2010年6月2日水曜日

雑草というなかれ

気がつけば、もう6月・・・早すぎです。
いつのまにか背のひくいスギナは姿を消し、アグレッシブな雑草がボーボーになってアジサイの花芽がでてきてます。

そして、ことしも柿の花が咲きました。新緑あざやかなこの季節の柿の葉は、ビタミンCがとっても多いので柿の葉をお茶や手作りコスメにもできるそうです。近いうちに間引いた葉っぱでやってみようと思います。柿の葉は、お風呂に入れると「塩素」を和らげてもくれるそうなので、お肌のカユミやトラブルにもよいそうです。













去年、この柿は「裏年=(うらねん、うらどし)」だったので、ほんのちょっとしか柿が実りませんでした。ことしこそ、たくさん柿が穫れたらいいなぁと思っています。
食べきれない柿は、酵母をとったり柿酢にしたりするので農薬は使いません。虫や病気よけには、おととし作った「柿酢」を散布してます。さて、効果は?














柿やミカンなどの果樹は、たくさん実る年と、実らない年が交互にやってくるサイクルがあって、実らない年を「裏年」っていいます。じつは果樹の生態だとか剪定だとか肥料だとかの管理が適正であれば「裏年」というのは、できるわけがないようなのですがワタシの管理ベタでウチの柿は「裏年」が多いようです・・・


近所を歩いていると、なにやらとっても色っぽい香りがしてきました。野良な「スイカズラ」です。「スイカズラ」の香りは、女性にとっても人気があって、アロマはもちろん、フレグランスや石けんなど、コスメにもよく使われてます。











「スイカズラ」はこんな花を咲かせます。

わりとふつうに、そのへんに自生してます。

丈夫なので、いったん根づくと、毎年春からスゴいイキオイでツルが伸びひろがります。









ウチにいる「ハニーサックル」は、スイカズラの親せきで、やっぱり同じタイミングで咲き始めました。スイカズラと比べて、香りはほとん同じような気がしますが、花がひとまわり大きくてカラフルです。この季節にいちばん咲きますが、果実酢とか雑穀酢とか木酢液とかの有機酸と、リン・カリなどの肥料を混ぜて葉面散布していると、秋にもたくさん咲いてくれます。












「エビヅル」という野生のブドウです。

秋に実が熟せば、食べられるそうです。

ブドウ系につく酵母は香りがよいので、パンや地ビールの酵母にしたり、漬け物をつくっちゃうヒトもいます。









こんなふうに、ご近所にある野山をよ〜く観察してみると、わざわざお金を出して買ってる素材がフンダンにゴロゴロ自生してるなぁと、「スイカズラ」のアロマオイルと天然酵母を最近買ったばかりのワタシは、つくづく思いました。