2010年6月29日火曜日

梅雨はムシムシ、かたつむり。

はっきりしないお天気なうえ、気温が高いので、最近とってもムシ暑い日がつづきます。
でも、このムシ暑い環境、植物たちにとっては、グングン生長できる好条件です。

今ごろの土壌のなかでは、春からバシバシふえてきた微生物が炭素源不足で死んでいって、植物にとって貴重な無機チッ素が土の中にドバーッと、返ってくる頃だそうです。春頃にチッ素が少ない環境で根っこがいっぱい張れた植物たちは、この頃から豊富な無機チッ素をたっくさん吸って開花に備えるっていうサイクルだそうです。














今頃の田んぼは、イネがまだそんなに伸びてないので、よく晴れた日には水面にまわりの景色が映りこんで、大きな鏡のようですね。

虫がさかんにでてくる梅雨、


エサが豊富なので、

野鳥たちのヒナも巣立つタイミングのようです。


ハクセキレイの幼鳥があぜ道でチルしてました。






梅雨といえば、カタツムリです。
このデッカいカタツムリ、

スズメやミツバチやカエルと同じく、

メッキリ数が減ってきてしまってるそうです。

ウチには何匹か住みついていて、雨のふる日には、

ノソ〜ッと現れます。






顔を近づけると、目玉をのばして、

こっちを見ます。

最近現れてなかったので、

バイクにひかれてないかな?と心配してました。

雨の日に道路に遠出して事故死してしまうコがタマにいます。







カタツムリは草を食べますが、どうも好みの草が決まってるようです。カタツムリたちがアジサイの葉っぱにいる典型的なパターンは、見たことありません。雑草のやわらかい新芽なんかをよく食べてます。
そして、日本には、圧倒的に「右巻きカタツムリ」が多いそうです。














カタツムリをはじめ、ダンゴムシ、ナメクジ、ミミズ、アリンコとかが苦手で、問答無用で殺虫剤をふりまわしてしまうヒトもいますが、落ち葉や死骸なんかをせっせと分解して土壌の微生物にゴハンをバトンタッチしてくれる、いわば自然の清掃局みたいなモノなので、できればムダに殺すことは避けたい存在です。