というのは、培養液のpH値が7.0以上になると根っこが茶色くなって枯死していっちゃうし、逆に4.5以下になっても根っこが鉄のせいで赤く変色したり、肥料養分が吸いにくいものに変わっちゃうからだそうです。で、植物が順調で元気に育ってる場合、大きく生長して根っこが増えれば増えるほど培養液のpH値は、あっというまに上がります。一番ガシガシ食べたい肥料が酸性のチッ素やリン酸だから、それを吸えばpH値が上がるから・・・という理屈です。
なので、培養液のpH値はほとんどの場合で上がることが多くても、4.5とかに下がることは、ほんとにタマァ〜にしか起こらないので、アルカリ性のpHアップ剤よりも、酸性のpHダウン剤のほうが、圧倒的に出番が多くなると思います。
「酸」とつくものは「無機酸・有機酸・アミノ酸 etc 」いろいろあります。
「酸」ならば、なんでもダウン剤にOKかといえば、そうは問屋が下ろさなくて、培養液のpH値ダウン剤としてベストな酸は「無機酸」のみ! だそうで。
「酸」とつくものは「無機酸・有機酸・アミノ酸 etc 」いろいろあります。
「酸」ならば、なんでもダウン剤にOKかといえば、そうは問屋が下ろさなくて、培養液のpH値ダウン剤としてベストな酸は「無機酸」のみ! だそうで。
そして「硫酸・硝酸・リン酸」が水耕栽培に向いてる無機酸です。
無機酸でも「塩酸」は、植物にとってそんなに欲しくない成分のわりに、やたらムダにEC値が上がるので、pHダウン剤としては、ほとんどお呼びがかかりません。
そして一方の「有機酸」についてですが、バックリいえば「炭素がくっついてる酸」ってことになります。
身の回りにフンダンにある有機酸たちとしては、「 お酢・クエン酸・木酢液・竹酢液 」などなどスーパー、ホームセンター、薬局ですぐGETできるものばかりです。これがpHダウン剤になってくれたら、ほんとラクなのに!! とワタシも思います。
じゃあなんで、水耕栽培用のpHダウン剤に向いてないかといえば・・・それはズバリ!
「 有機酸は、植物の大好物 」だからです。だからせっかくわざわざ有機酸でpH値を下げても「あっ!」というまに吸われてpH値がもとに戻っちゃうので、意味がないそうで。
というのも植物は、自分でもセッセと有機酸をつくっています。ワタシたち人間も疲れたり新陳代謝をあげたい時に「お酢」を摂れっていわれますし、ご高齢でもとってもハツラツ健康な方の多くは、酢の物をたくさん召し上がっているようです。
そしてそれは,植物も同じなんです! やっぱし代謝がよくなるんです! だからといって、有機酸をドバドバあげすぎるのはNGですし、適量与えるときも肥料グイになるので肥料不足に注意です。( 有機活力剤には、だいたい有機酸が入ってますから、それだけでも十分です。でも極端にEC値をあげたいときは、そんな理由から、活力剤の量もある程度増やした方がよいと思います。)
ちなみに有機酸がpH値ダウン剤として向いてないのは水耕栽培だけで、培養土ではOKなんだそうです。理由は、またいつか。
じゃあなんで、水耕栽培用のpHダウン剤に向いてないかといえば・・・それはズバリ!
「 有機酸は、植物の大好物 」だからです。だからせっかくわざわざ有機酸でpH値を下げても「あっ!」というまに吸われてpH値がもとに戻っちゃうので、意味がないそうで。
というのも植物は、自分でもセッセと有機酸をつくっています。ワタシたち人間も疲れたり新陳代謝をあげたい時に「お酢」を摂れっていわれますし、ご高齢でもとってもハツラツ健康な方の多くは、酢の物をたくさん召し上がっているようです。
そしてそれは,植物も同じなんです! やっぱし代謝がよくなるんです! だからといって、有機酸をドバドバあげすぎるのはNGですし、適量与えるときも肥料グイになるので肥料不足に注意です。( 有機活力剤には、だいたい有機酸が入ってますから、それだけでも十分です。でも極端にEC値をあげたいときは、そんな理由から、活力剤の量もある程度増やした方がよいと思います。)
ちなみに有機酸がpH値ダウン剤として向いてないのは水耕栽培だけで、培養土ではOKなんだそうです。理由は、またいつか。
で、水耕栽培の培養液のpH値にハナシを戻しますが、つまりは無機酸で下げたpH値が本命で、有機酸で下がったpH値はほぼシカトしてよいってことになります。
なので、効率よくpH値を調整するステップのひとつとしてワタシのやり方は・・・
新しい培養液をつくる時、家庭用浄水器に通した水道水に「ベース肥料」を入れた段階で、pH値を5.5ほどに下げてます。(バラ科は水道水の原水そのままにしてます)
もしも「ケイ酸資材」など無機・有機をとわず強アルカリ性の活力剤を入れたいときは、ベース肥料の次にアルカリ性の活力剤も入れてしまってからpH値を 5.5 に下げてます。
その後に、中性・酸性の有機活力剤をいれています。もし有機活力剤を入れて、pH値が4.5とかに下がっても放置してます、どうせすぐ吸われるので。
新しい培養液をつくる時、家庭用浄水器に通した水道水に「ベース肥料」を入れた段階で、pH値を5.5ほどに下げてます。(バラ科は水道水の原水そのままにしてます)
もしも「ケイ酸資材」など無機・有機をとわず強アルカリ性の活力剤を入れたいときは、ベース肥料の次にアルカリ性の活力剤も入れてしまってからpH値を 5.5 に下げてます。
その後に、中性・酸性の有機活力剤をいれています。もし有機活力剤を入れて、pH値が4.5とかに下がっても放置してます、どうせすぐ吸われるので。
「ベース肥料→(アルカリ性の活力剤)→ pH値を5.5にさげて →有機活力剤」ってかんじです。最後にEC値を計って、範囲内なら植物に培養液をあげてます。次の日の培養液のpH値をはかるとほぼ5.5になっていることが多いです。
で、2〜3日してpH値が7.0以上になったらpHダウン剤で 5.5 程度にさげて、さらに数日後に二度目にpH値が7.0くらいになったら、培養液をゼンブ取りかえてます。
というのも、以前も触れたとおり元気のいい植物は、培養液を新しくしてからたった4日ほどで肥料養分のバランスがガタガタになっちゃうので、pH値が2度目に狂ったら、いくらpH値を調整しても、肥料バランスが崩れた培養液は植物にとって吸えないからだそうです。
たとえば、培養液を減った分だけ、何ヶ月も注ぎ足し注ぎ足ししていると、だいたい生殖生長期(開花期)におかしくなるのは、培養液の中の肥料養分がものすごく偏ってくるから・・・ということなんですねー。
たとえば、培養液を減った分だけ、何ヶ月も注ぎ足し注ぎ足ししていると、だいたい生殖生長期(開花期)におかしくなるのは、培養液の中の肥料養分がものすごく偏ってくるから・・・ということなんですねー。