昨日の30日は満月でした。
満月のときは、開花期モードの生殖型生長をするので、タネまきや挿し木をすると根量の多いよい苗に育ち、大きく育ったプラントは開花がすすみ結実もしやすくなるそうです。
ぎゃくに新月のころは生長期モードになるので、窒素が多すぎると開花しにくく実も玉のびしなくなります。若い苗は肥料過剰だとひょろっと徒長しやすくなったりもするので、海藻由来の活力剤やリンカリ肥料をうすめにあげると、開花や実の肥大を促したり、徒長を止めてガッシリと太い茎に育てられるそうです。
満月からなのか、「アメリカミズアブ」がグロウルームにやってきました。
別名「便所アブ」なんて名前がつけられちゃうくらい、生ゴミや下肥が大好きです。
家では生ゴミを「シマミミズ」くんたちに食べてもらって、いわゆる「ミミズコンポスト」をつくってますが、暑さが嫌いなミミズくんたちは、5月を過ぎた頃からミミズボックスから大脱走を始めます。暑くなったある日突然、ナポリタン・スパゲッティのようなミミズくんたちのカタマリができていて、ビジュアル的にはさすがに厳しいものがあります。
バラの上で休むミズアブくんです。
夏バテしたミミズくんに変わって生ゴミ処理を引き受けてくれるのが「アメリカミズアブ」の幼虫たちです。
生ゴミをいじっているとミズアブの成虫がブーーンとやってきて、あっというまにスゴい数のタマゴを産みつけていきます。
ミズアブの幼虫が孵ると、はっきり言ってウジ虫なので見た目がかなりグロいですが、生ゴミの処理能力はハンパないです。ミミズよりもたっさくん食べるし、コバエやゲジゲジなんかも減るのでメリットは大きいです。
まぁただ、ウジ虫がイッパイになるので見た目がキビシいし、ミミズとは共生できないみたいなのでミミズコンポストのファンからは嫌われています。ちなみに成虫のエサは、アブらしく「花の蜜」です。
ミズアブの幼虫のサナギです。幼虫は湿ったトコロがスキですが、サナギになる時には乾いた場所に移動します。年末の大掃除の時に庭のガーデニング用具をどかすと、このサナギがカラカラとイッパイ出てきました。
このサナギたちのちょっぴり悲しい現実も目にしました。はれてサナギから羽化しても、飛べないヤツが割と多いのです。よく見ると羽が変形してしまっていて、飛んでもクルクルと回転して落ちてしまいます。そのコたちのほとんどは「ナメクジ」のエサになってしまいます。
生ゴミからつくったコンポストは、庭木にマルチングしたりしてます。
このレタスの土にも、混ぜて使いました。
土に混ぜたコンポスト以外、とくに肥料はあげてなくても、こんなに大きくなるし虫もついてません。
味もとってもマロヤカでおいしいです。