植物のキレッパシから細胞分裂させて大きくするには、植物ホルモンと肥料成分と糖分がいるんですが、植物の種類とか芽を出すのか根を出すのかによって、成分を微妙に変えなきゃいけないそうです。
面倒なので「キッチンカルチャー・セット」にくっついてきた培地セットをそのままつかいました。
寒天をお湯で溶かして、植物ホルモンやら糖分やら「ムラシゲ・スクーグ培地」という植物栄養剤を入れてpH値を調整してから、耐熱ビンにほどよく注ぎました。
「ムラシゲ・スクーグ培地」、ムラシゲさんとスクーグさんが発明した組織培養の定番中の定番な培地です。一般的には「MS培地」なんて呼ばれてるようです。
培養培地の成分は、つまりは水溶性肥料なのでNPKや微量要素を計算できるヒトなら水耕栽培用肥料でもOKだそうです。
培養培地の成分は、つまりは水溶性肥料なのでNPKや微量要素を計算できるヒトなら水耕栽培用肥料でもOKだそうです。
そして寒天培地を圧力鍋で殺菌しました。
ほんとは理化学専用器具の「オートクレーブ」を使うところです。ウイルスや微生物は煮沸しただけでは死なないので、「高熱+圧力」で胞子までパチンッとつぶして完ぺきな殺菌をするそうです。
ちなみに容器ですが、たんなるジップロックとかの耐熱プラッチック容器はNGです。溶けました。やっぱり理化学用の耐熱性プラッチック三角フラスコとかパイレックスなどのガラス瓶でないとムリです。フタさえなんとかすれば、ジャムとかのガラス瓶でも大丈夫そうです。
で、いよいよ植物の断片を寒天培地に植えつけます。ムズカシイことはないんですが、手間がとってもかかります。
こうやって植物片を寒天培地に移植して、フタをとじてしまえばもう無菌状態でなくても大丈夫なので、LEDとか蛍光灯とかの光にあてて「カルス」や葉っぱが出てくるのを待つだけです。でもココからが長丁場なので、殺菌がアマイと、カビがバタバタ発生したりもします。なので無菌ボックスのなかで管理した方が無難だと思います。
培養のビンにかぶせてあるフタは「キッチンカルチャー・キット」で一緒にGETできたんですが、通気できるように、ほんのちょっとだけ、すき間が空いてます。
ところがこのフタにぴったり合う耐熱性のちいさなガラスビンは輸出NGということで、日本でなかなか見つからず途方にくれていたとろ、未練たっぷりに捨てられずにいたワタシの大好物の「べごの乳発 会津の雪」というヨーグルトのビンがぴったり合いました!
ところがこのフタにぴったり合う耐熱性のちいさなガラスビンは輸出NGということで、日本でなかなか見つからず途方にくれていたとろ、未練たっぷりに捨てられずにいたワタシの大好物の「べごの乳発 会津の雪」というヨーグルトのビンがぴったり合いました!
このヨーグルトは、ほんとにメチャクチャオイシイです。
そして、だいたい2週間後に「ホワイトセージの茎片」から葉っぱがでてきましたー。
この後、一人前になるまでは・・・・どのくらい・・・かかるのやら・・・ちょっと後悔してます。挿し木の方が・・・ラクだなと思う今日この頃です。