春の野草の代表といえば、やっぱり「ツクシ」です。
ツクシは「 スギナ 」の胞子茎で、ツクシのアタマを軽く指ではじくと、キノコみたいにボワワーッと胞子が飛びます。
「ツクシは、いるかなー?」と多摩川の土手をなめるように探していると、やっと発見できました。
春の味覚としても根強い人気をもつ「ツクシ」。
食べる時は、とにかく新鮮なうちに。が鉄則だそうです。
茎についてる「ハカマ」をとって、水にはなして土ゴミをきれいに落としたら、たっぷりのお湯で湯がいて灰汁抜きをして、甘辛く炒めたり煮たりして佃煮にしたりパスタにしたり卵でとじたり。とレパートリーいろいろです。
そしてこのツクシ、じつはスギの花粉症のつらい症状緩和にスゴく効くそうです。
新鮮なツクシのハカマをむしって、チャーハンを作るかのように、フライパンで強火+油でジャージャー炒めた後、好みで味付けして、オイシく召し上がるだけで、ツライ花粉症の症状がスウーーッと消えていくそうです。( 効く人と効かない人あり )
生のツクシは日持ちしませんが、調理済みのツクシなら日持ちするので、昼のお弁当のつけ合わせに・晩ご飯の箸やすめにいかがでしょうか? 花粉症でないひとも・・・
近所の桜の開きぐあいでもチェックしようと、立ち寄ったところで、もんのすごい「ツクシ軍団」に遭遇しました・・・いちめんツクシです。
ツクシです。
自然農法マイスターの「 〜ニンジンの奇跡 〜赤夆勝人さん著 」によりますと、スギナが大量発生する土壌は「 カルシウム不足気味 」だそうで、畑なんかでもカルシウム不足になってくると、それをおぎなうかのように自然とスギナが生えてくるそうです。このツクシの群生場所も、やっぱり畑でした。
しかも、スギナには「 ケイ素 = シリカ 」も豊富に含まれるそうなので、引っこ抜いてイチゴや稲などのケイ素好きな作物の根元にマルチングしておけば、元気にしてくれそうです。
植物は、それぞれ溜めるのが得意な栄養素をお互いにギヴ&テイクしあいながら、共生してもいるんですねぇ。雑草自体が肥料であるということで、赤夆勝人さんは、「 生えてきた雑草は抜いた後は持ち出さず畑に置いておく。畑で穫れた作物の分だけ、天然肥料を土に戻す。」こうして土壌の栄養バランスを保つことが無農薬・有機栽培のコツだそうです。
・・・だったらいろんな食べ物をバランスよく食べてる
人間様の「 ウ○コ 」なら、植物にとって栄養満点のマルチプラントフードになる?
赤夆勝人さんによると、答えはYESだそうです ー が、水耕栽培や室内栽培での活用は、かなりハードル高いですね。