけたかどうかでした。
植物の種や挿し木から発根したら、根っこが白くて元気なうちに、なるべく早めに定植したほうが、順調に生長してくれるんだなと、またまた「脳内マニュアル」再認識な夏至の日でした。